2008年09月14日
将官ベルト
某氏からのリクエストで将官用ベルトについて紹介する。まあそれほどネタが豊富、というわけでもないのだが。
1940年式の将官ベルトバックルのアップ。35将校ベルトとよく似たデザインだが、裏がフック式になっているところ(35はギボシによる固定)が大きく異なる。43年に銀糸織物ベルトが採用されるまで礼装・常勤ベルトとして使用され、野戦用には将校用と同じ装備ベルトが使われていた。もっとも55,58,59年規定では常勤兼野戦ベルトとして使用されるようになったのだが。
バックル裏に当て革がしてあるところが高級感を醸し出している。
1969年式の将官バックル2種。金色の常勤用、カーキ塗装の野戦用が存在する。上の常勤用には金メッキがしっかり掛かっているはずだが画像のものは真鍮の地肌が見えてしまっている。
制定年は定かではないがやはり69年ごろの制定と思われる海軍ベルト。
これまた真鍮の地肌が見えている。
このベルトが使用される状況としては紺色の詰襟キーテェリ服くらいしか思いつかないが(唯一規定本に解説図が載っているのだ)、海軍歩兵の将官が黒野戦服と組み合わせることも考えられる。まあ旅団長が黒服を着るなんて時は実質、式典か(特殊な)閲兵の時位のような気もするが。
1940年式の将官ベルトバックルのアップ。35将校ベルトとよく似たデザインだが、裏がフック式になっているところ(35はギボシによる固定)が大きく異なる。43年に銀糸織物ベルトが採用されるまで礼装・常勤ベルトとして使用され、野戦用には将校用と同じ装備ベルトが使われていた。もっとも55,58,59年規定では常勤兼野戦ベルトとして使用されるようになったのだが。
バックル裏に当て革がしてあるところが高級感を醸し出している。
1969年式の将官バックル2種。金色の常勤用、カーキ塗装の野戦用が存在する。上の常勤用には金メッキがしっかり掛かっているはずだが画像のものは真鍮の地肌が見えてしまっている。
制定年は定かではないがやはり69年ごろの制定と思われる海軍ベルト。
これまた真鍮の地肌が見えている。
このベルトが使用される状況としては紺色の詰襟キーテェリ服くらいしか思いつかないが(唯一規定本に解説図が載っているのだ)、海軍歩兵の将官が黒野戦服と組み合わせることも考えられる。まあ旅団長が黒服を着るなんて時は実質、式典か(特殊な)閲兵の時位のような気もするが。
Posted by Yakov at
16:58
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