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Yakov

2009年01月26日

熱帯服

旧ブログでちょくちょく紹介しているので通し番号が振れなくなってしまったが、久しぶりにこのネタを。





1968年製の海軍熱帯服(沿岸防護部隊用)上下。ベージュ色の綿生地だが結構厚手の半袖ブルゾンである。後に出現する海外派遣服の原型、といってもいいだろう。ポケットの裁断がやや違う以外はよく似ている(ズボンはよりクラシックなサイドタブ付きだが)。このタイプ(ただし胸ポケットはない)の服自体は1965年に採用されたのだが、シャツにポケットが付くようになったのに合わせ、改良されたものだろう。
・・・実は某博物館流れのサンプルらしく、チェックした主計大佐のサイン入りメモが付いていた。ロシア税関で見つかるとスキャンダルになるので取り去っておいたが、そもそも私が博物館から持ち出したわけではないので誤解なきよう(・・・まあ某バイヤーから買ったのだけど)。



以前にも紹介した61年式熱帯軍服シャツ裁断。将校用とほとんど変わりがないのだが、兵用ということは半ズボンと合わせなければならないのだろうか。(乗馬ズボンをぶった切って自作するとかは考えていない)。





特に熱帯用に開発されたのではないだろうが、熱帯では汎用されたソ連製軍靴。87年製だが変なビニール製のタグが付いていてКИМРЫの表記があった。ソ連製運動靴の俗語・キムリィの語源となった工場(都市名)なのだろう。  

Posted by Yakov at 17:55Comments(4)