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Yakov

2009年04月08日

海軍新型作業服(2)

 早速看板に偽りあり、みたいな展開で失礼。



水兵用の艦上作業服は襟にジョンベラを取り付け(もしくはセーラー服を下に着)て着用する綿製2ピース服で、旧ブログの初期にすでに紹介済みである。この服は92年型・・・ということになっているが(これを新型というのはさすがに恥ずかしい・・・)小型肩章が最初からデフォルトで付いていること、生地の青がかなり明るくなったことを除けばほとんど旧型通りである。
この服装においてはソ連時代とほとんど変わらない様式なのだが、契約志願兵は将校型の黒に白線のピロトカ、徴集兵は紺の作業ピロトカ(ソ連時代には黒ピロトカもしくはベレー帽しかなかった)を着用するよう定められている。



ロシア軍の夏用セーラーは実は微妙に異なっている。袖の青+白ライン部分が白一色となり、襟も白一色になっている。まあ襟にはソ連型のジョンベラをつけるので着用時の印象はソ連時代と似た感じになるのだが。
それにしても、襟と袖が白一色というのは(染め替えて)帝政もどき服を作るのに重宝するかもしれない(笑)。なにしろ帝政の親衛艦の乗員は襟が赤/白、国境警備隊は緑/白であったわけだし。  
タグ :海軍水兵服

Posted by Yakov at 18:31Comments(0)

2009年04月07日

海軍新型作業服(1)

 ・・・とまあ虚仮脅しの表題にしてみたが、所詮このブログのことである。地味~な代物しか出てこないのであった。





主に潜水艦の艦内着として使われる作業服はソ連時代を通じて民間の作業服と大差のないシンプルなものが主であった(旧ブログの最初期に紹介した)。2004年型の艦内作業着というのを今回入手したのだが、ソ連時代の熱帯用青ブルゾンと作業着の中間のような代物である。ソ連型では名札以外は一切記章をつけなかった作業服に対しエポレットには差し込み肩章も着用可能で、それなりに使えるポケットも充分に備えている。裁断はシャツ型・・・というよりロシア鉄道型のようなデザインになっているようだが・・・。供生地の綿ズボンがあるので艦内作業着と認識するのが順当であろう。

次回は兵下士官用でも。  
タグ :海軍作業服

Posted by Yakov at 17:14Comments(0)

2009年04月06日

鉄道・交通ネタ(8)

 今回も資料性の乏しい画像紹介でお茶を濁すのだ。



4~50年代の検札員バッジから。下の二つはそれほどかけ離れた時代ではないと思うが、左は「トロリーバス」右は「旅客交通機関」と区別がつくようなつかないような記載がある。省や交通局の名称変更の端境期のものかもしれない。上のバッジは近郊鉄道のものだろうか。どこの路線かまだ調べていないのでそのうち補足したいと思う。



70年代以降のものだろうか、バスの検札員章である。バスの形式が一世を風靡した(ソ連限定だが)ハンガリー製の「イカロス」のように「も」見える(さすがに断言は無理だが)。80年代、インツーリストの仕切る大都市旅行では必ず「イカロス」タイプがチャーターされたものだが、同時代、街の路線バスは大抵物凄い旧式のソ連製だったはずである。この辺はささやかな見栄というか願望というか(苦笑)。

  

Posted by Yakov at 20:47Comments(2)

2009年04月05日

親衛部隊章(2)

 海軍型親衛章(戦後すぐに廃止されたが)は以前紹介したと思うので通常型のヴァリエーションでも。
実はそれ専門の書籍がロシアで発行されているのだが真面目にやっているときりがないので代表的なものの画像を並べるだけでお茶を濁すのである。





手の届く範囲から何個かピックアップしただけでこの始末である。旗部分のパターン、七宝(最後にはエナメル塗装となる)からスクリューバックのネジ径まで皆違うのだが、ネジ径は時代が下るにつれてだんだん細くなる傾向にある。最後にはお土産バッジ並みのピンになってしまうのがなんとも。



今現在ちょっと見つからないのだが(購入した記憶はある)このようなタイプの(よりマシな)ピンバックのものも90年ごろには出てきたようだ。まあ服に穴を開けずに済むのはありがたいが、紛失しやすいのが痛し痒しである。



さすがに解像度の荒い写真だけでは申し訳ないので代表的なものを・・・。左端が40年代、中央が6~70年代、右が最末期のエナメル塗装タイプである。旗の地紋が梨地から波紋型(時代を追うごとに鮮明になる)になっているのが判る。  

Posted by Yakov at 18:54Comments(0)

2009年04月04日

一次戦リエナクト(6)

 本日所用につき手抜き更新で。例のSSO製品の画像を貼って逃げるようなレベルで失礼。





1912年式の将校野戦装備。現代ロシアでも帝政が舞台の映画は数多く作られていたのだがその小道具が市場に出回ることもなく(何しろ製作にも経費がかかるので厳しく管理されているのだ)ソ連時代の斜革を2つ組み合わせたようななんちゃってサスペンダーに甘んじていたリエナクターも多かった。ようやくある程度大量生産されるようになったのはありがたい限りである。
碇型の金具なども真鍮で一から作った豪華版なのだ(手作りゆえに金具は多少歪んでたりもするが)。予約を入れておいたので、5月には拳銃のランヤードや半月型拳銃弾ケースなども紹介できると思う。



モスクワの友人に手作りで完璧な制帽を作ってくれるマスターがいるのだが、黙っていると古い生地で作ったうえに経年加工までしてくれるため、時々ありがた迷惑と感じることがある。一次戦のリエナクトは多くの場合「一般ギャラリー向けのショー」に近いので、こういう綺麗な制帽で参加したいこともある。
・・・まあ弾着の泥を思いっきり被るのですぐに古びてしまうのだが(笑)。

・・・重ね重ね、今回は内容がなくて申し訳ない。
  

Posted by Yakov at 20:49Comments(0)

2009年04月03日

親衛部隊章(1)

 42年に制定されたソ連軍親衛部隊章については(海軍型はさておき)このブログをお読みの方々なら先刻ご承知であろう。一番有名なこのタイプのヴァリエーションはあとにして、今回は「派生型」について。



まずは現代のものから。左端は戦勝60周年記念ヴァージョンで、戦勝記念日に行進した「当時のコスプレ要員」が着用したもの。遠目には普通の親衛章のように見えるので便利である。右端は94年に制定されたロシア軍親衛章の正規ヴァージョン。で、真ん中は・・・92年以降の移行期の生産品という説と試製の型を使ってPX品として売り出した・・・という説がある。まあ実のところマニア間でしか流通していないので微妙なのだが。



うろ覚えだが多分カザフスタンのもの。これ以外の中央アジア諸国のものも集めたいのだがなかなか・・・。



以前にも紹介したがキューバとベラルーシのもの。ソ連時代に代行生産したキューバ軍の物は70年代くらいだろうか、七宝の出来は上等である。ベラルーシの方は90年代以降ということで七宝風の塗装になってはいるのだが、塗装としては中々グレードの高いものとなっている。


  

Posted by Yakov at 20:07Comments(2)

2009年04月02日

鉄道・交通ネタ(7)

 これまた旧ブログで散々特集した民間商船ネタ。



今回入手したモルフロート(海上航路船舶)の上着。軍で言えば中佐相当ということで大型船の船長クラスの服である。77年以降の服なので海軍によく似た2列3個ボタンの裁断でボタンは全て留めるのがデフォルト。



60~70年代前半にはこの画像のように襟がこじんまりしたデザインで、(第一ボタンは飾りとして)2つ留めで着用するファッションが普通であった。





60年代からそうなのだが、下級船員は海軍型の錨ボタン、上級船員が海軍提督型の国章+錨をあしらったボタンを使用していた。中級・上級船員は・・・というと、この画像のようなやや複雑なデザインのものを使用していた。ドイツ(ナチ及び西独)のデザインによく似ているが裏面がプラスチックのものが非常に多いので間違えることもないだろう。

今回は手抜き更新で失礼。

  
タグ :船員制服

Posted by Yakov at 19:57Comments(0)

2009年04月01日

ヤポニスタン

・・・今回は題名のみエイプリルフール、ということで。普段から(適当なことは言うものの)意図的に嘘などつかない筆者にとって冗談というものは実に荷が重い。





偶然発見したヤポニスタンの初期制帽・・・なわけはなく、МОСФИЛМの倉庫から出てきた旧日本軍制帽モデル品(の残骸)。アメリカ製レンドリースのウール生地で作ったようで、色合いが妙にそれらしくて笑える。帽子のバンド幅が狭すぎる感じがするが、日本軍以外には見えないのは事実であろう。どのようなツバがついていたのか気になるが。
以前中央アジアで作られた映画の「日本兵」はソ連海軍のツバ付き青略帽を被っていたらしいが(<これはエイプリルフールではない)モスフィルムで作られた衣装はまあそれなりの仕上がりだったようだ。





これまた映画倉庫から発掘したもの。多分真ん中に金線を入れて日本軍将校の階級章にしたのだろうが、金線は剥がされてしまっている。ま、ヤポニスタン軍少将の襟章でないのは間違いない(笑)。

先日向こうの知人に頼まれて中田商店製のレプリカ一式(陸軍の兵と士官)を買い込む羽目になった。現地ではこれを元にしてさらに再コピーを行なうと思われるが、どんなものが仕上がるのか実に楽しみである(<他人事)。  

Posted by Yakov at 17:57Comments(2)