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Yakov

2009年09月30日

再びピオニール(3)

 ピオニールの制服は旧ブログでも紹介したし、そもそも誰もが知っている制服なので多言を要さぬ、とも思うのだが(<当社比)。



とりあえず7~80年代型の一般的な白シャツ制服。ピオニールの資料集など見ていると色、形とも膨大なバリエーションがあるので困ってしまうのだが。





合皮のベルトが付いている方は7~80年代のもので、単体のバックルは5~60年代のものだろうか。後期型では単にプレスで作った一体型のフック部分が旧型では別部品をロウ付けしてあるのがよくわかる。ちなみに合皮のベルトは布にコーティングしたようなものとは違い、屑革によく似た素材を圧縮した面白い素材で出来ている。まあ某店のサイコロステーキのような感じだろうか(<時事ネタ)。





イカの一夜干しのような画像で失礼。ピオニールというより学童制服なのだが、女児制服用の替え襟とカフスである。以前レース付きでヒラヒラした形状の替え襟を紹介したが、こういうきっちりしたパーツも面白い。
この辺の服飾小物の選択は個人の趣味に任されていたようで、ソ連時代の授業風景スナップでもいろいろなパターンが確認できる。
・・・バニーガールのように直接身につけるものではないので誤解なきよう(<アグネス激怒)。

  

Posted by Yakov at 18:15Comments(0)

2009年09月29日

再びピオニール(2)

 重箱の隅のような内容で恐縮だが(笑)。



ピオニールのシンボルである赤ネクタイ(ネッカチーフというべきか)2種だが、同じ80年代の製品でありながらおそろしく色調に差があるのだ。読者の皆様のモニターではそれ程の差が出ていないかもしれないが、手前のモスクワ市内工場製と奥のタシケント市工場製ではまったく別ものの様な有様なのだ(手前はオレンジ色に近い朱色、奥は真紅)。化繊製な上にソ連のこの手の染料は異常に耐久性があるので褪色とはもちろん思えない。国家規格番号、材質、年代(88年と89年では差も出るまい)が同一でここまで違うと「国家品質管理局(ОТК)はどこを見てるんだ」、という気になる。



学生寮で隣人だった小学生女児(学生寮の一部は普通のアパートになっていたのだ)の父親は民警だったのだが、夏休みには関係者家族向けのピオニールキャンプに行っていたそうだ。
このバッジは保養所「サリュート」のものだが、ピオニールのモチーフと「KGBマーク」をあしらっている辺りから(現ロシアでも)保安関係者家族向けの保養所として残されているようだ。



上質サテン地のピオニール旗。70年代以降のものだろうか。以前旧ブログで戦前の旗を紹介したこともあったが、これは周囲に房もなく結構シンプルなつくりだ。ラッパにつけるようなペナントと違い、旗竿につけるようにはなっているのだが50cm角程度の小型旗なので使用目的はイマイチよくわからない。

次回はまた制服ネタでも。
  

Posted by Yakov at 17:44Comments(0)

2009年09月28日

再びピオニール(1)

 アグネス激怒・・・な方向には進まないのでご安心のほど(笑)。





水兵帽型子供帽というのは帝政時代から男女問わず愛用されたわけだが、ピオニールにおいても「ピロトカ型」「ブジョノフカ型」と並ぶ定番デザインとなっている。
オーロラ号の文字入りペンネントがつくものが有名だが(確か旧ブログで紹介した)この例ではプラスチックの錨2種が彩りを添えているほかはペンネントの巻かれていない帽体と尾骨のごとく退化した(笑)リボン製模擬ペンネントの下端が縫い付けられた簡単な製法となっている。サインからして持ち主は女児だったようだが、この手の帽子は男児も結構好むジャンルなのであった。



このピロトカもやや変則的なデザインだ。白いリボンなどを縫いつけて結構手間のかかった代物なのだが、裏側は赤地のままだった・・・と言うのが笑える。

追記:裏側というのは裏面でなく(画像の反対側の)表面です。

  

Posted by Yakov at 17:51Comments(0)

2009年09月27日

刺繍(3)

 今回は刺繍の技術面・・・と言うほどややこしい話ではないのだが。



ソ連の刺繍工房に納品される金コイル及び銀コイルを以前某知人から購入した。純金と純銀製品のため当時の金地金相場で購入・・・と言う、まことに洒落にならない展開ではあったのだが、日本の手芸品屋で微量のコイルをいちいち購入することを思えばまあ止むを得ない。
現代ロシアでは将官用の刺繍さえ真鍮コイルあるいは真鍮メッキ卑金属に成り果ててしまった以上、これまたコレクションであるわけだ。ま、実用に供する根気はちょっと持ち合わせていないのだが(笑)。



上記のコイルは中心に木綿糸を通して土台に固定するわけだが、いわゆる金糸・銀糸刺繍に利用する糸もディテールによってはある程度使用することになる。少量ながら確保せねばならない資材なのだ。



現代ロシア・小型船舶監視官の制帽ツバ用オーナメントだが、2枚目の画像にある金糸によるミシン刺繍でこと足れり、という製品が増えてきたのが現状である(悲)。



将官礼服、あるいは軍楽隊礼服の袖章のベースとなる厚紙製型紙。ソ連のコイル刺繍の緩やかな盛り上がりは表生地にこのような型紙を置き、綿糸を通したコイル金糸で紙の表面を覆っていく・・・という手法をとっているのだ。当然裏側には堅い綿布を敷き、刺繍が終ったあとは糊(多くは小麦を軟らかく煮たでんぷん糊)で固める・・・というのが基本手技なのだ。



中には金コイル刺繍と色とりどりの絹糸を駆使して複雑な紋章を仕上げねばならないこともある。
この例は(よくわからないが多分)モザンビーク辺りの高級将校の徽章用型紙だろう。
「モザンビーク国家元帥」とか言う階級があったのかどうかは知らないが(笑)。



これはオマケで50年代将官常勤服の絹糸による襟刺繍。まあ見たまんまである。
  

Posted by Yakov at 23:01Comments(0)

2009年09月26日

刺繍(2)

 明日はミリショーがあるのでかなりバタバタしている。
今回は雑多な刺繍パーツを羅列する感じになってしまうが、「本題」は次回なので、できれば呆れずにお待ちいただきたい。



43式外交官(二等書記官一級:少佐相当)の袖と襟の刺繍パーツ。適当なダブル服に移植する・・・ということは可能なのだが肩章はどうする?とか考え出すと有効利用は絶望的な気分になる(まあコレクションなので実用性は考慮外なのだが)。袖の周囲はコイル刺繍(カニーテリ)で囲まれているはずなのだが、なぜかこのパーツではごっそり欠けている。
だからといって自分で刺繍を足すのは正直御免こうむりたい(禁固刑でも受けない限りの話だが・・・)。



これは炭鉱夫礼装の袖章。大量生産品・・・というか支給対象が非常に多いのでコイル刺繍糸は真鍮製になっている。まあ手間的には変わらないわけで大したコスト削減になるかは疑問だが。



鉄道省高級職員の襟刺繍。パーツが揃ってきたのでいつかは組み合わせて見たいものだが、できたらできたで今度は制帽が致命的に入手困難だったりする(苦笑)。



もちろん制帽用に発注された刺繍もある。これは工兵または主計科将官(製造時期によっては衛生科将官かもしれない)の礼装制帽パーツである。これ以外にも将官制帽の顎ひも(ベージュ色の革に金コイル刺繍)やら元帥制帽帽体用刺繍などがあるのだがこれまた活用の目処が立たない(笑)。

次回はちょっと「技術的」なネタを。
  

Posted by Yakov at 17:44Comments(0)

2009年09月25日

刺繍(1)

 これまたアバウトな表題だが・・・。もちろん家にある刺繍部品をいちいちアップで撮影していたら2年くらいかかってしまうわけで、後でちょっと技術的な部分も紹介してみたい。
今回は導入として高級職員の服飾パーツについて。





元帥パレード服の袖パーツ。
当たり前の話だが、制服の仕立て屋が刺繍をするわけではない。別に発注したパーツをベースとなる服がある程度で来た段階で合体させるのだが、このようなパーツが時々出回るから面白い。仕立て屋で混乱しないように裏に鉛筆で注文主の姓が書いてあったりすることもある。
レプリカか実物かわからない高級将校の制服の真贋検定には分解して刺繍部分の裏を見るとよいかもしれない(笑)。もちろん冗談で言っているので誤解なきよう。



公務員の記章類の裏側。コイル刺繍の部分が多いので裏に固定用の糸がよく見える。それに対し、森林警備員の「鎚鎌」刺繍は普通の金糸なので裏もそのままだ。
裏地が結構バラバラなのがわかるが、しっかりと固定するために堅い綿地を台としているのがわかる。

・・・ちょっと来客のため以下明日。

  

Posted by Yakov at 18:30Comments(0)

2009年09月24日

体力勝負。

 細々したアクシデントが続いたもので、この数日はコレクションの山を整理しているだけで終ってしまった。発掘したネタはおいおい紹介することにするが、今回はあっさりと一発ネタで。





今回のモスクワ出張は10月15日にほぼ決定したので、これは「体育の日」ネタに温存しておいてもよかったような気がするが(笑)。

ともかく、自分でも何故買ったのかわからない70年代の握力計である(78年製造)。
筆者が(日本の)学校で体力測定に使ったものとはだいぶ違う(馬鹿でかくて測定針がむき出し)のだが、これは単に筆者がじじいなだけかもしれない。
2kg単位で20~120kgまで目盛りがあるが、この目盛りいっぱいに使うなど、非力な筆者には想像もつかない。

まあなんにしても基礎体力は大事である、ととってつけたような言葉で締めくくりたい(笑)。  

Posted by Yakov at 17:46Comments(2)

2009年09月23日

甘味(4)

 今回は蜂蜜の贈答パッケージなど。





いきなりこれかよ?という気もするが・・・。クラシックな樽にラベルを貼った贈答用蜂蜜で結構大きい(高さ30cm近い)。ロシア製品の常で中身はビニール袋やセロハンに包んで容器に収める・・・というシステム。
ボロ市で「空き容器だけ」買ったので「革命前の製品」のように成り果てているが、90年代の市販品である。







これも友人からもらった蜂蜜のパッケージ。ロシアの高級陶器ブランド(ソ連時代以後は大衆的な価格のものが主流になったが)、グジェリ製品を容器に使っている。彩色工のサインも入った上等な容器で、ちゃんとスプーンまでついているのがなかなかお洒落である。

「横川の釜飯」の空き容器をついつい溜め込んでしまうような感じでちょっとアレだが、この容器なら装身具入れとかにも利用できそうだ。  

Posted by Yakov at 18:27Comments(0)

2009年09月22日

連邦保安局(7)

 だいぶ間が空いてしまったが、ちょっと番外編ということで。
連邦保安局の「制服を着ない専門家」というとなにやら不穏当な響きがあるが、当然そこにも技術開発関係の部局があるわけで・・・。友人の奥方の縁者がその関係らしく、ちょっとした記念品をもらってきたのだ。



向こうではメジャーな記念品であるヴィムペル(ペナント)。特別技術センター50周年の文字がある。こういう部局のエンブレムは近年デザイン変更ブームであるため慢性資料不足な状況にある(ネットでもいちいち探しきれない)ため実にありがたい。



何のことはない宣伝ビニール袋だが、なにしろ「INTERPOLITEX」(そういえばもう来月の末だ)などの準外国向け見本市にはあまり出展しない「機関」のものなのでこれも結構ありがたい。あまり手に持って出歩かない方がいいと思うが(笑)。





見難いと思うが転写式ステッカー。試作設計局とでも訳すのだろうか、「ルビヤンカ」というそのまんまな屋号(?)が見える。

ちなみに当人の専門分野だが、なにしろ直接の知人ではないのであまり詳細な情報はもっていない。
いや、まあ祖国を裏切るわけには行かないので・・・(<真に受けないように)。



  

Posted by Yakov at 18:18Comments(0)

2009年09月21日

旗日(2)

 ・・・勤労感謝の日は10月だった、というのは置いといて。本日もちょっと旗のネタを。



ソ連時代もそうだったが、現代ロシアでも祝祭日には旗の移動販売ワゴンが出没する。
本当に小さな小旗からそこそこ豪華なものまで並んでいるのだが、今年5月の戦勝記念日に見かけたのがこの「勝利の旗」バージョンである。
ベルリン陥落のシンボルとして知られるライヒスタークに掲げられた赤旗・・・部隊番号は後に書き加えられたものだが・・・のオリジナルはモスクワの中央軍事博物館に保管されている。モスクワ戦勝パレードには必ず護衛付きではるばる運ばれてくるというアレなのだ。

印刷は結構適当なのだが「せっかくモスクワにいるのだから買っておこう」、という気にさせられる、なかなか上手い商品だと思う。



ソ連時代の小旗でピオネールとかが好みそうなデザイン(多分革命記念日用)である。
販売時の物価水準が明確でないが、73年規格(国家規格番号まで入っているのだ)で9カペイクというのはやはり超廉価といってよいのではなかろうか。
ただしかし旗の軸に上下逆さについている(工場規格の釘打ち式である)というのは安かろう悪かろう・・・というか国家品質管理局はどこを見ているんだ、という気がする。



何となく春ごろ紹介した気もするのだが、ソ連の祝日用小旗の典型例。花火の意匠を見るに戦勝記念日用という気がするが。製造年代不明だが、価格は15カペイクとなっていた。  

Posted by Yakov at 17:22Comments(2)

2009年09月20日

旗日(1)。

 昨日更新を休んだのは別に勤労感謝の日がどうとかではなく・・・(ささいな事故だったのだ)。
しかしまあ、「勤労感謝の日」などと言うとソ連の休日みたいだが、戦前の名前が「新嘗祭」だったことを思うと、あちらとはベクトルはだいぶ異なるようだ(笑)。

ともあれ今回は旗にちなんだ番外編でも。





80年代のソ連国旗。国家規格なのでちゃんと長辺と短辺が2:1になっている(サイズは180X90)。上質のサテン地だが、絹ではない。旗竿との固定方は標準的な「差し込み式」になっている。



某協会のバザーで購入した日本製のロシア社会主義連邦共和国(ソ連時代、РСФСР)国旗。縦横の比率が正式とは異なり、さらにスカイブルーのはずの下半分が紫がかってしまっている。
だがまあ、ある意味ロシアでは入手できない貴重品、と言えなくもない。



同じく日本製ソ連国旗。旗竿の固定方が上記同様3点止めになっていたり、上下で二枚の生地をつなぎ合わせてあったり、さらに縦横比率が規定と異なったりと相違点は多いのだが、鎚鎌の意匠は結構凝っていて面白い(まあ国旗としては問題があるのかもしれないが)。

  

Posted by Yakov at 20:10Comments(2)

2009年09月18日

携帯?

 意味不明の表題だが中身も投げっぱなしで失礼(先に謝っておくのだ)。





携帯用のロウソク、というのはわかるのだが、何のためなのかイマイチ不明なのだ。
宗教行事のマイロウソク・・・という気もするのだが教会に献納するロウソクは大抵蜜蝋・・・のような黄褐色で細長いものが主流で、このようなパラフィンロウソクを(正教会では)目にすることはあまりない。
ロウソクをもって行進する・・・にしても風防を閉めたら即消えそうだし、進行方向に風防を向けて(裏蓋は空ける)進む・・・と手に垂れた蝋がかかりそうである。

軍隊の携帯照明だったりすると面白いのだが、葬式・慰霊祭に使う物と考えるのが妥当な気がする。

・・・謎は謎のままで本日はフェードアウト(<今日もやり逃げ)。  

Posted by Yakov at 17:22Comments(0)

2009年09月17日

兵士の娯楽(2)

 以前紹介したトランプからだいぶ間が空いてしまった。



97年ごろвоенторгで購入したトランプ。ロシア式36枚でなく、こちらで一般的な52枚式になっているので外国人にはありがたい。絵柄は結構ベタで「兵器の写真」とジャック:将校、クイーン:女性兵士、キング:将官・・・のイラストを服装規定書から取っている、というのが笑える。なぜか空挺や海軍歩兵がジョーカーなのも(意味不明ながら)傑作だ。



これは2000年ごろ、友人にもらったジョークトランプ・・・の軍ネタタイプ。
絵柄はロシアの風刺漫画にありがちなアクの強い絵柄で、装備や服装は超適当である(笑)。
枚数はこれも52枚と「世界標準」なのだが、テーマは戦争映画や有名な史実から取った名台詞をひねったものが多く、その意味では外国人へのハードルは高そうだ。

・・・ていうか外人はそもそも手に取らない気がする。
  

Posted by Yakov at 17:55Comments(0)

2009年09月16日

計算機(1)

 日本でも(ソ連カメラと同様に)入手可能なものなのでこれまで紹介してこなかったのだが・・・。





1940年代、クルスク市計算機工場製の「フェリックス」型機械式計算機。日本でいえばタイガー計算機・・・というわけだが、そういう筆者とてタイガー計算機をリアルで知っているわけではない(骨董市ではよく見かける)。
目盛りをあわせてハンドルを回すことで加減乗除の計算が・・・というやつで計算尺同様「50年代技術者の必需品」のイメージだ。
メカ的な魅力は相当なものだが、何しろ死ぬほど重いのでモスクワから持ち帰る気は起きなかった。日本で売ってくれた新宿の某カメラ店には感謝するほかはない。
・・・価格のうちかなりの部分は「送料」ではないだろうか。

実は最近ソ連なつかしグッズ紹介サイト(もちろんロシアのサイトだ)ばかり覗いているため7~80年代のソ連電卓にも興味が出てきて困っている。来月にはまたモスクワに行くのだが、またつまらぬものを山ほど買い込んでしまうかも・・・。使いもしない計算尺がうちに何個も転がっているというのに業の深い話である。

  
タグ :計算機メカ

Posted by Yakov at 18:01Comments(6)

2009年09月15日

旅行用品(7)

 ちょっとバタバタしているので簡単に。







何回もコンパスばかりとりあげた気がするが、この民間用コンパスは軍用より一回り大きい。まあ西側の軍用コンパスと比べると標準的、なのだが。
商品名は"Азимут"。何のことはない「方位」という意味なのだ。何となく玩具おもちゃした外観だが、まあ機能があればそれでよいわけで。

・・・おまけに「色が派手だと失くしたりしなくてよい」、のかもしれない。KLMKパターンのキャンプ用品なんぞ作ったら探すのに物凄い手間がかかりそうだ。



何のことはない洗面台の栓なのだが、これも立派な旅行用品なのだ。
80年代にソ連旅行を計画したことのある人ならご存知だろう、ソ連のホテルには(風呂にも洗面台にも)栓がないからゴルフボールを持っていけ、というアレである。
レニングラードのアストリアとかモスクワのメトロポールならそんなこともないのだろうが、ツアー旅行者が使うようなホテル(料金だけはそこそこ高い「コスモス」とか「ウクライナ」あたりでも)だと確かに比較的高い確率で栓がついていなかった。
そんなわけでボロキレをビニールに詰めるとかゴルフボールをはめ込むとか苦労して風呂に入った人々も多かったと思う(筆者はシャワーだけ、ということが多いので特に困らず)。

さすがにゴルフボールをいちいち持っていくのもアレなので、94年ごろにキエフスカヤ駅近くの大工用品店で買ったのがこのプラ栓。その数年後のモスクワ某大学生時代には結構重宝したが、(栓の規格が必ずしも全ソ連共通ではないので)ホテルでは役に立たないことも多々あった(笑い)。


  

Posted by Yakov at 19:50Comments(0)

2009年09月14日

情操玩具(9)

 また玩具ネタ。99年ごろにモンゴルで買ってきたものが偶然出てきたのだ。





ミグ21かはたまたスホーイの邀撃機か・・・いずれにしても88年規格、91年12月(思えばソ連最後の年である)製造のネタにしてはあまりに古い機種である。
イルクーツク・「ソ連建国60年記念航空機工場」製造、というのが結構(筆者の目には)新鮮だが、モンゴルからすれば「もっとも近場にあるソ連の大都市」、なので不思議ではないのだろう。

なんとも不思議な材質のプラスチック(やや軟質だがおよそこちらでは見ない素材なのだ)本体にポリの車輪がスナップオンと、実に味のある玩具である。・・・本物の航空機工場で作られたようだが、民需転換なのか記念品として作ったものを市販したのか正直よくわからない。素材が航空機用の特殊プラだったりするとマニアにはたまらない、ものかも(<他人事)。

ソ連製品の常で対象年齢が明記されており、この場合は「就学前児童まで対象」とある。





ひょっとしたら旧ブログで紹介したかも?と確認したが画像データがPCのファイルになかったのでとりあえず紹介しておく。
70年代の製品であろう、ゼンマイ式のルノホート(笑)。取り外し式のネジ巻きがついており、ジコジコ音を立てて歩くさまはさながらゴXブリである。・・・確かソ連が月に送ったもともとのアレは車輪式であったと思うが・・・(苦笑)。

ソ連の少年少女の月への夢を壊さないで欲しかった(適当)。  

Posted by Yakov at 18:00Comments(0)

2009年09月13日

甘味(3)

 またパッケージの話とか。





比較的古い時代のハルヴァ(ゴマ&ヴァニラ味)の空き缶。モスクワー「わが祖国の心臓」と妙にリキの入った商品名だが、単に「モスクワ」という銘柄がすでにあった、からだと面白い(根拠なし)。
工場名は「マラート(フランス革命の英雄マラーのこと)名称ヴィタミン・食品工場」といささか古風かつ「革命的」なので50年代のものかもしれない(・・・ひょっとすると47年のモスクワ創立800年記念かも)。



これまた懐かしいデザインのチョコレート菓子。北の熊ミーシカ(虫プロのアニメではない)と不器用な小熊はソ連時代定番のデザインに復帰している。90年代半ばくらいはデザインが「アニメ絵」というか今風になってしまっていたのだが、やはりこの手のデザインが一番落ち着く。  

Posted by Yakov at 18:40Comments(0)

2009年09月12日

金の話は・・・。

 コレクションで家計が火の車とかそういう話ではない(まあ現状を見るに、「当たらずも遠からじ」だが)。



帝政とか戦前の紙幣とかは結構集めているのだが、ソ連末期の紙幣というのは(多少トラウマがあるので)どうもコレクションという気がしない。ま、この画像の半分くらいは久々に古銭商からただ同然で買ったのが混じっているのだが。

ソ連時代は公式にルーブル海外持ち出し禁止だったこと、(88年現在)1ルーブル240円だったりで最初のうちは「余ったルーブルを持ち帰る」などとは考えなかった。
それが翌年には旅行者レートの24円というのが出来、気が大きくなったので「どうせ税関でも調べきらないのだから持ち帰ってもいいか、どうせこの後も行くんだし・・・」と25ルーブルとか持ち帰った後にソ連解体、続くハイパーインフレ・・・。そんなわけで「現役紙幣は持ち帰るまい」としばらく刷り込みがされてしまったのだ(今では平気で持ち帰っている。でないと再入国時に空港で雑誌も買えない)。

まあゴルバチョフがいきなり50、100ルーブルを使用中止にしたりしていた時代である。当時の市民の外貨偏重の気持ちは筆者にもよくわかった(今ではドルの方が信用できないけどな)。



参考までに93年にはすでに10000ルーブルがでていたがその後すぐにデノミで(確か2桁0が消えた)、97年にモスクワに住んでいた頃にはすでに「薬局のお釣り」でしかお目にかかれないような小額紙幣に成り果てていた。・・・で97年の後半にはまた3桁デノミで「10カペイカ」だかになってしまったと思う(この辺記憶が曖昧)。


Муляж(макет для кино)

・・・ここからが今回のネタ、ソ連国外貿易銀行発行の金券(すでに効力なし)・・・の模型。リエナクメントに使うためにちょっとアレしてみたのだ。
国防省ヴァージョンで国外で勤務する軍人の給料はこれで支払われたのだが、ソ連国内の外国人専用高級店"ベリョースカ"でも使えたためヤミの価値は非常に高かった・・・という代物。やはり早々に換金・・・というか物品購入に当てられたためだろうか、いまの古紙幣業界でもそこそこの値段がついているようだ。

・・・当時モスクワのベリョースカで買ったフィンランド製のムートンコートは今も持っている。映画「ゴーリキーパーク」でも使われていた「ソ連での高級品」だったわけだが、同じ売り場にあった似たような裁断のソ連製コートにしなかったことを、実は今でも悔やんでいるのだ(しかも3割がた安かったし)。

結局最後は「お金」の話になってしまうのも筆者の貧乏性ゆえ・・・であろうか(涙)。

  

Posted by Yakov at 17:52Comments(0)

2009年09月11日

甘味(2)

 以前にもちょっと触れたチョコレート菓子でも。



縁を三角に折り曲げたロシア式の包装は帝政期から基本そのままなのだが、さすがに戦後は薄いパラフィン紙かアルミ箔との二重構造になっている。
写真のうち「モスクワ郊外」は最近の銘柄(というか古い資料が発見できなかった)だが、バレエがモチーフの「霊感」(統X教会のナントカ商法ではない)や「アリョンカ」はソ連時代からの由緒正しい銘柄である。ソ連時代から何度もデザインが変わっているのだが、最近では60年代のデザインで落ち着いてきたようだ(ロシアにはそれ専門のサイトもあるのだ)。





その二種の元祖・100g包装のチョコレート。上のような包装のチョコレート菓子の多くはチョコかけワッフル菓子だったりするのだが、最近ではそのまんまミニサイズのチョコレート(包装も四角い相似形)をぎっしり詰め込んだ「詰め合わせセット」も人気だったりする。
  

Posted by Yakov at 19:30Comments(0)

2009年09月10日

地図+α(2)

 これも旧ブログで紹介したが・・・。



将軍出張用トランクに入っていた卓上筆記具入れなのだが、こういう(嵩張る、という意味で)ものを私物のように持ち歩くのは面白い。まあ将軍なので主な荷物は従卒~副官に運ばせるのかもしれないが。
アクリル製で卓上レンズ(<まさか雲形定規ではないと思う)、ディバイダー、ペンシルホルダーや地図用距離計が入るスペースが見える。
そこそこ大規模な作戦室には備品でついてくるような気もするが、こういうのを見ていると「総合演習に(出張で)来た将官に駄目出しされる可哀想な作戦主任」という絵柄がついつい浮かんでくる。



これも以前紹介した拡大鏡セット。2倍、4倍、10倍(ガラス製スケール付き)のセットだがシンプルな木製ケース入りで刻印も何もない。30年代からこちら、ソ連製品では大抵シンプルながら商品名(「設計士」とか)が金文字で入ったりするのだが、これは純正軍用として作られたのかもしれない。
ちなみに上のアクリルケースには収まらず。旧規格なのだろうか。



これは軍用ではなく鉄道省(戦前なので鉄道人民委員部)の刻印入り拡大鏡(角製)。屋外で使うにはあまりに華奢なので事務室の備品、なのだろうか。最近老眼気味なので日用品として使うことになりそうだ(苦笑)。  

Posted by Yakov at 17:46Comments(0)