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Yakov

2009年09月09日

地図+α(1)

 また適当な表題だが。





図嚢は以前紹介した海軍歩兵用の黒革製だが、裏のストラップにコンパス(時々時計も+される)を止める、というのは古くからの伝統である。・・・まあ一次戦とか30年代は図嚢の中にコンパスポケットがあったのだが。
ここでは(軍用とよく似た構造ながら)民需用の「旅行用」コンパスがついているのが面白い。裏に焼針で書いたような文字が大きく記されているが、カバンの持ち主が(多分)PXで買ってとりつけたそのまま、である。製造後まもなく持ち主の手に渡ったようだ。
色鉛筆の方は市販品(92年製だが)を普通に使っているので考証もかなり楽である。この画像では12色セットだが、よく見かけるロシア・ソ連製色鉛筆6色セットはなぜか「赤・紺・緑・黒・茶色・黄色」という地味な配色が多いようだ。軍における地図の色分けが反映されているのかもしれない(笑)。
時計の方はヴォストーク工場の「コマンディールスキー」の小型ヴァージョン(国防省注文品ではない)を付けてみた。


  

Posted by Yakov at 18:40Comments(0)

2009年09月08日

旅行用品(6)

・・・というより軍の出張セットに入っているものを。



戦前の出張セットでは歯ブラシは2分割して木製の筒に収納、現ロシアでは専用ケースに収納(次画像)したわけだが、おそらく石鹸と歯ブラシ(歯磨き粉も?)収納したと思われるケース。よく知らないが、某軍事博物館の倉庫に転がっていた余剰品らしい(笑)。ソ連家庭用品生産省と工場名「十月」が記された紙が入っていた。





現ロシアの歯ブラシ・ケース。PXで購入したが、軍民共用のものだと思う。
サイズ的に結構大きいのだが、手持ちのソ連製歯ブラシにはこれよりも短いもの(上記の石鹸箱兼用ケースに入らなくもない)が結構あった。まあこういう日用品の国家規格を集めるのも面白いとは思うが、賽の河原みたいになるのであまり積極的には・・・。  

Posted by Yakov at 19:40Comments(0)

2009年09月07日

情操玩具(8)雑誌つき

 最近ロシアでも模型付き雑誌が流行りだし、その辺のキオスクでも買える様になった。まあこれまでも風刺雑誌クロコディールにジョーク的なおまけがついたことはあったが・・・(<この場合茶袋に入っていて外からは見当がつかない)。



ちゃんとしたとしたロシア製1/43スケールのミニカーがついてくる。まあなんにしてもアイテムが非常に渋いのは間違いない(笑)。雑誌として流通しているので、バックナンバーは普通せいぜい先月分しか手に入らないわけだ。当然マニア間ではプレミアがついて売られている。

・・・ディXゴステXーニかよ、と笑っていたら本当にXィアXスティーニ現地法人の発行だった。



内容的には実にきっちりしていて固定ファンがついている、というのも納得できる。
・・・ま、筆者は年に2ヶ月程度しか滞在しないので、自然割高なプレミアつきを買う羽目になるわけだが。  

Posted by Yakov at 17:18Comments(0)

2009年09月06日

偉人

 何の脈絡もない一発ネタ。



ドストエフスキーの金属製胸像。特別ファンでもないのになぜうちにあるかというと・・・。実は(モスクワで滞在していた家の)友人が「要らないからやる」といってくれただけなのだ。
ただその経緯が問題で・・・。帰国間際、そいつが勝手に人のトランクに放り込み、(異常に重いので)出発直前に中身を調べたら気付いた、というたちの悪い悪戯だったのだ。早めに気付いたので「郵送分」の荷物に入れ、難を逃れたのだが(苦笑)。

この手の悪戯はこれまでいろいろな奴にやられたことがあり、T34の76ミリ薬莢をキャンプ帰りのリュックに入れられたときは心底困った(荷物は発送した後だったし、空港税関は間違いなく通してくれない)。
この春には同じ奴に30年代のアイロン(激重)をトランクに入れられたりしたのでトランクには常時鍵を掛けておくつもりである(苦笑)。

・・・今回、重さの話しかしていない気がする。ドストエフスキー愛好家の皆様には申し訳ない限りである。

  

Posted by Yakov at 18:28Comments(2)

2009年09月05日

旅行用品(5)

 今回のブツは正直どこ製か微妙なのだが。東欧専門のバイヤーから買った少々難あり品だ。







ご覧の通りベークライト製の魔法瓶・・・の外側。何の刻印もないのでソ連製かチェコ辺りの品かよくわからない。
中身の真空ガラス瓶がないと何の役にも立たない・・・と思われそうだが、モスクワで時々「中身」のばら売りを見かけるのでそれにちょっと期待している(どうやって割らずに持ち帰れるか不安だが)。
で、もし中身が見つからなければ、(ソ連製標準500ml瓶がすっぽり入るので)リエナクメント時の持ち運び容器とするつもりだ。

・・・たかがこのレベルの品(国内の外国骨董市で3000円だった)に実用性を求める自分(の貧乏性)が悲しい。  

Posted by Yakov at 18:19Comments(0)

2009年09月04日

続・近隣国(5)

 某所でイベントもあるらしいのでアフガンネタでも。



アフガニスタン政府軍の階級ピプ。アルミ板打ち抜きのソ連式仕上がりである。現代でも似たような階級システムらしいが、これはソ連の記章工場ルートから入手したので、まあカルマル/ナジブラ政権の頃のものだろう。





以前紹介したのかしていないか忘れてしまったが(笑)アフガニスタン政府軍の帽章を。右下のアルミ製後期型は非常によく見かけるが(当社比)、真鍮製のご当地メイドと大型の旧帽章(ソ連介入前後のもの)はそれなりに貴重なものだと思う。
・・・まあ活用する機会は永遠に来ない気もするが。  

Posted by Yakov at 19:35Comments(2)

2009年09月03日

軍楽隊(1)

 今回もあっさりと記章ネタ。永いこと探していたソ連軍楽隊の79年型礼装(将校クラス)を今回ようやく手に入れたのだが到着までもう少しかかりそうだ・・・(ま、袖に金糸刺繍が入る以外大した特徴もないのだが)。



アレクサンドルフ・アンサンブルでおなじみ、軍楽隊50周年記念バッジ。別に50年勤務しないともらえないわけではない(<当たり前)。
映画「モスクワ攻防戦」の「野戦電話越しに演奏を聞かせるシーン」は有名だ(史実どおりかどうかは知らない)。
実は、68年、赤軍合唱団来日公演のために作られた「幻の」日本語版歌集がうちにあるのだが(結局来日は中止されたらしい)、当時のルバシカ制服、のちの69制服(レコードジャケットを穴が開くほど見つめたものだ)も何とか手に入るようになったのは実に感慨深い(<じじいの感想)。



特に軍楽隊に限ったわけではないが軍内部の創作系音楽フェスティバルのバッジ。この手のフェスティバルも80年代になると軽音楽、ロック調のグループなどが幅を利かせるようになってくるのだろう。ま、このバッジの頃(65年だ)には保守的~民族調の創作が主流だったと思う。  

Posted by Yakov at 19:33Comments(2)

2009年09月02日

友の会(3)

 また曖昧な区切りだが・・・。



民間防衛組織の記章。優秀章というより、むしろ組織に加入していればもらえるものだろうか?それなりのクウォリティーではあるのだが。バッジにある「準備万端」というフレーズはピオニールと消防くらいでしか聞かない気がする。
少なくとも「民間防衛および非常事態省」が設立される前は国防省の監督下にあったはずだが(まあ「任意組織」といえなくもないので)この分類で紹介しておく。



防空軍の優秀章だが軍組織であるПВОとは違い地区防空隊(義勇組織)のバッジである。50年代には大戦中の優秀章に似たシールド型の大型バッジをつけていたが、戦後何年も経つと防空任務を民間リソースに頼る比率も低くなったのだろう、町内会バッジのようなありさまである。  

Posted by Yakov at 18:12Comments(2)

2009年09月01日

電話機(1)

 この春購入した荷物は今月中に間に合うか危ないところだが、現地で撮った写真でちょっと間を持たせようと思う。



60年代くらいのベークライト製電話機。以前から価格設定が高めのため敬遠していた某ミュージアムショップに行ったら(たぶん値上げするのを忘れていたのだろう)そこそこの値段で売られていたので思わず買ってしまった。ベーク製だけにえらく重くて早速後悔したが(笑)。
そういえばダイヤルの中心部にネジがついているが、以前そこにつけるプロパガンダプレートを手に入れたので荷物が届いたら付け替える予定である。プレートについてはまたそのときに。



これは買ってこなかったのだが内線電話切替え装置のついた電話機。切替ボタンがプッシュ式なのでうっかりしていたが本体はダイヤル式である。
そういえば、50年代の6回線切替式のもの(ベークライト製)も時々目にするのでいつかはどちらかを買ってしまいそうな気がする。  

Posted by Yakov at 19:33Comments(0)