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Yakov

2010年07月18日

雑記・正規複製勲章

 いきなり本題に入るが、受勲した勲章を年がら年中着用するのはいろいろリスクがある。そのため帝政ロシアでもソ連でも、普段の着装用に予備勲章をあつらえる例は決して珍しいことではない。特に帝政期など、宝石店などに注文して実物より高価で精巧・上質なものをあつらえた人間も多かった。
以前、ロシアの軍事雑誌で「帝政期にもらったゲオルギー勲章をブルガリアであつらえて佩用した」ソ連将校の記事を読んだことがあるが、そうかと思えば真鍮からのこぎりで切り出してヤスリででっち上げたような「予備の金星勲章」を平気で身に着けている退役軍人もいる始末だ。
そんなわけで「これでなければならない」とは決していえないが、造幣局で作られた正規の「着用用複製」が何個か手に入ったので紹介してみたい。




дубликат

レーニン勲章の造幣局製複製。この例では正規と同じ番号が打ち込まれている。筆者は純金の正規品を一個だけ持っているが、それと比べても遜色のない出来である(もちろん材質は別)。もっとも、別の骨董店で見た複製品は最後の画像と同じく"муляж"と刻んであった。





ソ連国家賞メダルの公式複製(正規メダルが筆者に買える訳がない)。дубликатという言葉は公文書で言えば「謄本」とかに当たるもので、位置づけとしてはほぼ正規メダルと同等である(もちろん材質は別)。



日本での通称「軍事力貢献三級」勲章の造幣局製複製。ソ連では(現ロシアでもそうだが)勲章の本章は(法的に)譲渡禁止なためмуляжの刻印が必須なわけだ。もっとも最近「業者」が作っている複製も商取引の都合上同じ文字を刻んだものが増えてきており、「この記載があるから造幣局製」とは断言できなくなってきたのが苦しいところである。
  

Posted by Yakov at 17:43Comments(2)