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Yakov

2010年08月31日

その他の公務員・税関1972(2)

 昨日はなぜか不調(回線が重かった)のため中断したが、ここで改めて続きを。



その後襟章のエンブレムを複製、とりあえず格好がつくようにしてみた。胸の旧型税関バッジもこれでようやく活用できる(笑)。
襟章は森林警備官のものと配色がまったく同じなのだが、森林警備官の場合中央のラインが上端まで達せずエンブレム部分が途切れている・・・というのが正式のようだ(公式文書の記載)。おそらくこの税関型襟章をそのまま使用している場合もあるとは思うが。

制服は剣襟でシングルブレストというソ連ではよくある裁断だが、ダブルブレストの制服との使い分けはいまいちはっきりしない。これは88年税関制服、97年税関制服ともにいえることだが・・・。職員の記念写真でも同階級で裁断が違う服を着た複数人が同フレームに入っているのでホント頭が痛い。



今回入手した制帽。バンドが緑のウールのため下級職員用制帽と思われるが、緑ベルベットを上から巻けば簡単に上級職員帽に見せかけられそうだ(笑)。
帽章はもともと刺繍がデフォルトだったが1965制服から金属製帽章が使用され始めたようで、帽章のベース色がグレー(このタイプ)と黒(65制服冬用)の二種類が存在する。




  

Posted by Yakov at 17:04Comments(0)

2010年08月30日

その他の公務員・税関1972(1)

 久しぶりに公務員制服でも。97年や87年式はともかく、1972年式税関制服を入手するのは本当に長い道のりであった。国境警備隊の写真集に必ず映りこんでることで有名な(当社比)この旧制服、切り替えがソ連全盛期だったために大半があっさり回収・処分されたものと思われる。



まったくの無記章で出てきた服なので記章を仮置きして撮影したもの。袖章は1920年代から同デザインの伝統的なものだが、60年代から70年代にかけて着用されていない写真が大量にあったりして今ひとつ基準がはっきりしない。
ここでは最下級のビニールプリントのものが写っているが、これは職員見習い(任官とともに軍でいう少尉相当官となる)のものであってラインのないウール襟章(この写真とは異なる)と組み合わせる。
ちなみにソ連全期間を通じて税関吏には「下士官」の階級が存在せず、92年ごろ(ソ連制服をかなり踏襲している)から「准尉」相当らしい肩章を見かけるようになった。



これがより上級勤務員用(どの階級からこれになるかは資料不足につき保留)袖章。1925年袖章も下地が黒であること以外はほぼ同デザインである。

・・・本日「ミリブロ」がなぜか異常に重いので更新はここで中断する。今回の残りはまた後日。





  

Posted by Yakov at 17:23Comments(2)

2010年08月29日

映画小道具。

 もう何度となくやってきたネタだが通し番号を振っていなかったので雑記として更新する。



映画コンサルタントをしている友人の事務所に転がっていたファイバー製の模擬記章。
30年代民警の外勤ヘルメット用帽章とか、実物がほぼ入手不可能なものはたとえファイバー製でも欲しくなるのがマニアの性か。
それにしてもMOPR(海外で弾圧されていた革命家の救援会)とか30年代のウダールニク章とか、こういう記章が必要になる映画が本当にあったのか?と疑問に感じるくらいの品揃えである。
・・・それにしてもアソアヴィアヒムの民間防衛系記章などがもはや当たり前にしか見えない自分も悲しい。



この辺の二次戦映画用勲章類はいまさら紹介するまでもないと思うが・・・。主役級の俳優は実物か金属製の高級複製を着用することが多いので、これは「モブ用」ということになる。



最近はTVドラマとかでよく登場するチェチェン分離主義者(91-94頃のドゥダーエフ時代)の帽章。10年位前は実物がよく出回ったものだが最近はさすがに品薄、このようにファイバーで量産しなければ足らないようだ。・・・ま、実物なんぞ持ち歩いて奴らのシンパと間違われるのなんぞ願い下げだが。  

Posted by Yakov at 17:03Comments(2)

2010年08月28日

武装警備員(9)

 モスクワはようやく涼しくなったようだが東京は相変わらず。暑さあまりに耐えがたく、またも簡易更新にて失礼。



ソ連将校帽章の中身を変えたような帽章だが・・・とりあえず92年以降、現代ロシアの警備員帽章ということしかわからず。かなりきちんと作られており、私企業が小数作ったようにも見えない。公的なものならいつか製造年等がわかると信じて購入した。まあわかったからどうということもないのだが。



鉄道駅地下のキオスク(voentorgの出店)で購入した武装警備員の階級章。「それ系」の店で売られているので当然現役のもののはずだが市中で見かける警備員の肩についているのを見たことがない不思議。ソ連時代の階級章は「歴史的類推」ができるのでわかりやすかったが、これではどの記章が上の序列だかまったくわからない。この階級章もいつか(以下略)。



「спецстрой」所属の武装警備員当番バッジ。軍事施設や国家的重要施設の建設を担当する部局「ロシア特殊建設局」とでも訳すのだろうか。ここのサイトでは1951年内務省内の部局から通史をはじめているので、まあ昔はいろいろむにゃむにゃな人々を使って(以下略)。さすがに現代では普通の市民(と旧軍事建設隊とか)を雇用しているのだが秘密保持とかいろいろ面倒くさい現場なのは変わりない。  

Posted by Yakov at 17:13Comments(0)

2010年08月27日

戦略ロケット軍(2)

 前回(1)がえらくざっくりしていたのでもう少し細かいところまで比較していきたい。とりあえず比較対照の88年型から。





1988年型(配備は少し遅れる)の1990年ロット(上)と93年ロット(下)。同一規格番号なので裁断こそ同一だが、ロシア時代のものは(明らかに意図的に)より緑色の強い生地に替わっている(正直、バイカのように毛羽立っていてあまり品質はよくない)。この時代(92-93)にはソ連「型」ボタンを使用するのが規定なので旧型ボタンをそのまま使用して問題はないわけだ。
裁断の変化だが、上着に関しては肩章が固定エポレットに変わったこと、ポケットフラップがより直線的になったこと(本体は貼り付け型)、カフス部の裁断とボタンが1個止め(副ボタンの廃止)あたりが主な相違点だろうか。



比較のために81年型のカフスを載せておく。





ついでにズボンの比較を。81年型(上)はワンタックのシンプルなズボンで色と腰の調整タブを別にすれば「ただのチノパン」のように見える。88年型(下)はプリーツがミシンで作りつけられており(アフガンカ夏服のようなアレ)、いちいちアイロンプレスが面倒な筆者にはうれしいズボラ対応(?)デザインである。
股の部分に換気用と思しいボタンホールが(左右2つずつ)あるが、体臭がきつい奴(<婉曲な表現)が同僚だと設計者を恨みたくなるかもしれない(<適当)。



1999年発行の戦略ロケット軍記念写真集「祖国のロケット(による)盾」の一部。これまで紹介した旧型制服(88年式)とアフガンカ、さらに迷彩服が併用されているのがわかる。
88年型と同裁断の迷彩と思しいものもあるのだが、明らかに別パーツの肩章(礼肩章だったりする)を付けている写真もあったりしてなかなか謎の多い現状のようだ。
PXで時々見かける「シャツ型裁断の将校迷彩服」以外にも「戦略ロケット軍用迷彩服」が存在するのかもしれない。  

Posted by Yakov at 17:04Comments(0)

2010年08月26日

交通ネタ(23)

 今回は記章から離れて小物ネタで。





モスクワの地下鉄工事に携わったベテランに贈られた坑内ランプ型記念品。
記念品とはいっても単2電池くらいのソ連製電池で作動する「実用」的な品なのだ(内部に配線あり)。ランプが取れているので作動確認はしていないが。



正確な年代は不明だが70年代くらいのものだろうか?ステレオグラム印刷(とでもいうのか?)ポスター「ソヴィエト鉄道万歳!」(A3サイズくらい)。鉄道駅とか管理局とかに貼られたものだろうか。
申し訳ないが「反射」がきつくて撮影しにくかった。ピンボケで失礼。



民営化後の「トランスシベリア急行」モスクワ管理局のスタンプ。どうしてこういうものが流通しているかはあまり考えないようにしようと思う(笑)。あと、「シベ超」とか略すの禁止。

  

Posted by Yakov at 17:14Comments(2)

2010年08月25日

続・民警(10)

 記章ネタばかりで目が疲れても何なので(笑)今回は制帽を。



交通警官(ГАИ)の制帽。ソ連時代の名称「国家自動車管理局」は一時ГИБДДとかに改名されていたが何年か前にまた復活したようだ。
2000年代に入って交通警官の制服(外勤作業服)はダークブルーに変更され、制帽も同色で夜光反射ベルトが巻かれるタイプになった。
この制帽は最新型で帽子のクラウンが非常に小型化され、軍のユダシキン制帽に準じたものに変わりつつあるようだ。まだ帽体に鷲章(民警専用97年式)がついているものも多そうだが、いずれは鷲章は廃止されていくと思われる。

・・・余談だがウクライナの交通警察の略称はДАI(DAI)になったそうで、偶然とはいえロシア語の「Дай!:(金を)よこせ!」に発音がよく似ている(笑)。



90年代、サンクト・ペテルブルク(レニングラード)の革命広場(冬宮前)に勤務する警官が使用した制帽。革命直後(1920年前後)にもペトログラード警備隊が真っ赤な制帽(パイピングは青だったが)を使用していたのでそのオマージュ(<便利な用語だ)なのだと思う。
きわめて少数の部隊用なのでかなり貴重なはずだが、これまでに2~3個手に入れたことがあるという不思議。バンド用帽章は92~93年ごろのものを付けているが94年型以降(上記交通警官のものと同型)のバリエーションも当然あるはずだ。

筆者の活動範囲とサンクトはあまり被っていないので(20年間で通産20日くらいしかいたことがない)現在もこの制帽が使われているかは確認できていない。  

Posted by Yakov at 17:08Comments(0)

2010年08月24日

商業系(12)

 大河連載となってしまいそうな商店ネタだが、レストランとか宿泊施設もこの項に含めてしまったので(無計画)当分終わりそうもない。まあ(ぶっ続け更新はしないで)ボチボチと行きたい。



一番上の記章には「全連邦商業テント」と書いてある。テント販売といってもテント自体を売るのではなく(笑)観光地その他の出店でオープンな設備(露天とは少し違うと思うが)のところの職員バッジだと思う。個人商売花盛りの現ロシアと異なりソ連時代の、まだ公営あるいは登録制の頃のものだろう。
中の「食品店」は70-80年代のものと思うが店舗名等の情報はない。下はモスクワ市北東にあった百貨店ソコールニキのもの。



左上・クレムリン城壁をデザインしたのはモスクワのスヴェルドロフ食品販売局のもの。その右は旧型(多分50年代後半)のグム百貨店のバッジ。こんなものでも結構高かった(涙)。
・・・元を取るために白衣でおっさん販売員のコスプレでもするか・・・(<馬鹿)。
中のバッジはモスクワの「委託販売店」で、ソ連時代にもこういうシステムで鉛筆や古着から猟銃までかなりのものが売られていた。ソ連時代(末期を除く)には刻印された公定価格を上回る価格で売ると「投機行為」となるためいろいろ面倒だったらしいが。
その右のディエツキー・ミールは以前紹介したものの色違いバージョン。ちなみに一番下のモスクリトトルグはまたダブって買ってしまったものなので無視していただきたい(<もっと馬鹿)。



  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2010年08月23日

戦略ロケット軍(1)

 以前旧ブログでも紹介したのだが、今回新規に手に入ったものもあるので・・・。「史上最強の兵科」(キーを回すわずか二名で世界を滅ぼせるのだ)、戦略ロケット軍の作業服を。





ミサイル指揮ポイントの要員が着る作業服。上下同生地で通常ピロトカと組み合わせて着用する。
シャツ用肩章を差し込むタイプ(上)と「60年代製ルバシカ戦闘服」のような半固定肩章が縫い付けられているタイプ(下)。後者が初期型、前者が後期型と思い込んでいたが、よく現物を見るといずれも1981年制定タイプ(配備は1年位後からだが)で、「早急に改定命令が出た」のか後者は下士官用・・・という風に支給対象が違うのかまたわからなくなってしまった。ちなみに前者は86年製、後者は85年製であった。
よく見ると細部も異なっていて前者は貼り付けポケット(駐在武官服によく似ている)、後者はフラップのみ露出する「海軍ブルゾン型」にごく近い裁断だ。

88年式の作業服(ソ連型とロシア型)はまた回を改めて。
  

Posted by Yakov at 17:37Comments(0)

2010年08月22日

安全第一(5)

 またお手軽にポスターシリーズ。題材はあまり「お気楽」ではないが。



60年代後半のポスター、「保護柵が正常か注視せよ!」。
これは管理者の責任ではないのか!なぜ労働者向けポスターにするのだ!とかいいたいのは山々だが、怪我をするのは自分なのだから仕方ない。インパクトのあるデザインではあるのだが、ちょっとこんな諦観めいたものを感じてしまう。



生産現場の飲料水設備についてのポスター(70年代)。噴水式飲料水や密閉型(蛇口)のほかに、灼熱状態の現場向けに塩入炭酸水の給水設備が義務付けられていたり、給水器は現場から75m以内の場所に設置する、等の情報が盛り込まれていて興味深い。



70年代、顔面および眼球保護具の例示ポスターなのだが保護具の形式名や使用目的がこのようにはっきり書いてあるのは(マニア的に)きわめて危険というかなんというか・・・。
まったくこんなことがきっかけで、筆者が中古の労働用具(ほぼガラクタにしか見えまい)まで集め始めることになったらどうしてくれるのだろうか。謝罪とb(以下逆切れ発言が延々と続くので略)。

  

Posted by Yakov at 16:44Comments(4)

2010年08月21日

天然資源開発(4)

 久しぶりにこのネタだが、まあ今回はそんなにインパクトのあるものはない。



左はГОЭЛРО:ロシア電化国家委員会の60周年記念バッジ。1920年設立でレーニンが「社会主義はソヴィエト(評議会)プラス電化である」といったアレでよく知られている。発電関係は水力から何から全部含まれるのだが、とりあえず「天然資源」のうちに含めてしまおうと思う。
右のバッジ「コンプレッサー」はちょっと謎。向こうのバッジ交換会で雑記章の山を掘り返していると、時々こういう「何の目的で作られたのかわからない」ものに出くわすのだ。



左はオレンブルグの天然ガスコンプレックス(複合施設であって心理学のアレではない)記念バッジ。砂で汚れているのかもともとこのような仕様なのかよくわからない(天然石とか現地の土壌とかをあしらったバッジも存在するのだ)。水で洗えば判るような気もするが(笑)。
右はクズバス炭鉱の「ランプ」をかたどった記念バッジだ。結構かわいい。



左端は先に紹介したのと同じГОЭЛРОの60周年優等章(裏表)。中上とその右はチェルノブィリ原発事故の救援参加章で、授与者の予後が気になるところである。
下は国家エネルギー省の管理部(当直)職員章。交通整理のようなデザインが面白い。・・・まあしくじると大変なことになるのは自動車事故の比ではないが。・・・もしかすると職員他の出入管理を図案化したのかも?
  

Posted by Yakov at 17:16Comments(0)

2010年08月20日

続・民警(9)

 民警補助員とかとも混じってしまうが、例によって適当分類で。



友人が知人の内務省将校からもらった記章類。腕章は直訳すると「グループ誘導員」ということになる。
記憶がちょっと曖昧なのだが、内部向けの当番腕章ではなく(「レーニン廟」とかの)要警護施設の見学者を捌くときに着用した公用腕章だと思う。
民警用肩章と内務軍肩章が両方映っているが、内務省制服職員は基本的に(治安軍・民警)両方の制服を着用する資格があるらしい。
そういえば知人の内務省軍中佐(現在は退役)、交通警官避けに民警制帽を自家用車のリアウインドーのところに常時置いていたっけ・・・。



左のРОСМは「民警協力労働者部隊」は民警補助員同様のステータスを持ち、デモや抗議行動に対抗する訓練を受けた専門部隊(ロシア語版WIKI)だそうで、おそらく特に屈強な人々なのだと思う。
右は白ロシア共和国(ソ連時代)の補助員優等章だ。



  

Posted by Yakov at 17:23Comments(0)

2010年08月19日

コサック、みたいな?(2)

 昨年12月に紹介したのと同ネタをいっぱい買ってきてしまったのでとりあえず画像を列挙。









モスフィルムでなく「ゴーリキー撮影所」流れらしいチェルケスカ。古参コレクターが資金に詰まって放出したのを半ば無理やり買わされてしまった。
「二次大戦でドイツ側に寝返った連中」のような生地で作ったものもあるが、少なくてもソ連時代にそんな戦争映画は作られてなかったと思う。ロシア革命時の白軍とか第一次戦後期の「適当生地」チェルケスカをイメージしたのかも知れない。



特にコサック用というわけではないが、モスフィルムから出た麻のルバシカ。19世紀後半の露土戦争とかカフカス遠征、日露戦争ぐらいまで息長く使われた立ち襟・一つボタンタイプだ。まあこの辺の装備で完全軍装するのは(全部レプリカでこさえても)エライ苦労になるのだが・・・。
(この服を使用した)同じ映画の小道具をまた買い込まなくてはならない地獄アイテムに手を出してしまったようだ(笑)。  

Posted by Yakov at 17:22Comments(2)

2010年08月18日

通信・電話局(6)

 またもマイナー趣味の極北・・・と書こうと思ったが、よく考えたら「郵便・通信」は当ブログの中ではむしろメジャーなジャンルなのであった。国内需要完全無視で突き進む本ブログの行く末やいかに(<まるで他人事)。



この春、現地で見かけた記章(実際に購入したかどうか覚えていない)。ソ連郵便と書いてあるだけでおそらく窓口職員が着用するものだと思う。サイズも形状もロシア・ソ連伝統の「卒業章」によく似てはいるのだが・・・。1930年代のものだろうか。





外勤用の防水コートなのだが民需用とあまり区別がつかないうえに防水性もお粗末で、裏にゴム引きともいえない防水浸透コーティングされた程度のよれよれ綿素材で出来ている。
せいぜい1950年代の代物か?と思ったら襟の裏に管理印が・・・。
なんと2004年製の官給品であった。



確か旧ブログで5~60年代の襟章を紹介したと思うがこれは7~80年代の通信省襟章。ふちも中心のラインもビニールプリントとなっている。通信省ではエンブレムも左右同方向で、軍医療部隊や旧主計エンブレムのような「対称形」にはなっていない。  

Posted by Yakov at 16:50Comments(2)

2010年08月17日

安全第一(4)

 久しぶりにポスターでも。一遍に紹介するのもアレなので何回かに分けてボチボチと行きたい。









1980年代、「機械生産労働安全ポスター」シリーズの一部。安全着を着よう、耳宛着用励行、腐食性液体に注意、爆発性物質に注意・・・の4種(順不同)。



1990年の「ドッキリ」型デザイン。中身はシンプルに「手袋着用せよ!」なのだが、インパクト十分である。



1960年代には同じテーマでもかなり「社会主義リアリズム」で落ち着いたデザイン。まあ先のポスターも「リアリズム」といえばリアリズムなのだが(笑)。  

Posted by Yakov at 17:23Comments(0)

2010年08月16日

交通ネタ(22)

 汲めども尽きぬ交通ネタ。また地道にバッジ類などを紹介する。



下は(21)で紹介したのと同じソ連公共自動車交通のエンブレム。上は最近制定されたロシア交通局のエンブレムなのだが、このタイプは主に公共交通の警備員の肩章に付いているようだ。
ブログ来訪者のごく一部にしか需要がない情報だが、今年に入ってモスクワ地下鉄のエスカレーター監視を行う要員から徐々に新制服を着用し始めたようでグレーに黒バンドの鉄道制帽(記章と顎紐は銀、鉄道ウィングが公共交通エンブレムのウィングとなる)を頻繁に目にするようになった。今のところ旧型地下鉄制服と併用されているのだが、すべて新型に置き換わるのか「運行要員」は旧制服のままになるのかこの秋位には調べておきたいと思う。



また購入してしまったアエロフロート2005年式制帽だが、帽章が通常のウィングつきと異なっている。発券所などのアエロフロート地上要員制服は「パーサー」制帽に準ずるはずなので別種の地上要員制帽が存在するのかもしれない。



右はモスクワ地下鉄50周年の記念メダルでよく見ると地下鉄各路線のシンボルカラーがリボンになっているのがわかる。今年はモスクワ地下鉄75周年に当たるので同じく地下鉄路線を色分けした「太陽」をフリーハンドで描いたようなシンボルマークステッカーが車内に張られている。
左の方もおそらく地下鉄関連のバッジだと思うがいまだ詳細は正体不明のままである。


  

Posted by Yakov at 17:45Comments(0)

2010年08月15日

ファッション通信再び(4)

 本日も猛暑につき「海辺のイベント」はパス。5月のモスクワの気候ですら音をあげていたというのに、こんな気温では「じじいの冷や水で即身仏」になりかねない(笑)。





先のミリショーで「来場者」から手に入れた(笑)合皮製ジャンパー。70年代後半くらいによく流行った裁断で、当時撮影された「アルファチームの訓練スナップ」で高官がこんな裁断の私服を着こんでいた(細かいことを言えば、それのポケットフラップにはタブが着いていたけど)。
ソ連国防省は時々職員海外出張用の「民間裁断被服」を支給していたようだが、この服がその類かどうかはよくわからない。まあコレクションではなく「日常生活で着潰す」予定なのでどうでもよいのだが。



今回も大量に買い込んできた7~80年代ソ連サングラス。左列上3個と右下1個は軍が買い上げて熱帯派遣軍に支給したタイプだ。以前に紹介したタイプも混じっているがともかく(ファッション的)難易度が高い(笑)。



これは現代もの、クレムリン・マネージナヤの博物館で売られているネクタイ(よく見るとクレムリンの壁マークが)。
知人の某世界的ピアニストの縁者からもらったのだが、多分自分では絶対に買わない&買えない品だ。我が家で唯一の「新ロシア人」的グッズだと思う。

  

Posted by Yakov at 17:43Comments(4)

2010年08月14日

馬関係(3)

 本日も非常に蒸し暑い。カラッと晴れても暑いのはどの道苦痛なのだが、軍装の保管を考えると最悪の季節である、といえよう。こんな時期には冬服を触るのもいやなのだが・・・。





このサイズだとただのソ連将校常勤コートに見えると思うが、2002年型ロシア騎馬民警専用コートなのだ。
もともとソ連時代から民警の69年コートは軍用と裁断が異なっていた(袖の折り返しも前面のステッチもなくボタンの数も少ない)上に現ロシアのコートはすべて3つボタン2列のテーラー裁断になってしまっていたので思いがけない「復古」である(ソ連への回帰というより帝政まで逆戻りしたつもりかも)。
読者諸氏の大半には見慣れたもの(ボタンのみ現用)だけに詳細を書いても釈迦に説法のような気がするが、わずかな差異としてはベンツ部分の小ボタンが廃されている(切れ込みはさほど深くない)くらい指摘すれば済みそうだ。



帝政期・親衛槍騎兵連隊にもこんな配色の制帽があったが、おそらく現代コサック(アストラハン・コサック)の制帽だと思う。以前、エリツィン時代の各種コサック部隊の制服着用規定書のコピーを手に入れたが(明らかに特注で)変な制服を発注していたり、さらに適当な迷彩服と帝政風装備を「気軽に」混用している様は到底真似が出来そうもない。



同じくたぶん現用テレク・コサックの制帽だと思う。黒に青バンドの制帽を見るとソ連の空軍幼年学校を思い出してしまうが(<アレはパイピングが白いけど)適当な配色の各種幼年学校(カデットと称するところも多い)も雨後のたけのこのように出来ているので正直帽子の同定には苦労しっぱなしである。  

Posted by Yakov at 17:48Comments(0)

2010年08月13日

商業系(11)

 野暮用でちょっと「海の方」へ外出したのだが短時間でかなりへろへろになってしまった。気を取り直して・・・やっぱり簡易更新でお許し願おう。



文字通りで何のひねりもないが「肉・魚肉販売局」のバッジ。食料品店(ガストロノーム)というのは一部専門店を除き食品総合販売なのだが、このバッジが「オケアン」(魚類専門店)の職員向けなのかデスクワークを含む「販売局本局」のものなのかはまだ断言できない。



左上はモスクワの国営百貨店ГУМ内の食料品店バッジ。その下はモスクワ市生産販売局「モストルグ」の職員バッジ。右上はモスクワの靴販売専門店、その下はレニングラードの「レントルグ」バッジ。



左上は見てのとおり、モスクワの生花販売店「モスツヴェートトルグ」のバッジでその下は糖尿病食など病人用の特別処方食品を扱う「ディエートトルグ」のバッジ。右は・・・以前に紹介したモスクリトトルグのバッジで・・・お恥ずかしい、ダブって買ってしまったのだ。
(前に買った)荷物が届く前にモスクワに行ったりすると時々こういう失敗をしてしまうのだ。
まあ素でボケてきた可能性もなくはないのだが・・・。

・・・よし子さん、今日のご飯はまだかいのう・・・。
  

Posted by Yakov at 17:31Comments(0)

2010年08月12日

交通ネタ(21)

 結構溜まってきた公共交通・バス系のネタを。



ボロ市でつい買ってしまったステッカー。おそらくバス用だと思うが「走行中ドアのステップ部分に降りることを禁ず」とか「非常脱出用。引き手を引いてガラスを割ること」「子連れの乗客および障害者優先席」と他に応用が利かない(家に貼っても仕方がない)キワモノばかりである。
・・・ま、マニアが反射的に買ってしまったということで(笑)。



ソ連時代の公共自動車交通(バス)の制帽。70年代以降のものだ。



同じく階級章(袖章)。片方しかないのだがとりあえずサンプルとして入手した。このジャンルは、一式揃えるのにえらい時間がかかりそうだ・・・。

  

Posted by Yakov at 18:48Comments(0)