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Yakov

2010年09月30日

50年代礼服

 本日リンク先を追加した。モスクワ出張前のバタバタしている時期だが、ちょっと顔を出すイベントがあるもので・・・。後日、内容にもちょっと触れたいと思うが今回は恒例の一発ネタ。
グレー礼服(旧ブログで散々紹介した)が導入されるさらに前、1949年式戦車兵礼服である。



購入時無記章の49年式礼服。空軍以外のあらかたの兵科が大戦型軍服を着ていた時期に、襟にベルベットをあしらったモダンな制服が採用されたことからも「戦車兵」の優遇振りがわかると思う。
袖の金属記章は43年式と同様尉官が1ペア、佐官がペア付くことになっており、画像でも判るとおり直接服に突き刺すのが基本である。



筆者は貧乏性なため(穴を開けると佐官に改造する際支障が出る)二次戦時によく見られた「別生地に記章固定」式で袖章を固定してみた。まあ直接刺した方が見栄えはよいのだろうが。



同時期の常勤服。海外(おそらく東独)での現地テーラーメイドと思われ、生地、ボタンがソ連製とは明らかに異なっている。兵科色の赤もソ連のキンアカ(<印刷業界的表現)でなく深紅に近い色合いとなっている。旧ドイツ軍(東独?)の兵科色用生地を使用したのかもしれない。

この頃の着用規定だと礼装時には制帽のつばにオーナメントをぶち込まねばならないため、これ専用の制帽を用意せねばならないのが面倒くさい。昨今では50年代の制帽もなかなか高価なのである・・・。  

Posted by Yakov at 17:41Comments(2)

2010年09月29日

雑記・買うべきか買わざるべきか(1)

 荷物が当分届かないと判ってしまったので雑記ネタ。まあ「こまごまとしたもの」はいくらでもあるのでネタ切れということではないのだが・・・。





на антикварном салоне...

ゴムで出来たウXコの玩具のように見えるが、戦前からある渡河用工兵ズボン・・・の戦争後期型である。空気で膨らませてボートのように湖沼に浮かせ、付属の櫂で方向転換をする貴重な完全品なのだが無茶苦茶重いのだ。

(読者諸氏にどう思われているかは知らないが)筆者とて「目に付いたものはなんでも買っている」わけではない。コンテナでも使って送るなら軍用担架でも野戦炊事車でも「56年式小隊用テント」でも買うかもしれないが(<買うのかよ)、普通郵便は一梱包の制限10~20kgでサイズが決まっている以上、熟考に熟考を重ねねばならないのである(当社比)。

そんなわけでまだ購入するか決めていないのだが、いざ買ったとしても河原で着用実験などしたら不審尋問まっしぐら(というか官憲に包囲されそうだ)、おまけに慌てて水が入って「逆立ち」溺死・・・などという憂き目には遭いたくないし。

・・・ああ、でもちょっと欲しい・・・。  

Posted by Yakov at 16:45Comments(2)

2010年09月28日

デンビルの逆襲(16)

 思い出したようにデンビルネタ。この春購入した荷物について問い合わせたら、お前がモスクワから帰ってくるまで着かねえだろうなあ、と投げやりな返事が返ってきた。(ブログ更新用に)購入した物品の写真は帰国前にすべて撮って置かないといけないような気がする今日この頃。





もはやこの程度では驚かなくなってしまった自分が大概悲しいのだが、上着にとどまらずシャツまで改造する奴がいるのがこの世界。「裏地に凝る」的なこだわりなのか「列車の中で上着を脱いでもいいように」なのか「蒸し暑い地方の出身」なのかよくわからないが。
念入りに整形した肩章もそうだが、丁寧に切り抜いた兵科ワッペンが職人技という感じで美しい(<だいぶ毒されている)。
・・・ま、シャツにワッペンてのがそもそもありえないことだが、デンビルに不可能はないのだ。





デンビル御用達の雑バッジ。海軍歩兵、海軍、内務軍(これは記念にくれるのかもしれないが)、国境警備隊と各種あるので自分の部隊を見つければ賑やかしには最適である。



軍基地から友人が大量に買い付けた記章の中に入っていたソ連軍記念バッジ。復員時にデンビルがもらうもののような気がするが、「基地を訪問した来客用土産」という可能性もなくはない。
う~む、どこかに着用実例はないものだろうか・・・とこんなものにまで裏づけを求めるのがマニアの性か。
  

Posted by Yakov at 17:40Comments(2)

2010年09月27日

SSO:学生義勇建設隊(3)

 昨日は飲み疲れて沈没してしまった。本日も簡単で申し訳ないが。



前回(2)の階級章と同階級の医療班のバリエーション。多くの場合人里離れた現場に派遣される彼らは基本的に自給自足というか、自前の医療班くらいは持っていないと始まらないのだ。



左端はSSOではなくコムソモールのものだが、これも義勇建設隊のものと思われる。
中列上は1973年の医療班、その下はレニングラード州義勇建設隊(LOSO)86年のもの、右列上は戦勝30年名称全ソ学生建設隊(1975)と同40年(85年)のもの。  

Posted by Yakov at 18:25Comments(0)

2010年09月25日

袋物(12)野戦系

 明日はミリショーなのでまだバタバタしている。また簡易更新にて失礼。





ソ連軍の地雷携帯バッグ。ソ連版クレイモアであるМОН-50のほか普通の対人地雷とも共用のバッグだ。アフガン戦の写真で雑バッグとして再利用されている例が散見される。
このバッグ、本年春に購入したはいいが、いまだ手元に届いていない・・・。
ちなみに購入先の業者は軍の訓練用模型に強い奴で、模擬爆薬やら信管やら地雷処理セットやらそれこそ山ほど持っているのだが、税関で止められずに済むのはこういうキャンバス製品だけだと思う。非常に残念だが。







輸送時に革トランクが傷つかぬよう(+簡易防水?)被せるキャンバスケース。戦前のソ連将校の出張セット(支給品)にこういうカバーも含まれていたが、これらは官給品なのか民間で売られていたものかはよくわからない。生産年代のためか、革タブとスナップ2種類の閉鎖法があるのがわかる。
トランクは適当に選んだ私物なのでサイズがあっていないのは見逃して欲しい。  

Posted by Yakov at 17:05Comments(2)

2010年09月24日

ズベズダ製キット箱絵。

 ミリショー前でバタバタしているのでまた雑記で。
モスクワのリエナクメント仲間のアンドレイ・カラシチュークはその道では有名なイラストレーターで、ズベズダ製の1/35プラスチックモデルの箱絵や英国Osprey社のミリタリー書籍の挿絵でご存知の方も多いだろう。今回は何の因果か筆者が抱え込んでいるその原画をひたすら載せておく。
書籍に使用する場合の版権は出版社などに所属するが、原画の譲渡に関しては著者の権利(出版物への流用は不可)、結局(日本製エアガンの代金代わりに)筆者が押し付けられてしまったのだ。

ご存知と思うがロシアからの美術品の持ち出しは厳しく、ロシア文化省で持ち出し許可証をわざわざ作ってもらう手間も大変だった。原画の解説については「見れば判る」のでノーコメント。








サムライシリーズに突っ込みたいお気持ちはごもっともだ。でもまあ(漢字もどきを別にすれば)外国人の絵にしては上々ではなかろうか。





以下はospreyの「日露戦争」原画の持ち出し証明(文化省でハンコをもらったのだ)用に取ったカラーコピーを撮影したもの。正直、一枚一枚撮るのが面倒だった。申し訳ない。



  

Posted by Yakov at 17:24Comments(2)

2010年09月23日

雑記・レンドリース。

 本日は某所にてロシア映画ПЕРЕГОН(中継基地)の上映会があった。1943年、アラスカ対岸のチュコト半島でアメリカからレンドリースの機材を受領する空軍基地が部隊で、ロシアマニア的には見所も多くユーモラスな描写の多い(分類的にはトラジコメディーっぽいが)佳作であった。
・・・まあ映画を見に行って疲れたので「今日のコスプレ」でお茶を濁そうというわけだ。旧ブログで紹介したことがあるような気もするが(未確認)まあ雑記ということで。



米軍シャツ生地で作られたギムナスチョルカ。服自体の信憑性は高いが、野戦規格の服に後でパイピングを足すことも時々あるので(当時も現代のバイヤーも)すべてが実物かどうかはこの際追求しない(というか判らない)。階級は42年ごろでいう中佐相当政治将校(上級大隊コミッサール)で飛行士の資格持ち、ということになる。



細部のアップ。41年に使用中止された紺色制服用の飛行科袖章がはっきり見える。



飛行科の制帽(代用の戦後型)と旧略帽。今日の映画では政治士官は飛行科制帽でなく空軍配色に赤星のみ(兵用制帽に準拠)という48年システムの解釈だったようだが、42年の段階では技術将校、政治将校の飛行科制帽着用例が(大量に)記録に残されている。



ついでに典型的なレンドリース生地の野戦制帽を示しておく。一言でレンドリースといってもチノ生地ありHBT生地ありカーキウールありとバリエーションはいくらでもあるので、他の実例はまた思い出したら、ということで。



以前も紹介したかもしれないが、アメリカ製のソ連軍ボタンを載せておこう(プラと真鍮がある)。  

Posted by Yakov at 20:14Comments(0)

2010年09月22日

雑記・ロシア女性用制服

 旧ブログでさんざん紹介した内容だが、旧ブログはバックナンバーを引き出すのが面倒なため(外部の検索エンジン使えばいいのだが)ちょっとした事情で(温故知新的に)同じネタを再度取り上げる。
ソ連の女性制服は(合わせが逆なだけで)襟の裁断は文官の一部を除き、男性用と大差ないのが普通だった。それが現代ロシアでは・・・。





93年ごろの移行期ロシア空軍の制服だが、陸軍でもほぼ同型制服が2000年代でも使われている。西側の影響だろうか、メスドレス風というか奇妙な(ソ連的には違和感バリバリの)デザインとなってしまった。



94年から2008年くらいまで使われていた(完全切り替えまであと数年は現役だと思うが)国境警備隊女性用ブルゾン。男性用と同じでもいいと思うのだが、胸の切り替えをゆったり取ったため(人種的事情?)かちょっともっさりしたデザインになっている。



同じ時期(97年に全面切り替え完了)の税関ブルゾンで裁断の基本は踏襲しているのだが、ポケット(軍用ではジッパー式)がスリットだったり袖ボタンが1個止め(軍では2個)意地でも別設計を貫いているのがなんとも。



ソ連時代は男性と同型だったネクタイもロシア軍ではこのような蝶ネクタイを簡略化したような新型に変わってしまった。・・・民警も軍タイプに準じているのに税関では男性同様の非簡易型(手結びタイプ)だったり、相変わらずセクショナリズム全開の官庁制服事情なのであった。  

Posted by Yakov at 17:40Comments(0)

2010年09月21日

五輪記章。

 世田谷区の某バザーに来場された方は先刻ご承知と思うが、筆者宅に「スポーツ系」の雑バッジはまさに腐るほど転がっている。この辺は(まったく収集対象でないので)実にぞんざいな扱いをされているわけだが、その山の中から面白いものはちゃっかり抜き出してあるわけだ。


на клубе в Москве.....

これはモスクワのバッジ交換会で撮ったものだが、筆者がかなり必死で集めている「要員バッジ」にも膨大な種類があるのがわかる。目立つところに写っている「通訳」「記録係」「ガイド」の色違いとか「あるところにはある」ものだと感心してしまう。・・・無茶苦茶高価だけど(涙)。





上画像の左はモスクワ五輪、ツーリストホテルのバッジ。ツアー旅行者に配られたものだと思うがひょっとすると職員用かもしれない。
その右は(下の画像に裏面が写っている)64年、東京オリンピックのジェトンでこれはソ連側参加者に配られたものだろう。
下画像の左は・・・72年、札幌五輪のものである。
  

Posted by Yakov at 17:22Comments(0)

2010年09月20日

熱帯服(6)

 旧ブログで散々紹介した海外派遣用(国連や駐在武官)の制服だが、ちょっと補足を。





アフガンカによく似た裁断だが生地はソ連・ロシアが90年代前半まで使っていたものと同一である。最初のうちはいよいよアフガンカのコピーが出回ってきたか、と思ったのだが在中央アジア某共和国の知人から「リップストップ生地のアフガンカを海外派遣ロシア軍が使用しているらしい」と聞いてネット検索してみたところ・・・。向こうのフォーラムで早速画像を発見した。それはこれよりやや白っぽいリップストップ生地でボタンが現用英軍式の二穴紐止めタイプ(正式名不明につき仮称で失礼)なことを除けば(概ね)アフガンカではないか・・・。
そんなことからこの服もその一世代前の(2000年代初頭)海外派遣服だという可能性が出てきた。今度また現地で情報を仕入れて来ようと思う。
アフガンカとの主な違いはエポレットにスリッポン型供生地階級章がつくこと、ズボンの下端にブーツ用ストラップが一切ないことくらいだろうか。



ついでに熱帯用女性ワンピース制服も。1992年タイプで襟の裁断がロシア軍(男性)ブルゾンに似た形状になっている。これが94年制服では上襟より返し部分の幅が広いロシア女性制服独特の襟に変わっていくのだ。  

Posted by Yakov at 16:36Comments(6)

2010年09月19日

紅茶ネタ(3)装飾系。

 まあ今までの食器ネタも大抵装飾系だったのだが、今回は純粋な装飾系、お土産の非実用サモワールを。



左側の真鍮製サモワール、実は本日某骨董市で発見した一品である(笑)。1990年、モスクワ州のミティシの工場の製品だ。実用サモワールよりふた周りほど小さいが、未使用で保管されていたので状態も上々、インテリアにはよい品だと思う。
右側の小型のものは・・・。



ソ連時代のお土産としては定番だった「ヤースナヤ・ポリャーナ」の小型サモワール。
サモワールといえばツーラ製(軍ヲタ諸氏は帝政以来の兵器工廠を想像されると思うが)というくらいだが、ツーラに近い「ヤースナヤ・ポリャーナ」はトルストイの住居として有名だ。
ひょっとするとそこの博物館のお土産なのかもしれないが、ソ連の観光客用土産店では結構目にする品だった(もちろん現在では姿を消している)。

物凄く小さいのに内側の「炉」までよく出来ており、焼けた炭片をぶち込めばお湯が沸かせるかもしれない(あくまで理論上だが)。古典的サモワールの構造見本みたいなものともいえる。



本日購入した方(しつこい)はご覧のとおり中は空洞だが、とりあえずお湯を溜めて置くだけなら出来そうだ。ダミー部品ばかりの蓋も、湯気抜きの穴だけはライブである。
まあどうせすぐ冷めるのだし「何が楽しくてわざわざお湯を入れるのか?」と聞かれたら返答に窮するが。

・・・とりあえずマニアの語源は「偏執狂患者」なのだ、と開き直っておこうと思う。実際楽しいんだし。  

Posted by Yakov at 16:33Comments(2)

2010年09月18日

友の会(11)

 またも地道に記章ネタ。今回は民間防衛とかその辺を。



左上はДОСААФ(ソ連陸海軍友の会)の小型航空機操縦優秀章(チャンピオン)でこれは60年代のものだろうか。射撃や降下などはともかく、民間防衛で飛行機操縦やグライダー訓練というのは日本的に想像しにくいとは思う。まあ戦前のアソアヴィアヒムを思えば「ロシアでは当たり前」なのだ。右隣はありがちな年少者向け射撃優等章、さらに右端は「技術的・軍事応用スポーツ」の優等章(純粋に体力的なものと対比しての名称)だ。
左下は以前紹介した民間防衛優等章の金賞で右下は現ロシアの友の会:РОСТО第三回大会のバッジ(参加章・代議員章かどうかは不明)。





現ロシア的にはむしろ「治安を乱す側」だと思うが・・・(笑)。ソ連末期に結成されたソ連将校同盟のバッジ。レーニン政治アカデミー内のサークルが母体で91年12月に政治組織として発足、アブハジア、93年の議事堂攻防戦などで死者も出している。現在でも政党的な位置づけにある。
バッジはスクリューバックとピンバックがあるが、製造年の違いかランクがあるのかはよくわからない。
  

Posted by Yakov at 17:58Comments(0)

2010年09月17日

SSO:学生義勇建設隊(2)

 (1)からもう1年以上経ってしまったが・・・。その道の専門コレクターに(モスクワで)何人も会ったので気恥ずかしくて仕方ないが(当社比)またボチボチと紹介したい。



1982年度のSSO「バルチカ」の識別ワッペン。レニングラードの技術系大学だと思うが、改名したのか詳しい情報は判らない。



ピオニールにも階級があるので不思議でもなんでもないが、SSOにも「グループ長」など階級と階級章が存在する。まあ役職といえば違和感がないので無理に「階級」と呼ばなくてもいいかもしれないが筆者が軍ヲタなので見逃して欲しい。この例では技術部門のものだ。




  

Posted by Yakov at 17:06Comments(2)

2010年09月16日

映画スタジオ。

 モスフィルムやレンフィルムには何度か立ち寄ったことがあるが訪問記ではなく小物と記章ネタで。



まずは売店のお土産・ノベルティから。モスフィルムのスタジオ本館で買ったこのカチンコ型の巻尺とボールペンは今でも愛用している。ここの売店は他愛無い小物と「賄賂にでも使うのか?」と思うほど高級な置物、装飾品が混在しているちょっとしたカオスである。・・・で、別のフロアにある食品・嗜好品の販売所では小道具用の食品(ソ連時代のタバコと戦前型包装のウォッカは以前紹介した)を「特別料金」で買えたりしてなかなか油断がならない(笑)。
・・・モスフィルムの現在のロゴはキリル文字のM.Fをバックに男女像(後述)のシルエットが黒抜きで描かれているのが面白い。野外イベントではこのロゴの描かれたトラックから空砲用武器を借り出すので(筆者は)条件反射的にそばに寄りたくなる(笑)。



5~60年代のものだろうか、真鍮に七宝のモスフィルムバッジ。ВДНХの前にある巨大像(最近めでたく修理が完了した)はモスフィルム製作の映画冒頭でお馴染みだ。



1961年、映画フェスティバルのバッジもついでに載せておく。



同じくイベント系だが、これは1970年・大阪万博に出店したソ連・映画公団とテレビ・ラジオ委員会のバッジ。日本文字のインパクトが絶大で、向こうでも結構人気のあるバッジだ(読み方教えてくれ、といわれたけど)。

  

Posted by Yakov at 17:31Comments(2)

2010年09月15日

旅行用品(11)娯楽系

 本日は所用にて簡易更新。久々に携帯チェス版の一発ネタで。





1962年製の旅行用チェス版で裏が磁石になっているもの(盤面への配置は適当で申し訳ない)。
製品名は単なる「チェス(旅行用)」なのだが第14回コムソモール大会記念というよくわからないマークが入っている。偶々この時期に作られただけなのかコムソモール大会に参加するともらえるノベルティグッズなのか・・・。ま、面白いから買ってしまったわけだが。
ちなみにソ連でチェスはスポーツに分類されるのだが、コムソモールの体力系バッジにチェスのものが存在するのか今度調べてみたいと思う(<またも泥沼の予感)。

いつも思うのだが向こうのプラスティックの材質はきわめて判別しにくい。通常のスチロール樹脂ともベークライトとも明らかに異なる硬質樹脂なのだが。  

Posted by Yakov at 23:03Comments(3)

2010年09月14日

商業系(13)

 また地味~に記章ネタ。



上段はツーリストホテルの給仕バッジ。мгстэというのはモスクワ市観光評議会(統括官庁)の略語だ。こういう略語は普通の略語辞典には出ておらず、向こうの検索エンジン(yandexとか)さまさまである。
中段左はモスクワのグルジア料理の名店「アラクヴィ」のもの。ソ連時代は観光客が必ず連れて行かれたところだが、真冬でも新鮮な野菜・果物が並ぶ夢のようなところ・・・と頭に刷り込まれてしまった(2回しか行ってないけどな)。
真ん中は(現在大工事中の)ロシアホテル、右端は今は建替えられてしまったインツーリストのバッジ。なんというか思い出のランドマークが減ってしまうのは実に悲しい・・・。
最下段は国防省所轄、軍の軽食堂トレストのバッジだ。



左上は「自動小銃」ではなく「自動販売機」等を輸出していた貿易公団のバッジ。下は「文化と休息中央公園」の総合食事施設(要は場内の食堂・売店がまとまったものだろう)のバッジ。モスクワのゴーリキー公園やサンクトのキーロフ公園などがこの名称だが、正直どの都市のものかはわからない。
右上のウォッカ「ストリチナヤ」のバッジは・・・?お土産か?





懲りもせずにまた買ってきたアボーシカ。材質が違うだけだが、なんとなく集めてしまうのだ。

  

Posted by Yakov at 17:17Comments(2)

2010年09月13日

日用品・超スプラッター。

 以前「創造的日用品」で手製ネズミ捕りを紹介したが、今回は工業生産品を。
昔ながらの「木片にバネをねじ止め・・・」という製品も90年代まで生き残ってはいたのだが最近はこういう金属製のものまで中国製品に駆逐されつつあるのが悲しい。



これがソ連製の「ネズミ捕り全金属バージョン」。ブリキかトタンかよくわからないがともかく非鉄金属をメッキした薄手スチール製の代物だ。かなりよく考えられたデザインで、餌の大きさによって作動桿(ストッパー)を通す穴が選べるようになっている。



ソ連時代のものなので国定価格が刻印されている。20カペイクとはこりゃまたお買い得な価格設定である。



この状態で仕掛けるわけだが・・・。餌を刺した踏み板を踏むと作動する。側面ののこぎり型プレスが実に恐ろしげである。仕掛け損ねて指とか挟んだら・・・ううう。しかもバネは必要以上に強力なのだ。
たとえ首尾よくネズミを仕留めたところで、血まみれXXまみれのこれを洗うのは非常に不愉快だと思う。あ、価格設定が低いのは、使い捨てても惜しくないためかも・・・。

筆者もこれの使用情景はあまり想像しないようにしている。  

Posted by Yakov at 16:46Comments(2)

2010年09月12日

その他の公務員・落穂拾い(1)

 当ブログをご覧の皆様はすでにお分かりと思うが、ロシア・ソ連の各省庁の制服・記章はいくら集めてもきりがない。一式組むのにあと5年はかかりそうな「その他」の官庁もちびちび紹介していかないときりがないのでこの項目を立てた。むしろ「こんな省庁があったのか」という驚きの方が大きいかもしれないが。



ソ連時代、種子秤量管理・検疫局の帽章。とあるコレクターショップに溢れるほど何個も売られていたのだがかなり高価なため今回は購入を見送った。・・・まあそのうち買ってしまいそうな気がするのだが・・・。



農地に人工降雨をもたらす(航空要員含む)ヨウ化銀散布の降雨担当官の襟章。軍のものよりかなり大きく、礼装コートのパレード襟章(モスクワその他英雄都市のみの装備だが)位の大きさがある。制服本体の資料はまだ入手できず、見当もつかない・・・。



現ロシアの土地管理監査官バッジ。90年代の前半~半ばくらいのものだろうか。
  

Posted by Yakov at 17:30Comments(2)

2010年09月11日

続・山岳装備(4)

 本日外出するため早めに更新。



ソ連後期型山岳装備。



さすがにハーケンとかカラビナは軍用・民間用、製造国を問わず似たようなものだと思う。天然資源に富んだ国なのでチタン合金なども使用しているかもしれないが(向こうの税関は普通に通った)。



上掲のソ連型もこのロシア型も材質こそ違え、かなりシンプルな構造なのには変わりない。





マニュアルから。登山の専門家ではないのでこういう資料がないとパーツが揃っているのかどうかも確認できないのだ(恥)。まあ手持ちの用具を身につけての実地試験など、絶対やりたくないのが正直なところである。  

Posted by Yakov at 15:55Comments(2)

2010年09月10日

パーティーグッズ・仮装セット

 今回も一発ネタで。いつも仮装というかコスプレばかりしている筆者の周辺だが、文字通りの仮装グッズをこの春(友人の映画コンサルタントから)お土産にもらったので、ちょっと紹介してみたい。
ヨールカ祭(クリスマス+新年会程度に理解してもらってかまわない)のダンスや寸劇に使われる子供用のセットで推定50年代のものだ。



ジョーカー(宮廷道化師)とシベリア系の少数民族だろうか。この辺は元ネタがよくわからない。



「雪の女王」とバーバ・ヤガーだと思う(画家の嫁さんがモデルかもしれないが)。



ヒゲ男はよくわからない。女性の方は中国の皇位女性?「シナの皇帝の鶯」とかその辺がモチーフかもしれない(根拠特になし)。



シルクハットは「ミスターX」のような気もする(タXガーマスクではなく、そういう映画があったのだ)。虫歯に悩む老人風のマスクは・・・識者のご指摘を待つということで(書き逃げ)。



老教授のような面も正体不明。医者の格好をしていればDr.アイボリットにもなりそうだが・・・。
面はごらんのように普通の厚紙に耳紐を付けた簡単なつくりである。  

Posted by Yakov at 16:40Comments(0)