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Yakov

2010年11月16日

軍用食器特別編。

 またも雑記ネタで失礼。
この秋も友人と一緒に某施設(国防省管轄下だが軍事施設ではない)を見学に行き、職員に軽食をご馳走になった。その際、前菜が盛られた小皿にМОの文字があるのにふと気がついた。
これまで何回か海軍やら労農赤軍、内務人民委員部などの食器を紹介してきたのだが、それらには何かしら特徴のある意匠やシンボルが描かれていたのにそこにはイニシャル以外何も特徴的なものはない。

正直、ボロ市で見かけてもスルーするような代物だが、ここがれっきとした国防省の一施設である以上、Министерство Обороны:国防省の略称であるのは間違いない。
「こりゃ官給品だ、一~二枚もらえないかなあ・・・」と友人につぶやいたら別の話の際に職員に取り次いでくれ、その返事は・・・「この部屋にある分なら全部持って行け」だった。
小皿、中皿、スープ皿が合計11枚・・・こんな状況は想定していなかった。買ったわけでも盗んだわけでもない(当たり前だ、真昼間の国防省からこんな大量にものを盗めるならプロの国際窃盗団に今すぐ入れる)、単にもらったのである。・・・もちろん手持ちの日本土産はあわてて全部渡したが、価値的にはこんあ貴重なものとは全然釣り合わない(まあ当社比、だけど)。



ご覧の通りただの皿にしか見えないのが正直なところ。でもその存在を知った以上、今後ボロ市で同系統の食器を血眼で探し回ると思う。マニアの性として。



裏のマーキングも工場マークのほかは「納入価」というより同規格品小売標準価が書かれているだけである。

・・・前回の荷物が手荒い扱いで酷い目にあったので今回はすべて手持ちで持ち帰った(おかげでろくに土産物も持って来れなかった・・・)。3kg超の皿を手荷物の中に入れるのは無茶苦茶負担が大きい。
搭乗時の安全検査で「皿がいっぱい入ったバッグはあんたの?」と聞かれたときは精一杯の無邪気な顔で「そうです~♪駄目だったですか~?」と答えたらあきれた顔で通してくれた。

・・・こういうときに生来の馬鹿面が役に立つのである。ま、そもそも海外持ち出し禁止品でもなんでもないと思うが。  

Posted by Yakov at 17:38Comments(6)