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Yakov

2011年02月28日

映画関係。

 映画の小道具の前にまず記章ネタを。



63年のモスクワ映画祭、取材バッジ。91年の第14回レニングラード映画フェスティバル、ソ連映画50周年および60周年記念バッジとこれ系のものも(無理に探さなくても)容易に手に入るというのがコレクター業界の恐ろしさである。


для кино "Турецкий гамбит"

映画用の制帽だが、露土戦争の映画「トゥレツキー・ガンビット」のおかげで多少小道具の余りが出回るようになってきた。まあ白い綿生地の夏用キャップの方がコンプリートするにも楽なのだが。
アレキサンドル2世の装備はロシア軍服史でも特殊な時期なので実にややこしい。少し時期がずれると階級で織が違う金・銀織が帽子に縫い付けられているため地獄のような苦労をする羽目になるのだ。


для кино "Статский советник"

ミハルコフの日本未公開映画「政府参事官」で使用された帝政期ロシア警官の冬帽。日本の情報員を相手にした活劇なのだがなぜ日本では紹介すらされていないのか不思議である。
帽子の方は日本の演劇界ではかなり重宝すると思う。「どん底」とか(笑)。  

Posted by Yakov at 17:11Comments(1)

2011年02月27日

商業系(21)

 今回はまた記章(販売員章)ネタで。



上の特大バッジはモスクワ市スーパーマーケット共同体・第12食料品スーパーマーケットの販売員章。画像ではよく見えないが上の部分には「食品販売部」と書いてあるのだがひょっとすると91年~92年ごろの過渡期、「半」公共の市直営販売所が残っていた頃のものかもしれない。
サイズが名刺くらいあるので目立つことこの上ない。
その下左はモスクワ・ペルヴォマイスキー(メーデー)地区のデパートで、これはソ連時代のもの。
下右はツム(モスクワ中央デパート)の妙に小型のバリエーション。



左上はヴォルゴグラード(旧名スターリングラード)の中央デパート、その右はレニングラード文化・芸術用品販売局のもの。
左下はソ連時代のキエフ青果販売局の販売員バッジだ。その右のレニングラード生活用品販売局は昔映画の取材時によく通った思い出の場所である。当時は販売員のバッジが手に入るとは思わなかったが。



モスクワ被服トレストのバッジ。注文服(イージーオーダー含む)のアトリエもここの所属になるはずである。  

Posted by Yakov at 17:38Comments(0)

2011年02月26日

武装警備員(12)

 今回は今回入手した念願の品を。



50年代の警備員バックルベルト。交差ライフルのみのデザインも市場では今も時々見かけるのだが(筆者は大昔に購入した)このタイプは最近トンと見かけなくなった。ヒミキのさらに先に引っ越したボロ市にて購入したのだが、当然ながら「軍もの専業」ディーラーの扱い品目であった(顔見知りの強みで適価購入)。
バックルの鉤は(戦前の海軍や陸軍候補生バックルのように)「後期タイプ」とは逆位置についている。



重要施設警備局の帽章。内務省とも保安局とも別組織なのでこの項で紹介しておく。



民間警備会社の帽章らしいが社名どころかロシア、ウクライナ、ベラルーシどこのものかも不明なのだ。ディーラーがウクライナ・ハリコフの人間だからといって商品も出身地のもの・・・というわけでもないし。
本人も「多分警備員」としかいってくれなかった。・・・まあ偶然わかることもあるだろう。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2011年02月25日

無線機(2)

 今回は以前にも旧ブログで紹介した救難用無線発信機「コマール」(蚊)を再掲する。実際のところ発音は(モスクワ標準では)「カマール」となるのだが「困ったときにはコマールを」という出来すぎた駄洒落になるのであえてこう書いた。



これが本体。実は購入時には電源が生きていて線をつなぐと「ブーン・ブーン」と蚊のような発信音を出した。・・・あまり長いこと発信しておくと探知され、(電波法で)しょっ引かれるのでその後封印したが。



収納ケースはこの通り。アルミのケースに全体が収納、信号筒2本(普通の30mmタイプ)がつくが、新品は送るわけにもいかず抜いてきた。



装備の全容。電池パックはもう10年も経つのでさすがに損耗していると思う。

・・・(1)で紹介した隊内通信機、あまりに本体の画像が少なかったので以下ちょっと画像を追加しておく。



これが本体。厚みはあるが、投影面積はタバコの箱より小さい。





ヘッドセット基部と頭部用アンテナ先端。ヘッドホンにクリップで留める頭部アンテナだが、別部品の4枚羽根パーツを取り付け展開すると非常に奇妙な「リアルタケコプター」状態となる。金属バネのような材質なので身動きするたびに揺れ動き、まさに「電波ゆんゆん」状態になるのがなんとも気持ち悪い。  

Posted by Yakov at 18:10Comments(2)

2011年02月24日

商業系(20)

 また例によって地味なネタを。



戦後のものだとは思うが・・・推定4~50年代(?)の携帯用小型算盤。
ベークライトの縁に白い軟質プラスチック(骨製と思ったが違うようだ)の玉がついている。中央の「色違い部分」にわずかに染めが残っているがあらかた落ちてしまっている。そんなに酷使されたのだろうか?
ちなみに玩具のようなサイズで使い勝手はあまりいいとはいえない。



こちらは逆に大型の据え置き型。もちろん商店ではもっと大きなものを使っているわけだが、持ち帰ってくるにはこの程度(長辺が30cm弱)がまあいいところだろう。
派手な色のプラ玉がちょっと安っぽいが、実用上はむしろ適しているのかもしれない。



ついでに記章ネタ:ソ連時代のベラルーシ(白ロシアというべきか)共和国の優秀商業労働者記章。
ソ連発行のものと(使用言語が違うだけで)ほぼ同一のデザインである。
・・・まあ似ていようが違っていようが、あればあったで買ってしまうわけだが。  

Posted by Yakov at 18:03Comments(9)

2011年02月23日

С ПРАЗДНИКОМ!

С ДНЁМ ЗАЩИТНИКА ОТЕЧЕСТВА!



本日は「祖国防衛者の日」(旧ソ連建軍記念日)である。
恒例の祝日バージョンであっさり済ますつもりだが、適当な画像が見当たらないので1938年発行の赤軍20周年メダルを貼っておく。90年代には高価ながらもそこそこの数が見られたこのメダルも、いまや流通しているのはレプリカばかり・・・という超希少品となってしまった。

何はともあれ、全CIS加盟国の皆様、おめでとう!  

Posted by Yakov at 17:52Comments(4)

2011年02月22日

無線機(1)

 旧ブログでは何回も取り上げたネタだが、こちらに移ってからは(送話装置のみ、というのを除くと)初めてかもしれない。本体は以前取り上げたものと同じなのだが・・・。





本体もカバーも別個に紹介したことがあると思うが、部隊内通信用のヘッドセットつき無線機。ヘッドセットのアンテナとカバーストラップに付属したアンテナと切り替えられる2元式というのも今回知った。
やっとフルセット(電池ボックスは空だが)で入手できたのでカバーのポケットにどの部品が収納されるのかわかったのが収穫である。2枚目画像の白い楕円形のプラ部品だが、ヘッドセットにつける平型棒アンテナを「巻きつけて」収納するためのものだ。こういう知見を得るためにも「フルセット完品」探索は必須なのである。

うかつにONにすると電波法とかがうるさいので、電池が欠けていても(カバーさえあれば)まあかまわないと思う。  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)

2011年02月21日

地下救難隊(3)

 久々にこのネタを紹介する。ほとんど一発ネタなのだが。



一昨年の3月に同デザインの帽章を紹介したが、その襟章用エンブレム。戦前の地下救難隊を再現するのはもともと困難を極めるのだが、このエンブレムをもう1個そろえてペアにするだけでハードルは高い(型取り再現するにはサイズ的に七宝加工が困難である)。
今回マネージナヤの特別骨董店でこれと同じものを見かけたのだが襟章の極小エンブレムに150$というのはちょっと「再考を要する」ため今回は見送った。値下がりする宛があるわけではないのだが、こういうことは服とボタンが揃ってから考えようと思う(投げやり)。



以前にも書いたが、ソ連では都市建設省も石炭生産省もそれぞれ似たような地下救難組織を持っている。これは民間防衛・非常事態省管轄の地下救難隊だが同時期にもかかわらず別名、同デザインのパッチが存在する。編成単位(人数的なもの)による区別かそもそも別組織なのかは今のところ分からないのだが、日本語にしてしまうと両者とも「地下救難隊」の名称に落ち着いてしまう。まあ今回は保留してじっくり調べたいと思う。  

Posted by Yakov at 17:23Comments(2)

2011年02月20日

国際組織(1)

 今回はロシア・ソ連が加盟している国際機関の記章類でも。



IPA:国際警察協会ロシア支部のバッジ。私服用の襟バッジなので非常に小さい。以前ICPOロシア支部の職員章(革のパスケースに固定タイプ)も入手したはずだがどこに紛れ込んだやら・・・。





コメコン(ロシア語ではセフ)の25周年記念章。各国の国旗が精巧に着色されていてかなり高級な代物である。





上画像の左は同じくコメコン25周年記念バッジだが、右はコメコン・ビルの建設労働者に授与されたものだ。5年の歳月をかけた立派な建物であった。  

Posted by Yakov at 17:05Comments(0)

2011年02月19日

発掘品。

 今回はほとんど雑記である。我が家の発掘品をいちいち上げていったら錆さびのドイツ兵の遺品ライターとか腐った認識票とかだらけになってしまう。とりあえず友人からのもらい物ネタということで。



ベロゴラドの戦跡で友人が掘ってきた大戦型兵用サーベルの部品。モシンナガンの銃剣留めがついている騎兵用だが、さすがに鞘を自作する気はないので単体コレクションとなっている。
下端というか先端部に木片が腐らずに折れて残っているあたりがなかなかイヤ~ンである。



1927年製のシャーシュカ用の柄部品。磨くとこのように再生可能となる。グリップを木から削り出すのはそれほど難しい作業ではないがまああまり自作するモチベーションも上がらないので以下同文。



同じ場所で掘り出したらしいバイクのテールランプ?と双眼鏡部品。いくら「これはいいものだ」とかいわれても・・・サーベル部品とかはともかく、こういう部品をくれるのはどうにかして欲しい。ロシア人(いやこいつはウクライナ生まれなのだが)の善意はときどきこういう「熊のサービス」をもたらしてくれるのだ。
稼動性不明のラジカセをくれたときもそうだったが、荷物の税関申告書を書いてくれた友人は「あいつはうちにある不用品を全部日本に捨ててるんじゃないのか?」とげらげら笑っていた。とはいってもこちらとしてはあんまり笑えない世間のしがらみである。まさか捨てるわけにも行かないし・・・。  

Posted by Yakov at 17:00Comments(0)

2011年02月18日

近隣国(30)

 今回はまたCIS内のものを。



上がルカシェンコ政権前のベラルーシ帽章(軍のものだったと思う)、下がエストニアのものだ。戦間期にもほぼこんな帽章を使用していたが、90年代のものにしては無駄に高級だと思う。



キルギス軍帽章の「ロシア軍ベースの帽章を赤一色に塗りつぶした」デザインというのは1917年のケレンスキー臨時政府を思わせてちょっと面白い。



ベラルーシといえばほぼ「ソ連を継承している」ことで有名だが、ソ連のSSOのような学生義勇組織・ベラルーシ学生部隊という組織が存在する(建設関係だろう)。ベラルーシ語は分からないのだがロシア語からの類推でいくと「指揮官」とか「コミッサール」の職能パッチも身につけているようだ。  

Posted by Yakov at 17:58Comments(2)

2011年02月17日

通信・電話局(8)

 今回もまた地味な公務員ネタで。 



以前紹介した(中央郵便局前に立っている)通信省の武装警備員帽章(左)だが、今回は勤務バッジ(右)も手に入った。帽子の外観、制服の基本デザインは理解しているので何とか再現の目処が立ってきた。



性懲りもなくまた買ってしまったソ連通信省の郵便回収袋。スタンプが前と違うだけで収集対象になってしまうのだ。



通信局とは別組織(むしろ国家保安局系)の省庁なのだが政府の極秘通信を扱う「スペツスヴャージ」の優秀職員バッジ。普通、市場には袖章や帽章、エンブレム位しか出回らないのだが探せば何とかなるものである。  

Posted by Yakov at 17:17Comments(5)

2011年02月16日

環境保護(3)

 時々この関連の紹介はしているのだが、単独の項目を立てるのは久しぶりかもしれない。



国家環境保護局の高級職員用上着を今回購入した。もともと大佐相当の参事官肩章がついていたのだが襟の刺繍は高級職員(将官待遇)用、手持ちの資料にも「大佐」が将官襟章をつける例は載っておらず、手持ちの将官肩章と交換する事にした。それにしても襟ぐりが広いというか剣襟の位置が低すぎるというか、イタリアンスーツのような軟弱な裁断はあまりロシア的ではない(自然保護なんてロシアには似合わない・・・という暴論ではないので誤解なきよう)。



そのアップ。将官肩章には刺繍の環境保護局エンブレムが入るのだがこれにはボタン穴があるだけ。金属エンブレムを強引につけても許されるような気はするが。
以前、同色のロンパス入りズボンを偶然手に入れていたので実に嬉しい。正直役に立つ日が来るとは思っていなかったが・・・。



制帽は、現用の森林警備官制帽と規格がぴったりである。将官用だと刺繍の帽章がデフォルトなのだが、長年の経験で「長官クラスの制帽は意外とテキトー」・・・というか一般将校用の金属帽章で済ましている例をいくつも見てきたのであまり真剣に考えないことにする。ソ連将官毛皮帽用帽章を改造して当面はそれらしく(笑)。  

Posted by Yakov at 17:28Comments(0)

2011年02月15日

商業系(19)

 これまた今やライフワークと化したような感のある「販売員」系のネタである。



上はモスクワの書籍販売を管轄するモスクニークトルクのバッジで下は以前にも紹介した外貨ショップ・「ベリョースカ」の販売員章。



軍事書店の販売員章。モスクワにはかつてアルバート街とクラースヌィエ・ヴァロータ近くの2箇所に大きな軍事書店があり、以前は隣接するPXとともによくお世話になったものだ。これが2000年代に入ってしばらくすると地域再開発のあおりを受けていずれも閉鎖、いまでは土産物店とオートサロンに成り果ててしまったのが悲しい。
もちろん軍事関連書籍は一般の書店でも買えるのだが記念ポスターや関連雑誌、絵葉書などと総合的な品揃えのこの書店を失ったことはモスクワ在住のマニアが共通して嘆くことである(「赤い星」出版局内のキオスクがほぼ唯一の希望の星なのだ)。
それにしてもサンクト・ペテルブルクはネフスキー大通りにあった軍事書店は今でも健在なのだろうか?



最近見かけるたびに買ってしまうロシア式算盤。回を重ねるごとに「旅行用」と呼ばれている小型だけでなく、商店で昔よく見かけた「据え置き式」算盤まで買うようになってしまった。  

Posted by Yakov at 17:10Comments(2)

2011年02月14日

交通ネタ(31)民間航空

 とめどなく続く航空会社シリーズ、今回は割と最近のものを。



2005年式のアエロフロート・パーサー用のサマーコート。ボロ市で買ったのだが売り手のおばさんが「ベルトを家に忘れてきた」とかでとりあえず本体のみ購入した。
ベルトつきのダスターコートという佇まいで何の記章もついていないのがこの時期らしい。
以前紹介したパーサー制服も「剣襟のシングルジャケット」そのものにバッジをつけただけの地味仕立てだったが(飛行士は袖に階級章がつく)、その反動か2009年制服では袖に馬鹿でかい刺繍の社章がつくようになったようだ。



それでもアエロフロートの文字が入った大型ボタンがついていたりして実物でないとどうにもならない世界ではある(そもそもダークブルーの色味が市販品では再現できない)。
裏地もジッパーで脱着できるようになっており、94年から代わり映えしない軍用サマーコートとは一味違うグレードだ。



パイロット2級の文字があるが、安全飛行表彰記章の「飛行士用2級」という意味だろう。アエロフロートの安全飛行時間表彰記章は以前にも紹介したが、大統領府の旗がついているのでこれは「政府専用機」のスタッフ用と思われる。制定時期が不明なので現在の「航空会社ロシア」のものかその前のアエロフロートが政府専用機を運行していた時期のものかはよくわからない。  

Posted by Yakov at 17:03Comments(2)

2011年02月13日

近隣国(29)

 久しぶりにまたウクライナものを。



また溜まってきた帽章。上段左から海軍将校、将官野戦用、将官常勤用と当たり前のもの(当社比)が並ぶが下段はちょっとキワモノ的な・・・左端はなんとなくソ連時代に作られた「民族主義リスペクト」なものっぽい。中は襟章とも帽章ともつかぬ代物で同定はパス、右端はウクライナ税関の帽章である。
税関吏はおそらく(独立当初は)ソ連型制帽に帽章だけ交換でしのいでいたと思うが、現代はどんな制服に変わっているのやら。友人からロシア・ウクライナ国境の税関での武勇伝はよく聞かされているのだが、秋には列車で初キエフ・・・の可能性もあるので事前学習しておきたいと思う(<謎)。



民警用肩章だが、以前紹介したジャンパー用とも熱帯仕様とも違う配色だ。水色シャツ用なのだろうか?



ウクライナ鉄道・ハリコフ路線の武装警備員の袖章。以前ウクライナ鉄道員の肩章とかは紹介したのだが、こんなものに手を出して収拾がつくのだろうか・・・。「公務員グッズ」の基礎を知るために、やはりキエフには行かねばなるまい(笑)。  

Posted by Yakov at 16:52Comments(1)

2011年02月12日

袋物(15)野戦系

 いつもの分類不能シリーズ(笑)。強いていえば空挺ネタになるのかもしれない。



以前紹介した空挺隊用のRPG7-D収納ケースだが、70年代ロット(上)をまた発見した。後期型ではとりあえず予備弾一発(推進薬別納)が入るポケットがつくのだがこれは本体のみ。弾薬手が2発入りの玉袋いや弾嚢を持っていればよい・・・という構想はさすがに後年改善されたようだ。



キャンバス製のパラシュートバッグは性懲りもなくまた2種類買ってきたのだが、それとは別に薄手のパラシュートバッグも入手した。何しろ軽いのでもしものときの買い物袋「アボーシカ」代わりに大変便利であった(<先日活用済み)。

・・・さすがに写真を載せるのは馬鹿馬鹿しいが、某所でマネキンを保存する(上に被せるタイプらしい)カーキグリーンの大袋を貰ってきた。とりあえず服類でも詰め込んで転がしておこうと思うがうかつに満杯にしてしまうと無茶苦茶な重さになってしまいそうだ。綿入れ上着でも詰め込んでおくとしようか・・・(苦笑)。  

Posted by Yakov at 17:26Comments(3)

2011年02月11日

再び靴ネタ(14)

 今回も地味な靴ネタを軍用+αで。





某施設から出たロシア空軍のパイロットブーツ。横ジッパーに合成毛皮ボアつきの豪華な仕上がりである。靴底はソ連時代からよくあるフラットな形状(エンボスはあるけど)のもので、将官野戦用防寒ブーツ(そういえばこれもサイドジッパーだ)によく似ている。



PX品のほかスポーツ用品も手がけているsplav社の運動靴。以前79パターン風のを紹介したと思うがこれはユダシキン迷彩(デジタルフローラ)のものだ。靴底のパターンは以前紹介したものとはほんの少し変わっているが、ソ連の運動靴底に似たようなものはあった。ま、この辺も集めてみると結構面白い。  

Posted by Yakov at 17:02Comments(0)

2011年02月10日

電化製品(9)

 久しぶりに日用品ネタを。「ミリブロ」にこのようなネタばかり書いていていいのか、と思うが、そもそもうちの読者層が以下略。





モスクワの滞在先の家主が昔使っていたラジカセ「ヴェスナ(春)」。使用可能か壊れているのか今いち定かではないのだが(ACコードが欠品だった)壊れていなければ単一電池で作動するはずである。
そんなものをくれるのもどうかと思うが、確かにボロ市でもあまり見かけないジャンル(というか持ち運びたくない)なのでありがたく貰っておいた。さりげなく見えるモスクワ五輪のマークがイカす。
88年にモスクワで買ったアーラ・プガチョワやロシア語版ビートルズのカセット(メロディア製の正規版である)でも掛けたらゴキゲン!なはず。
それにしても、側面にある入出力端子が(80年代以降の)日本とはまるで異なっているのが面白い。これにつなげる電蓄、いやレコードプレーヤーまで買ってしまいそうなのが怖い。



なんだか毎回ラジオを買っている気がするがこれもソ連製のラジオ「クヴァルツ」(クォーツ、ですな)。80年代らしいセンスがステキなのだ。  

Posted by Yakov at 17:46Comments(0)

2011年02月09日

交通ネタ(30)

 アバウトな表題にしたおかげでこんな回数になってしまった交通ネタである。



独立した省庁から国家環境保護局、非常事態省とめまぐるしく所属が変わった「小型船舶管理局」の係員バッジ。左のバッジはМЧС:非常事態省になってからのものだが、リボンを通すループが(一部の)スポーツ大会スタッフを思わせる。まさか紛失防止に安全索がつくわけではないだろう(笑)。右はまだソビエト時代のもので「国家小型船舶管理局」と明記されている。


не личной коллекции

ボロ市で見かけた民間商船高級職員の帽章だが、ソ連時代の規定にこのようなものはない。民間商船でよくある「個人的特注品」だとは思うが、結構(金銭的に)張り込まないとこんなものは作ってもらえそうもない。そもそも規定にないものなので配色の指定などもさぞや面倒だったことだろう。


тоже

まあこの階級なのだからこそ可能なのだと思う。  

Posted by Yakov at 18:13Comments(0)