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Yakov

2011年03月25日

帝政レプリカ(3)

 久しぶりにこのネタ。今回紹介するものはレプリカという表現からは少しずれるのだが・・・。





モスクワの委託骨董店に転がっていた劇場用の衣装。1882年式のライフル連隊の規定で前はフック止めになっている。綿でなくウールならありがたいのだが(安価だったので)まあそれはそれで。
・・・しかし筆者的には前あわせが逆なら帝政期の鉄道制服になったのに・・・と明後日の方向に雑念が生じてしまうのがまたなんというか。



手前も同じ場所で入手した歩兵型裁断将校82年制服なのだが、以前紹介した映画制服と比べてもひときわ暗い生地が使われている。博物館の実物も割りと暗色の傾向が強いのだが、ロシア・ソ連のウェイブグリーンの色調の幅はもう、恐ろしいものがある。



以前に画像なしでちょっと触れたが、現ロシアの特別栄誉部隊・将校用の礼装ベルトである。これ自体はごく限られた人間しか用のないものだが、現代のコサックが好んで購入するようで、割と普通にPX で手に入るのが面白い。当時ものと違い銀糸がアルミ糸になってしまったが、現代コサックや軽めのマニアにとっては「2m離れればそれらしく見える」ベルトも馬鹿にしたものではない。  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)