2011年04月01日
海軍略帽。
本日がエイプリルフールだから、ということでもないが、とりあえず珍妙な写真から。
2枚目の画像は少々発色が悪いのだが、黒のウール地に真紅のパイピングがついた紛れもない海軍略帽である。ソ連・ロシア軍マニアなら海軍制帽・略帽のパイピングは兵科にかかわらず白・・・と刷り込まれているので、ほとんどの皆さんは違和感を感じられたことと思う。
この略帽は例によって某施設の棚卸廃棄ガラクタに混じっていたのだがマニア的な意味ではガラクタではない。1962年製造のきちんとしたものなのだ。
1960年代前半のごく短期間、海軍の記章に兵科ごとに異なるパイピングが導入された時期があった(資料的裏づけあり)。画像のような船舶・航海要員は黄色、航空隊は青色というように階級ラインと同じウールパイピングがついた肩章はモスクワの業界で時々出回り、筆者もかなりの数を目にした。
この時期に帽子のパイピングをそれらの兵科色に合わせる予定があったとしたら・・・。赤ラインの略帽は沿岸警備、もしくは支援兵科(法務、医療)用のもの(おそらく試作)ではなかろうか?
実際の使用例(報道写真)も資料も乏しいので60年代に多色パイピング海軍制帽が支給されていたとは筆者もあまり考えていない。・・・ま、マニア的にもそのほうがありがたいのだ(笑)。
2枚目の画像は少々発色が悪いのだが、黒のウール地に真紅のパイピングがついた紛れもない海軍略帽である。ソ連・ロシア軍マニアなら海軍制帽・略帽のパイピングは兵科にかかわらず白・・・と刷り込まれているので、ほとんどの皆さんは違和感を感じられたことと思う。
この略帽は例によって某施設の棚卸廃棄ガラクタに混じっていたのだがマニア的な意味ではガラクタではない。1962年製造のきちんとしたものなのだ。
1960年代前半のごく短期間、海軍の記章に兵科ごとに異なるパイピングが導入された時期があった(資料的裏づけあり)。画像のような船舶・航海要員は黄色、航空隊は青色というように階級ラインと同じウールパイピングがついた肩章はモスクワの業界で時々出回り、筆者もかなりの数を目にした。
この時期に帽子のパイピングをそれらの兵科色に合わせる予定があったとしたら・・・。赤ラインの略帽は沿岸警備、もしくは支援兵科(法務、医療)用のもの(おそらく試作)ではなかろうか?
実際の使用例(報道写真)も資料も乏しいので60年代に多色パイピング海軍制帽が支給されていたとは筆者もあまり考えていない。・・・ま、マニア的にもそのほうがありがたいのだ(笑)。
Posted by Yakov at
17:46
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