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Yakov

2012年02月04日

雑記・大戦将官野戦ズボン

 今回は画像紹介が中心ではないのだが。





ボロ市でレンドリース風生地の将校ズボンを見つけ、購入した。裁断もボタンも大戦中を思わせるタイプで十分満足したのだが、よく見たら将官用ズボンのロンパスを取り去り、中央のラインだけ残したものだった。コレクターとしては嘆かわしい状況ではあるのだが、大戦中の野戦規定(43年1月)では将官の野戦ズボンは赤側線のみ(ロンパス廃止)と明記されているのだ。その意味では「指令による改造」と考えることもできるわけで・・・着装マニアとしては非常に面白いアイテムではなかろうか。
もちろん誰がいつロンパスを取っ払ったのか証明できるわけではない。このほかに紺ズボンのロンパスを取り払ったものを所有しているのだが、これなどはダーチャで「実用」するために「格好悪いので」取り払ったものだと思う。それでもまあ夢は大事にしたいわけで(笑)。


Для кино...

正体不明のキーテェリがあったので大戦型の星章とボタンに取り替えてみた。大戦初期の将官装備というのがまた複雑で、たとえば41年1月の段階で将校ウールズボンは野戦時に兵科色パイピング省略(43年野戦規定では復活する)と明記されているのに将官限定の記載はなく、開戦後に適宜(将校に準じて)野戦偽装がなされたため無茶苦茶なバリエーションが存在するのだ。

将官袖章を単に外したものとカーキ布で袖章を新造したもの、ロンパスを外して中心パイピングだけ残したものとカーキ色のパイピングを新造したもの、襟章をカーキ布で作ったものとカーキ布に金糸コイルわざわざで縁取りをつけたもの、キーテェリのパイピングを取ったものと一部残したものetc.・・・。
制帽に至ってはカーキの塗りつばと布つばの野戦制帽、さらに一般将校用の帽章をつけたものなど無茶苦茶である。43年規定からはある程度統一されたようだが・・・。
こういう微妙な時期のものはうかつに突っ込むと恥をかく、マニアの鬼門なのかもしれない(脳内設定にも節度は大切だが)。

今回は話し出すととまらないヲタそのものな内容になってしまった感じだが、次回からは自制するのでご容赦願いたい。  

Posted by Yakov at 17:41Comments(0)