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Yakov

2012年12月18日

二次戦小物(8)

 また地味なネタだが。



第二次大戦直前からソ連の革製装備の多くがキャンバスやら合皮製やらに置き換わ(正確には野戦に特化したものが並行して生産されていたわけだが)っていったが、この双眼鏡ケースもその例に漏れない。まあこれまでも何種類か紹介してきたわけで外面的には割と普通なのだが…。



内部に接眼レンズフィルターがあるのがわかるが、問題はそこの左側で…この片方にだけ接眼パーツ(ベークライト製)の収納ケースがあるのだ。大抵は本体にパーツをつけたままで収納するとかなのだが、時々イレギュラーなものを見かける。製造年度とか用途とか工場とかでパターンがあるのかもしれないがまだちょっと調査に手が回らない(一生回らない可能性高し)。



1944年製の詰襟43式ギムナスチョルカ。米軍支援の「チノパン生地」でできているのもそうだが、製造スタンプがある戦争中ロットというのはかなり珍しい。大抵は画像に見える白い布に印を押して本体にはスタンプなし…というのが大部分(戦後は本体に刻印を押したものが多くなるが)だなのだ。



刻印。41年くらいの装備でよく見るものとはちょっと規格が変わってきている。サイズ4とそこそこ大きい。



ズボンは将校用に多いサスペンダー仕様のもので背面の三角形の切り返しがこの時期によく見られる裁断である。



上着と似たようなレンドリース生地だが、上着とはサイズも違い、特に上下組として出てきたわけではないのがわかる。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(0)