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Yakov

2012年12月25日

交通ネタ(58)河川艦隊

 今回も地道に記章系を。



これは筆者のコレクションではなくモスクワの市場で見かけた河川艦隊の記章。正体不明だったので買おうかどうか迷っているうちに売れてしまったのだが、その2週間後に入手したペテルブルクのコレクター雑誌に正体が載っていた。
左が69年式河川艦隊長官(ここは「省」なので大臣である)の黒制服用エンブレム、右が副長官用であったのだ。雑誌の編集者も「長官記章」の実物は持っていなかったようで、間違った(星の中央が赤い)「再現図」を載せていたくらいの貴重品である。
…まあ手に入れたら手に入れたで袖の長官用階級章から自作しないといけなくなるわけだが手に入らなくてよかったよかった(<酸っぱい葡萄メソッド)。



撮影者の影が映り込んでいるところはご愛嬌だが、同じバイヤーが売っていた将官制帽。このブログでも同じような帽章は紹介したが、帽子のつばは特注になっている。もともと河川艦隊の将官制帽には金糸縁飾りはなく柏葉が縫い取られているだけなのだが、この例では商船型つば(ビニール製の縁取りがある)に海軍将官タイプの刺繍が施されている、という鵺タイプ規格になっているのだ。



かなりデカくて派手だが、現代ロシアの河川艦隊優秀章である。

・・・ペテルブルクの資料を読んでいたら今年3月4日更新分の黄色い錨が交差したビニールプリントは69年式の兵下士官用(水夫・下級職員用)袖章と判明したので訂正しておきたい。  

Posted by Yakov at 17:19Comments(0)