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Yakov

2013年01月31日

軍学校(8)

 今回は海軍高等学校を。でも今回はバッジではないのだ。



水兵帽の学校名入りペンネントである。海軍軍学校はセーラー服が制服なわけだが、一番上のキーロフ軍医アカデミーは陸軍と共通の教育機関なので陸軍将校の制服とセーラー服の学生が一緒に学ぶわけで、いくら「セーラー服=女子制服」の概念がないとはいえ違和感バリバリである。
真ん中の軍高級政治学校(海軍学部)も同様に陸海軍共通のところだろう。検索すると海軍学部でこの名称のものはリヴォフばかりhitするのでそこのものかもしれない。
下は太平洋艦隊でお馴染み、マカロフ名称海軍高等学校のものだ。



上は海軍上級技術学校、中はレーニン・コムソモール名称海軍高等学校、下は上級海軍政治学校のもの。



上は海軍海事学校とあるが具体的にどこのものかは不明。レニングラード州クロンシュタットの42学校だろうか?
下も上級海軍学校とあるだけでどこのものかは不明。…読めばわかることばかりで申し訳ない(苦笑)。  

Posted by Yakov at 16:52Comments(0)

2013年01月30日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(5)

 今回は50年代のものを。





1954年製のモシン・ナガン用革スリング。SKSにもつくはずだが、AKタイプのクリップ付きSKS革スリングがそろそろ出て来る頃なので旧型モシン用と呼んでおく。



多分同時期のキャンバスタイプ。第二次大戦時も海軍部隊には黒とカーキのスリングがばらばらに支給されたのでこれでなければならない、ということはもちろんないのだが。



黒革製のSKS/モシン用弾薬盒。大戦同型だが、大戦中期に30/38背嚢が廃止されたので背嚢連結用のリングは廃止されている。
  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)

2013年01月29日

光学器(8)付属品1

 またも適当な表題で失礼。1912帝政型双眼鏡ケースなど革製装備を2-3回紹介するのだ。



帝政将校用双眼鏡ケース1912型。そうはいっても将校装備は自弁なので多くのバリエーションがあるわけで、まずはオーソドックスなコンパスケース付きのものを。



一番特徴のあるコンパス収納部。スナップボタン式のベルトでカバーを固定、コンパス本体も金属の脱着爪でしっかりと固定される。



縁の部分が茶色く塗装された補強金属でカバーされているのがわかる。本体内部は接眼部の幅に合わせたスペーサーがあるだけでフィルター入れなどのパーツは見えない。



まあ上蓋の裏にそういうスペースはあるわけだが。



さらにもう一つの特徴、ショルダーストラップを固定する金具の形状、さらにストラップ長さ調整用のT型金具などがはっきりわかると思う。

…バリエーション紹介ではもう少し細部の違いに絞ってもうちょっと簡潔に紹介したいと思う。  

Posted by Yakov at 17:40Comments(2)

2013年01月28日

海軍礼装。

 落穂拾い的なネタをちょっと。





1945年型将校パレード用ベルトの絹製モデル(中佐以下)。帝政海軍のバックルデザインを色濃く残してはいるがベルト本体が金(将校用は黄色)だったりしてまあ完全に別物ではある。ライオン型の剣吊金具止めとかイメージ的には近いのだが。



2008年とかそのあたり(記憶があいまい)、ユダシキン服より前に導入された現ロシアの海軍儀仗隊(特別栄誉部隊)将校礼服。イメージとしては1945ビクトリーパレード服そのものだが、デザイン自体はともかくボタン列の角度とか全体的に間延びした襟回りの刺繍とかよくいって「レスペクト」止まりというかなんというか。戦勝パレードが終わった後あたりにパレード参加者がこれを着てくつろいでいたりしたので印象には残っているのだが文献とかニュース映像でいまいち見かけない状態のままユダシキン服に切り替わってしまったようだ。



これは兵用だが、ユダシキン礼服は大戦型制服を見慣れた身には「舐めるんじゃねえ」としか見えないのがお互い不幸というかなんというか(<多分経費が無茶苦茶掛かった制服を導入させられた国家財政が一番の不幸)。
素直にソ連型後期(ブルゾン型)で良かったのではないかとさえ思う。  

Posted by Yakov at 17:48Comments(0)

2013年01月27日

光学器(7)

 本日は横浜ヨールカ祭につき以下略。また簡単に帝政期~戦前の双眼鏡ネタでも。





外見上前回(6)のツァイス型帝政双眼鏡の1928年製。革命後のもので工場印の類がなく製造年と形式Б6x.30の記号だけが打たれている。この時期だとアルテリとか何かしらの工場名がありそうなものだが、小規模な製作所の製品なのだろうか?





戦前のソ連軍用だが製造年は判読不能。8x30のより高性能なものである。
…どちらかというと主題の帝政型双眼鏡ケースはまた回を改めて。結構泥沼なのだ。  

Posted by Yakov at 19:39Comments(0)

2013年01月26日

交通ネタ(59)

 本日は東京ロシア語学院の講演会につき以下略。旧ブログで紹介したアエロフロート95年装備について再度。



以前ちょっと紹介したが画像が不鮮明だったので再び。上の記章はアエロフロート男性職員用記章だが、下のブリガディール章(班長・チーフパーサー」ようの職能章はかなり(市場に流れるのは)珍しい。ブリガディールというと何か旅団長とか准将とかみたいだが、この言葉自体は「建設作業班」とかで非常によく使われる名称なのだ。



95年式ネクタイもいまだに使い古しが一本しか入手できていない。ソ連軍用によくあるイミテーションではなく普通の結束ネクタイに刺繍を加えたものだ。



このブログ的には珍しくない…と思ったがミリブロに移ってからは紹介していなかったので95制帽を。2005年式ではパーサー・地上職員が銀で飛行要員は金色記章・・・という区別ができるのだが、95年式では機長のつばにのみ刺繍が付き、それ以外の男性職員は同一(この画像のもの)の制帽を使用していたのだ。  

Posted by Yakov at 21:30Comments(0)

2013年01月25日

礼装小物(3)

 ちょっとまた礼装ベルトのネタを。



以前帝政将校ベルトのレプリカ原反を一人分手に入れたのだが、適当な裏地が見つかったのでベルトのレプリカを完成させてみた。バックルは金属棒を曲げたものなのだがベルトにしてしまえばそこそこそれらしい範囲に収まった。
原反の絹糸部分、帝政のオレンジと黒のゲオルギーカラーで出来てはいるのだが発色がちょっと微妙で1944年ソ連将官パレードベルト(赤の一般兵科用)の代用にそのまま使えそうな鵺ベルト(プラスの意味で)となっている。





これはオリジナルなのだが裏地が薄皮のタイプである。ご覧のとおり実物のバックルもそれほど手の込んだものではない(さすがに黒染めはしてある)のがわかる。
とりあえず欠けていたスナップボタン(ホックの例もある)を足して着用可能にしてみた。アップにするとオレンジと黒の糸目がはっきり見えるが、遠目には赤い線に見えてしまうのはどうやら「仕様」なようだ。



帝政ロシアの代用にしようかと時々思ってしまうブルガリア冷戦期の礼装ベルト。絹部分は赤と緑なのだが、緑の糸を丁寧に黒く染め変えれば何とかなりそうな。帝政レプリカ原反の生産があと2年も遅ければ確実に「改造素材として」つぶされてしまったと思う。…同じスラブとはいえ、近隣国にはかなり容赦のない筆者なのである。  

Posted by Yakov at 17:26Comments(2)

2013年01月24日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(4)

 またいつものネタで失礼。色が違うだけじゃん、とかいわれつつもそれなりに珍しいのでお忘れなきよう。





兵下士官戦闘用ベルトと合皮製装備サスペンダー。80年代後半にはバックルがカーキ塗装の海軍用である以外陸軍と同じ(茶色合皮製)になってしまったが、63年から80年代半ばまではこれが正規装備である。銀色のバックルの多くは裏が白味の強いグレー(海軍艦船備品のヘルメットによくある色)で塗られているが表面は大体艶消し銀(素材の色だけど)である。
80年代に黒服が戦闘装備から外されてからはパレード装備として本革製のダブルサスペンダーが使われるようになるが、これはまた回を改めて。



戦闘ズボン用ベルトだが、兵下士官は大体水兵パンツ裁断のズボンを履くためこのベルトは使用しない。将校は大体革ベルトを使うのだが、ひょっとすると各自の判断で(PXで購入して)使っているのかもしれない。まあソ連では思いつきで生産したものを無頓着に支給しているとしか思えない事例が多々あるので「黒だから海軍歩兵用」と固定的に考えない方がよいのはもちろんだが。  

Posted by Yakov at 17:25Comments(0)

2013年01月23日

光学器(6)

 ここら辺はまちまちな表題で紹介し続けてハチャメチャになってきたが、まあブログ内検索機能を活用していただく、ということで(責任放棄)。





まずは外国製品から。1910年英国製の地図用拡大鏡だが、正直海図用か陸軍用か断定はできない。まあ革製の携帯ケースがあるところは陸軍ぽいし、車輪がついているのでもし揺れる船の上で使った日には机から落っこちて割れてしまうかも…というところから8:2の割合で陸軍用だろう思っているのだが。





ベークライトの接眼パーツが片方割れているが、ツァイス風のロシア製6X双眼鏡で1915年オブホフスク鉄鋼工場製のもの。



同じくロシア1917年砲兵総局工場製…とあるが2月革命後のものだろうか。工場のスタンプがドイツのツァイスの図案とよく似ているのが面白い。この辺は戦前のGAZトラックのロゴががフォードの商標を模したものだったとかそういう妙な伝統を連想させる。
…そういえば70年代の日本でもラコステのロゴによく似たワニマーク付きポロシャツなどが売られていたりしたものだが(ワニが立ってるTACHIWANIというのもあった。ロゴデザインが紛らわしいんだ実際)。  

Posted by Yakov at 17:16Comments(0)

2013年01月22日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(3)

 次にやるネタとか地道に仕込みつつ今日も冷戦期ネタである。



あまり変わり映えしないネタで申し訳ないが海軍歩兵用特別装備である短縮ブーツ。これは厚革製で裏地部分のミシン目は当然あるものとないものがある(裏地に綿布を使うか裏地も全革製かによる)。画像のものはゴム底(旧型)なので兵下士官用ということになる(将校用は皮底)。



キルザ(合皮)製の同型ブーツ。実は現代ロシアでほぼ同規格のものを作業用に生産しているので載せてみただけである(60年代当時は足先のみ本革製)。

  

Posted by Yakov at 17:22Comments(4)

2013年01月21日

続・近隣国(55)

 本日は近隣国というかなんというか、出入国手続きではロシアと連合関係にあるベラルーシのネタで。



ようやく手に入ったベラルーシの税関袖章。肩章とか襟章とかこまごましたものは手に入れていたのだが、これでかなり再現が容易になってきた。まあもともとロシア旧型91年税関服とかなり近い服なのだが。ルカシェンコ時代のものなので騎士マークが消えてメイン国家モティーフは国土地図になっている。



ソ連民警のような縁取りがついている二つはベラルーシ民警の帽章で中心には国家章がある。丸い方の帽章はベラルーシ森林警備官のもの(礼装と常勤)…ときいたが柏葉の縁取りは内務省将官も使っている(ただしこれと違い国家章は楕円形)ため今一つ確信が持てないのだが。



これまた今一つ正体が不明でバイヤーによって説明が違い、KGB(ベラルーシではこの名称)とも内務省のバリエーションとも。いつかベラルーシに行く機会がれ場わかるのかもしれないが…。



台座についているのが税関の優秀バッヂでその周りには税関襟章が見える。ボタンの方は将軍用のベラルーシ国家章入り(金属)とルカシェンコ以前(92-94)のボタン(プラ製)である。  

Posted by Yakov at 17:54Comments(0)

2013年01月20日

電波受信セリ

 ちょっと訳あって自室で探し物をしているのだが、どれだけ時間を費やしても全く進展がないのが悲しい。表題は探し物に疲れて「精神に異常をきたした」とかそういうことではなく、昔懐かしい電波系のネタ紹介である。



実は今回のネタはこれ一枚、70年代の受信報告書である。1970年代には日本でも海外放送受信ブームがあり、筆者の世代的だと短波ラジオを買い込んでせっせと受信報告書を郵送してべリカードを集める…というのは割とメジャーな趣味であったのだ。筆者はそれほどでもなかったのだが、友人にはさらに進んでアマチュア無線を始める奴とかいたりして…ともかくおっさんホイホイ的なネタなのである。
この画像では両面を写しているがこれはソ連のクレンケリ名称中央ラジオクラブが発行したもので、指向性アンテナ「アルタイ」のイメージカットやらクラブの紋章が表にあり、裏面には英語でデータ記載ができるようになっている。
なんのはずみか同じブランクが6-7枚手に入ったのだが、今の若い人に需要はないだろうなあ…。  

Posted by Yakov at 17:33Comments(0)

2013年01月19日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(2)

 海軍歩兵ネタの続きで今回は多少古めの装備を。





皆様お馴染みの将校戦闘服(64年時の名称はギムナスチョルカである)。80年代中盤まで現役でその後はパレード(外出服は基本海軍式である)装備のような使われ方をしたものだが、この服には1963-69の記章がついている。
58式と便宜上呼ばれている規格では将校野戦肩章のベースはこの画像のようにウール製ベースに階級リボンを縫い付けたものなのだが、64年の段階ではすでに(のちの69改定で一本化された)野戦用絹織肩章とこの野戦ウールベース肩章とが併用されている。それゆえこの服にのちの時代の差し込み肩章をつけても問題はないわけだが、69年までは海軍歩兵も陸軍歩兵同様にラズベリーが兵科色なので…もし代用するとしたら69-82年の「海軍軍医用差し込み肩章」でも探して来るほかないが。まあかなりハードルは高いと思う。
この服ではまだ黒色プラボタンでなく黒塗装金属ボタンがついており、刺繍の海軍歩兵ワッペンともども製造年がうかがえる。



右は63年制定の綿製水筒カバーだが、左は1955年製の水筒カバー(バイカ生地)である。戦後50年代の海軍沿岸防護部隊の多くは特殊なエンブレム以外ほぼ陸軍型装備を使っていたが第二次大戦中期に制定された「海軍歩兵専用装備」もある程度支給され続けていたのがわかる。50年代製の黒革製や黒キャンバスのライフルスリング、SKSポーチ等も多少所有しているのでまた気が向いたらここらも紹介する。
  

Posted by Yakov at 17:49Comments(0)

2013年01月18日

二次戦小物(9)

 居間をほじくり返したら出てきた双眼鏡のネタでも。大昔に紹介したかもしれないが覚えていないのでとりあえず。





1935年、ГОМЗ им.ОГПУ(統合国家政治部名称全ソ光学機械工場)製の6x30双眼鏡。光学系コレクター的には有名なブランド(のちのLOMOである)の高級品なのだが残念ながら状態はあまりよくない(居間に放置してた奴が言えた義理ではないが)。ベークライトの接眼カバーが付きそうな構造だがこれには付属してこなかった。





一緒に出てきたケースがこれであるがなかなかみすぼらしいというか相当な戦時資源節約型である。
1938年ころのキャンバスケース(昨年12月18日分参照)などだと基本部位(蓋とか)に本革との併用がなされていたりするがこの例だと基本兵用ブーツよりさらに代用じみた合皮である(内装のバイカ生地もかなり荒い)。内部にもフィルターポケットや接眼カバーホルダーなどついていないシンプルなもので、戦後には元ずっとましな構造に戻されているのだ。  

Posted by Yakov at 17:37Comments(4)

2013年01月17日

ソ連海軍歩兵・仕切り直し(1)

 旧ブログ(kitanetの方)では結構まめに海軍歩兵紹介をしてきたのだがあそこは記事検索が不便とか画像が無茶苦茶荒い(容量節約しすぎた)とかいろいろあったので再録も厭わずまたボチボチ紹介していきたいと思う。





海軍歩兵用のAKマガジンポーチ。実際にはマガジンポーチもスリングも通常カーキと黒いものが混在して支給されているのだが…。ちなみに64年資料で「海軍歩兵装備」とされているのはベレー、冬ジャンパー、夏・冬戦闘服、短縮ブーツ、ポンチョ(これはカーキ色で陸軍型)ベルトセット、水筒カバー(黒)、背嚢(黒)、図嚢(将校用と下士官用)くらいである。
まあマグポーチとスリングは「銃の備品」の範疇なのかもしれないが。





下士官用の合皮製図嚢。皆様よく御存じの(当社比)将校用図嚢と比べると備品ホルダーも少なく無茶苦茶シンプルである。

…もともとがネタ切れ対策規格なので画像を出し惜しみしつつ(2)へと続く。  

Posted by Yakov at 17:11Comments(0)

2013年01月16日

書籍ネタ・1964年被服・装備資料

 今回はちょっと前座的なネタを。



今回某所から手に入れた1964年5月26日発行のソ連国防省指令130号である。





中身は着用規定だけではなく当時の主な被服・装備の概略(材質や形状等を叙述)がまとめられたもので、海軍歩兵や軍楽隊などの特殊兵科や国防省による海外派遣(とくに熱帯地)の服装、兵科記章などが網羅されていて、日本のマニアがいだいていた疑問をかなりの部分まで解決してくれそうな内容である。
今後折に触れてこれをネタ元にした装備解説を行っていきたい(とりあえず海軍歩兵あたりから始めようと思っている)。
・・・筆者は昔の人間なので「本」の形にならないとどうもしっくりこないのだが、ネットの海を片っ端から探ればどこかにこの指令書も転がっていそうな気がする。とりあえず読者の皆様のご健闘をお祈りする次第である。
  

Posted by Yakov at 17:29Comments(3)

2013年01月15日

続・近隣国(54)

 ネタに困ったら記章ネタ・・・ばかりで申し訳ない。ちょっと整理する時間が足りないのだ。



キューバネタの続きで礼装ベルト用バックル。銀色なので内務省だと思う(バイヤーはKGBだといっていたが、内務省と保安省が別なのか同一なのか実はよく知らない(ググれって話だが)。



北朝鮮の海軍帽章(たぶん民間商船ではないと思う)と朝鮮解放メダル。筆者の周りにこの手の記章を集めているマニアが何人もいるので最近珍しいんだかありふれたものだかよくわからなくなってきた。モスクワだと記章・メダルの入手は容易だが、こと被服になるとまるで出回らないので日本国内の方が入手は楽なのかとさえ思う。





冷戦期ブルガリアの軍功メダル。ブルガリアの勲章はモスクワでもそこそこ高価なのだがメダル類だと気安く買って来れるので助かる。特に珍しいものでもないが、裏面のピンの処理などソ連型とは微妙に異なっているのが筆者的には面白い。  

Posted by Yakov at 18:09Comments(0)

2013年01月14日

またも菓子ネタ

 ロシアの旧正月(ユリウス暦)だったこととはあまり関係なく、久しぶりに菓子の話題でも。



アラブ・中東の菓子の一種だが、ロシアでも「鳥の巣」という名前で生産されている。まあ本場ではピスタチオが主流らしいがロシアの工場では中心にピーナツを入れたものの方が手頃なのだろう。蜜がかかっていて無茶苦茶甘いのだが、紅茶にはとても合うので気に入っている。適当に保湿しないとバリバリに堅くなるのであるが。



この辺はいつも買ってくる茶うけの菓子なのだが…「マスカ」はチョコの中にチョコクリームが入ったような定番の味、「モスクワ菓子」(大雑把な銘柄名である)はフルーツゼリーをチョコでコーティングしたもので今回特に気に入った。



後者の類なのだが、ゼリーがイチゴ味とかなら普通なのだがこの「バルバリス果汁入り」はあまり日本ではなじみがないと思う。ロシアでプロフ(中央アジアピラフ)を食べると入っている小さな黒い干し果実はこのバルバリスなのだ。
筆者の周辺で時々耳にする「プロフには干しブドウが必須」という意見には筆者は同意しない。バルバリスを入れろ、バルバリスを(独断)。  

Posted by Yakov at 17:24Comments(2)

2013年01月13日

情操玩具(31)

 本日はユーラシア協会のヨールカ祭とかあったのでまた簡単更新である。



ディアゴスティーニロシア法人の「はたらくくるま」シリーズから民警用のティーグル・ジープ。装甲のないバリエーションだが装甲車にしか見えないデザインで結構好きである。この民間バージョンをニキータ・ミハルコフが乗り回しているそうで、まあなんとなくわかる気がする。



同じくUAZの軍用救急車。日本にも入っている「タブレットカ」ワゴンの近代化バージョンだが、やっぱり旧型の方がいいなあ…。おそらく操作性とかはよくなっているのだろうが。  

Posted by Yakov at 18:36Comments(0)

2013年01月12日

医療・衛生(32)

 また記章ネタで。



左はモスクワ郊外の「軍 休息の家」の創立30年記念章である。現在では一部軍人以外でも受け入れる宿泊施設の面もあるようだが、軍の福利厚生保養施設ということで医療科のエンブレムがあしらわれている。
右は軍病院のエンブレムだが、ГとГがクロスした紋章は軍の「本部」「病院」の略章だろうか。



検疫とかの章で何回か紹介したロシア消費物資監査局:РОСПОТРЕБНАДЗОРのパッチであるが、上の省庁名パッチが入手できたので晴れて完品ということになった。この省庁名、英語でQUARANT SERVICEと書くべきところがQUARANT SERVISEになっている。このデザイン原案の途中まではスペルが正しかったのだがなぜか清書の途中で文字が取り違えられたのかもしれない。・・・まあ、いや実は英語ではなく他のヨーロッパ言語標記なのだ、といえば(ノリで)誤魔化しきれるかもしれないけど。  

Posted by Yakov at 17:47Comments(1)