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Yakov

2013年02月05日

雑記・帝政写真資料

 今回は日本でも入手可能な紙ものについて。まあかなり根性がいるのだけれど。



筆者は卒業生ではないのだけれど、世田谷区経堂の東京ロシア語学院がロシア連邦古文書局ほかと協力して復刻した「ロシア人捕虜写真コレクション」が今回のネタである。フランス人写真家が日本各地で撮影した日露戦争捕虜の写真を仏露日の解説をつけて復刻したもので235pに写真453枚、発行物からの複写にしてはかなり鮮明なのでマニア的に非常にありがたい。





(あまりアップにすると著作権上アレなので)低い解像度で失礼。護送途上の写真や日本の捕虜収容所のほか捕虜収容に利用された地方都市の寺社などを背景に「帯刀」を許された将校とか日本製の詰襟服を支給された(一部の)兵士、日本製の服(に強引に)階級星をぶち込んだ文官、戦地染めのカーキ服など、また畳敷きの部屋に無理繰り設営された管理部など非常に見どころの多いものであった。

・・・この本は(一般販売ではなく)東京ロシア語学院への寄付に対する謝礼頒布であるため、入手ご希望の方は学院の方に問い合わせていただきたい。筆者も懐不如意なのだが(個人購入にはちょっと苦しい)さすがに入手せずに座視はできなかったのだ。  

Posted by Yakov at 17:21Comments(0)