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Yakov

2014年02月28日

医療・衛生(42)

 またも「なぜ買ってきた」系の小物特集である。



食器に分類するべきか悩むところだが入院患者がよく使う吸い飲みの琺瑯製品である。割と古い時代の製品だが、かなり後あとまで使用され続けていたようだ。筆者はこれを実用するようになるまでこの趣味を続けるような気がしてならない。寝たきりになっても音声入力で更新とか…(<あまり笑えない)。



例の軍基地放出医療機器業者から買った「濾紙」である。医療用というか分析・検査用だと思う。吸引濾過とかでかい濾紙を切り抜いて使った学生実習のことを思い出すが今更実用することもなくタンスの肥やし確定である(<そういや薬剤師免許もタンスの肥やしだ)。



同じところから買った60X60サイズのキャンバス袋(未開封)だが医療用といいつつ本来何用だかよくわからない。医療廃棄物を捨てるためとか無茶苦茶しょうもない用途のものを買った気がしてならないが私的には勝ちである(コレクションに勝ち負け関係ねえだろ)。
  

Posted by Yakov at 17:50Comments(2)

2014年02月27日

交通ネタ(74)

またボチボチと…。



モスクワ市交通局のネクタイ。一時はほぼ私服で運転していたトロリーやバスの運転手だが、特に男性は正規のシャツやネクタイを着用するようになってきた。



ソ連時代航空系の記章を。左は公共査察官で民間航空のチェック要員、右は民間航空専門学校の卒業章である。

  

Posted by Yakov at 17:26Comments(0)

2014年02月26日

続・近隣国(72)

また記章ネタで。



キューバのポリスバッジ。社会主義時代(今もそうだが)国家革命警察のものだがなんというかデザインは西側のものっぽい。



アフガニスタンの労働・政治系バッジ。七宝も結構古く革命組織の設立記念かもしれない。  

Posted by Yakov at 19:07Comments(0)

2014年02月24日

喫煙具追加(5)

久々にシガーケースでも。



ロシア革命直前のレーニンを描いた絵柄である。すり減っていてレーニンの顔がよく見えないが骨董屋で状態の良いものを見かけたら400$とか値がついていた。うん、すり減った奴のが分相応だな!



ここまですり減ってしまうと裏面の打刻跡の方がディテールがはっきりわかる体たらくである。



以前紹介した高級パピロス{バガティーリ」のパッケージにそっくりな三人の戦士の意匠である。「ホモバージョンバガティーリ」ではないので念のため。  

Posted by Yakov at 19:25Comments(0)

2014年02月23日

С ПРАЗДНИКОМ

С ДНЁМ ЗАЩИТНИКА ОТЕЧЕСТВА!

本日は「祖国防衛者の日」、旧赤軍建軍記念日である。昨日は錦糸町のロシア料理店「スカズカ」で記念の宴会をやったのだが想定通り凄まじいながらも楽しいひと時を過ごせたのである。とりあえず『今日のコスプレ』ということで。



1943年式NKVD少将相当官の服を組んでみた。右胸のNKVD優等記章は服に穴を開けたくないので別布に留めたあと縫い付けた。



制帽は基本同型で帽章と顎紐(+耳ボタン)を将官用にしただけである。



礼服むき出しで会場まで行くわけにはいかないので手持ちの将官用コートに記章をつけてみた。筆者も服装に気を使っているのである(ここ笑うとこ)。まあNKVD将官の記章なんぞ何組も持っているわけではないので全兵科共通の野戦襟章と空軍用野戦肩章でそれらしく。

*なぜ建軍記念日に保安機関かと思われるかもしれないが、ソ連時代は同じ日付に軍、内務省、保安委員会職員向けの記念メダルが贈られたわけなので無問題とする。

・・・ウクライナでの異常な政変劇とか気がかりなことばかりだが本日のソチオリンピック閉会式も含め、旧ソ連諸国に平穏と安定がもたらされることを祈ってやまない。

  

Posted by Yakov at 18:19Comments(0)

2014年02月21日

交通ネタ(73)

 今回は船ネタで。



海洋・河川船舶公社のおそらく袖章。河川艦隊もモルフロート(商船隊)もソ連時代はそれぞれ独自の省の所轄だったのだが、一時「モルフロート・コンツェルン」と完全に民営化されていた。この記章を見るにどうやら半公営の機関に改組されたようでとりあえずはマシになったのではないかと思われる(世界中で「民営化されてよくなった」ものなどあるのだろうか?)。



以前に勤務バッジを紹介したことがあるが、漁業監視員の帽章と思われる。このような織だとベースボールキャップ用な気もするが、現代では制帽に機械織り帽章がつくことも多々あるので侮れない(苦笑)。



近場のヴォエントルクで投げ売りされていた半端ものの肩章で正確にはどこのものかわからない。デザイン的に河川艦隊のものっぽいが…。  

Posted by Yakov at 19:24Comments(0)

2014年02月20日

非常事態省(8)

まああまり新味のないネタで申し訳ないが。



МЧСの作業着はいくつも持っているが紺色で夜間反射テープ付きのものは初めてである(交通系は除く)。服が紺色の時代は消防士(2000年代初めに内務省から非常事態省に移管)のみ肩章が付き、非軍事部門の文官は階級章なしというのが基本だった。制服が青緑色(海潮色)に代わると同時にすべての職員が軍隊方式の階級章を得るようになったわけだが、この紺制服だと記章は袖章くらいというのがデフォルトである。



ワッペン縫い付けでなくロゴがプリント式なのでやや後の時代のものだろうか。ズボンも添えてみたがまあ作業服なので特に補足することもない。



この服と同時に入手したわけでもないが生地が紺色のモスクワ市消防局略帽。消防職員の記章は肩章と部隊章(右腕)だけど久慈と思っていたがこのような例もあるので油断がならない。  

Posted by Yakov at 17:45Comments(0)

2014年02月19日

その他の公務員・落穂拾い(3)

久しぶりに記章ネタを。



現ロシアの測量系官庁と思うが正確なところはわからない。帝政期によく似たエンブレムは存在したが「農地測量局」その他とはエンブレムが異なるのだ。



同じく現代の国家技術監督局のワッペン二種。右が旧型、左がより最近(2000年代初め)のものらしい。
事実上農業機器の点検が主任務であることは旧ワッペンの意匠からわかると思う。  

Posted by Yakov at 17:47Comments(3)

2014年02月18日

防寒小物(14)

 先週末の豪雪の記憶も冷めやらぬまま(一部の地方では進行形なのだが)東京でも明日あたり雪が降るとか降らないとか。
とりあえず時節ネタである。



もう一年くらいたってしまったが、2013年2月27日に紹介した「将官用野戦防寒服」の付属品防寒ブーツである。先日の豪雪では重宝したが(ご覧の通り濡れている)本当はもったいなくて使えないレベルのものなのだ、うん。



底は革底の上に分厚いゴムを打ち付けたお馴染みのものだ。

・・・冬季礼装・常勤用の将官用ブーツに天然羊毛の内貼りが付いたものもあるのでまた次の機会にでも。  

Posted by Yakov at 17:46Comments(0)

2014年02月17日

情操玩具(40)自作中。

 今回のネタ元は日本で買える「ロシア風」大人のおもちゃである(誤解を招く表現)。
スペイン・デニックス社の装飾刀剣は日本の法に準拠したものでたいへん有難いのだが、ご存知の方も多いと思うがディティールについてはなんというかもう絶望的である。夏ごろに「セント・ジョージサーベル」という帝政高級将校の褒章武器・聖ゲオルギーの長剣を購入したが刀身とグリップは手を入れればそこそこ見られるのだが鞘といったらもう絶望的で「聖アン勲章」がついているわ吊り輪の向きは逆だわ後部の吊金具(一体式)が鋳造されていないわ…そんなわけで自作を試みるわけである。



モスクワでとりあえず金具を購入。当初現地で鞘を注文するつもりだったが刀身抜きでは作ってもらえず(サイズは測っておいたのだが)、まさか刀身を持ち込むわけにもいかず(帰りに持って帰れない)モスクワではデニックスの剣は日本での価格の二倍するとかいろいろあって鞘本体は自作することにした。苦労はプライスレス。やれやれ…。ちなみに金具はレプリカなのだが、それでもデニックスサーベルの3倍超の値段という早くも心が折れそうな状況である。





今現在の進行状況。とりあえず金具部分のサイズまで削り込んだが、全体のバランスが悪すぎるのでまだしばらくは削り進めないといけない…。革を張るかウレタン塗装にするか迷っている最中だが、革が張れるまで削り込むと本体の強度が低くなるのが迷いどころである。  

Posted by Yakov at 18:13Comments(5)

2014年02月16日

続・近隣国(71)

 今回は某公共施設ネタで。



虫食い・展示スペース不足などの理由でほぼ廃棄扱いでもらった某国ズボン。別に伏せているわけではなく正確な表示がなかったのだ。アラブ圏によくある裁断なのでアフガニスタンの空軍(警察にしては青すぎる)あたりかと思うのだが…。



英軍風のようなそうでもないようなトラウザーズベルトが面白い。



同様に放出されたフィンランド軍中尉27年式軍服。資料的な価値はそれなりに高いと思うが(筆者にはほぼどうでもいい品である)レプリカ製作の参考にする以外の用途はあまりないと思う。



ひじ当てを片方外して「生地見本」を採ったのに飽きたらずこんな部分からバッサリ生地を取っていたのである。まあ職員はマニアではないので「もったいない」とか思わないのだろうが…私がフィンランドマニアだったら泣くと思う(笑)。  

Posted by Yakov at 18:38Comments(0)

2014年02月15日

食器(46)

 関東は大雪だったが、こちらは特に時事ネタに走らず食器ネタを進めるのだ。



ベークライトの食堂用食器盆。苦節15年、ようやく購入することができた一品である。
筆者が15年前に短期講座を受けていた大学の食堂がこの盆を使っていたのだが、ボロ市を回ればすぐに見つかる…と思っていたら「公共財」だけに不要(交換時期になる)とまっすぐゴミ捨て場直行なようで市場には全く出回らないのである。その後何年も泊まっていた大学の寮とか街の労働組合会館(食堂に入るためだけに通っていた)とかで見かけるたびに「服に隠して盗む」誘惑と必死に戦っていたのだ。
これは誘惑に負けて盗んだわけではなく、軍の基地の職員に探してもらった中古品である。



裏には価格と「食器運搬用盆」と見ればわかる商品名が刻印(成型)されていた。ベークライトだけに輸送途中の破損が怖かったのだが、結局東ドイツ製のトランクを買ってそれごと郵送したのであった。



これも出どころは同じだが特に執着はない(笑)。よくある軍用スチール皿は両側に持ち手があるのだが…。



使い勝手を良くするため…として片方を引っぺがした兵隊の「工夫」らしい。個人支給品ではないはずだが(笑)。  

Posted by Yakov at 18:14Comments(4)

2014年02月14日

馬関係(6)

 先週面白いレプリカを手に入れたのだが、その前ふりとして騎兵系のネタをボチボチと。



騎兵用サーベル(シャーシュカ)吊の兵下士官野戦用。革製のものは実際ほぼ階級問わず使用されているのだが、30年代末から作られ始めた代用素材シリーズである。



サーベル用の刀緒(テムリャーク)だが、赤革で作られているのが面白い。規格としては帝政竜騎兵の兵下士官用だが、実物が異常に高価なことからしても、まあ映画用か何かだとは思う。  

Posted by Yakov at 20:25Comments(0)

2014年02月13日

コサック、みたいな?(11)

 表題が「帝政レプリカ」とごっちゃになってしまって申し訳ない。今回はベシュメットについてボチボチと。

カフカスの民族衣装であり山岳コサックのチェルケスカ服のインナーでもあるベシュメットの定義は今一つはっきりしない。外国語由来なのでしょうがないのだが、生地についてもかなり自由であるようだ。



以前は綿地と羅紗のものを紹介したが、これはウールシャツのような毛織物でできている。互い違いについているホックを修理するのが面倒だったが「民族衣装」的にも着られてちょうどいい。



映画会社から入手したもので白軍のチェルケスカ軍服と一緒に出てきた。このような綿入れ生地のものもベシュメットの分類にはなるのだが、特にヴァトニカという呼び方もあるようだ。綿入れといってもそれほど厚くないので「長い柔道着」みたいなものを想像していただくとそう遠くない。



映画コンサルタントの会社がマニア市場を睨んで作っている高級綿製ベシュメット。コサックショップで売っているサテン地のものより裁断が美しい。  

Posted by Yakov at 18:24Comments(2)

2014年02月12日

安全第一(9)

 今回は安全表示ネタを。来日した友人が廃工場から剥がしてきたとか何とか。



硝子に印刷した安全表示は60年代頃によく作られた(この板自体の生産年は不明)。これはクレーン引き揚げ時に揺らすことを禁ずる(巻き上げは垂直方向のみ!)というものだ。



清掃前には床をよく濡らしておくこと!というものだが、清掃担当に向けたものか最後に作業を終えたものに向けたものかはよくわからない。



溶接時には周囲をよく囲っておけ!まあ絵を見ればわかるのだが。



工場の壁を塗り替える時に表示にも構わず大胆にペンキを掛けたという「おおらかな労働気質」がうかがえるもの。一部よく見えないが溶接コーナーには可動式の何たらを設けろとかそういう感じで。
  

Posted by Yakov at 17:31Comments(5)

2014年02月11日

防寒小物(13)

 1月23日に国境警備隊服装規定ポスターを紹介したが、その補遺を。



ポスターの最後に紹介した画像の非迷彩の防寒服だが、実は旧ブログ(北ケーブル版)で一度紹介したこれなのだ。
旧ブログは容量がもったいなくて縮小がきつかったので改めて。



折り返しを拡げると顔の下半分を覆える風防パーツに。なかなかの優れものである。



裏地はクラシックな「綿入れ」式だ。



背面のフード。この服は一着手に入れることには成功したが(ズボンも別ルートで入手)、その後まったく見かけない。  

Posted by Yakov at 17:53Comments(0)

2014年02月10日

医療・衛生(41)

 また救急隊員で(とりあえず一区切り)。





フリース生地の裏地というのが時代の変化を感じさせる防寒ジャンパー。ポケットの上にハンドウォーマーのような(たぶん予備ポケットなのだろうが)ジッパーがついていたり各所に工夫がなされている。



襟の裏のジッパーを開けるとナイロンフードが出てくるのはお約束である。あまり耐久性は高くないと思うが。



ズボンの前ポケットがブラブラぶら下がるようについているのが面白い。救急用品がそこらじゅうに入るので必要不可欠なのだろうが。  

Posted by Yakov at 17:36Comments(0)

2014年02月08日

防寒小物(12)

 東京は大雪である。昨晩のソチオリンピック開会式中継で疲れているので簡単に定番ネタを。





アストラハン毛皮(羊の胎児から採る)の紳士帽。ピロジョークと呼ばれるスタイルでちょっとつぶして被るのが粋である。



映画用白軍クバンカ。まあカフカスの民族衣装のようなものだが、措置の開会式に出てきた『諸民族のダンサー』のなかにこれとカザキンをイメージしたような衣装が混じっていたのも印象深い。  

Posted by Yakov at 17:00Comments(2)

2014年02月07日

交通ネタ(72)

 今回は民間航空で。



 ロシア民間航空省の航空管制25年無事故記章。当然ながらソ連時代の勤務も通算である。



友人がキエフからお土産に持ってきてくれたウクライナ航空大学の学生服上下。



細部。ボタンまで飛行機のシルエット入りとか無駄に凝っている。筆者は学生服を着れるような歳ではないが帽子なしというのも気持ちが悪いので何とか帽章を探そうと思う(ベースの制帽はどうとでもなるのだ)。ネットで帽章の概要はつかんだのでモスクワのバッジ交換会に通えば何とかなるだろう(経験則)。  

Posted by Yakov at 18:01Comments(0)

2014年02月06日

食器(45)

 日々順調に数が増えている食器のネタもそろそろ再開したいなあ、と。



食器というより厨房用品の部類だが、軍食堂から出た鍋敷きである。民需品の鋳鉄製鍋敷きはいくつか持っているが、これはテーブルごとに琺瑯鍋とかを置く場合に使うのかもしれない。ジュリエン(グラタン)とか鉄板に乗った焼肉(ビフテキやタバカなど)は皿に載せるのでテーブルで使うのは兵・下士官食堂だろうと思うが。





栓抜きの類は何個も集めているのだが、真ん中の開封器はジャム瓶の縁でも外すためのものなのだろうか?  

Posted by Yakov at 18:01Comments(0)