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Yakov

2014年08月31日

防弾具(4)

 久々のこのネタである。中央アジア某国から一時帰国した同志(伏字の意味なし)に送ってもらった一品なのだ。



ソ連の軽量型防弾チョッキЖЗЛ74。軽量型といっても3.5㎏あり、装甲板の都合で亀のように丸っこいフォルムである。上側をマジックテープ、正面をベルトで押さえるシンプルなデザインだ。



ベルトを外すとますます亀である。



前後を外してみる。裏面はキルティングのようで装甲板がびっしり縫いこまれていて後期防弾チョッキのように「マジックテープで開閉する開口部から装甲板が取り出せる」…なんてことはない。取り出したければ切り開くしかないのだ。



おあつらえ向きにほつれていた部分から見える装甲板。ウロコのような構造なのがわかるが、正確には円形の板の中心にあるボルトでつなぎ合わされているのだ。たとえはアレだが5円玉を紐でつないだ置物のようなものを思い浮かべていただくと理解が早い。
ЖЗЛ74で画像検索すると装甲板を取り出した画像が何件もヒットすると思う。

ちなみに装甲はアルミ合金らしいが、チタンではないので戦略物資には当たらない…のだろうか?
  

Posted by Yakov at 20:06Comments(2)

2014年08月29日

勲章レプリカ(3)

 またボチボチと小ネタを。



ソ連時代の民族友好勲章レプリカ。貰っている人間は日本にも結構いるはずだが現ロシアのものと違って「おおっぴらに報道」されていないので調べようがない。これは七宝がそこそこ良いもので材質に銀を使っていない以外はかなり良い雰囲気である。



レーニン勲章の1936-43年タイプ。1930年の制定時には純銀(中空)だったが(旧ブログで紹介した気がする)、その後純金となる。ただ初期にはレーニン像と背景も純金(七宝は赤色だけ)で、のちにレーニンが銀のもの、背景にグレー七宝の上にプラチナのレーニン像がつくものと変化していくのでややこしい。レプリカもできのいいものから悪いものまで何種類もあるがこの造形はかなりいい部類に入る。
後期型でも同じなのだが裏面を見るとモスクワ造幣廠製とレニングラード造幣廠製のものは区別がつくようになっている。当然レプリカも2種類あるのだ。

  

Posted by Yakov at 17:48Comments(2)

2014年08月28日

雑記・画像漁り。

 ネットの影も形もなかった80年代末、一枚の写真欲しさにソ連東欧、はたまた欧米報道写真雑誌や書籍を買わねばならないのが普通だった。しかし今でもマイナー軍装を調べるためには少数発行の記念書籍をも視野に入れなければならないのだ。



知人から日本の航空雑誌と引き換えに手に入れた本だが、ロシア海軍と同盟諸国との交流活動について書かれている。



写真集ではないので画像は限られた数だが、ベトナム、シリア、ブルガリア、キューバ海軍という資料探しに苦労する国の画像が時々出てくるので非常に助かる。まあ泥沼に落ちるともいうが。



ブルガリア海軍との交流写真。ブルガリア海軍といえばロシアでも「記章と帽章と礼装ベルトしか出回らない」レベルなのでストレスが溜まるだけという気もするが。





筆者的には非常に嬉しいのだがおそらく最終段階で罠が待ち構えていそうなキューバ海軍である。将官黒服の襟には月桂樹の葉(肩章も同様)がつくとか初めて知る特徴が分かったのはいいが、ボタンは国章なのかさらにクロスした錨がつくのか、下側の帽章は黒地にFARの文字が入るのか、将校用の下襟につくのは錨なのか?と分かりそうでわからない細部にさらにストレスが溜まる。まああとはネット画像探索で多少前進すれば…何となく自ら苦しみの種を埋め込んでいる気がしてきた。  

Posted by Yakov at 18:28Comments(0)

2014年08月27日

書籍ネタ・歴史系「薄い本」

 海の方のイベントに行ったからといってそっちの「薄い本」の紹介ではない。まあ「歴史系薄い本」というのも山ほど実在してそうで紛らわしいのだが。



ロシアのテレビ(主にNTV)で歴史ドキュメンタリー番組を観るとき非常によく登場するのがニコライ・スワニーゼなのだが、その仕切り、というか監修で近代史を3年ずつの区切りで「薄い本」にしたのがこのシリーズである(雑誌の分類でいいのだろうか?ディアゴスティーニ的な何かとも少し違う)。とりあえず第一次大戦期のものを買ったのだが内容的には無茶苦茶濃かった。



風俗情報や個々の事件紹介にとどまらず、当時の物価とかまで紹介しているのが面白い。まだまだ続刊があるので楽しみである。内戦期とかソ連初期の混乱具合はすべて記載できないとは思うが。



歴史シリーズらしいページが勿論大部分なのだが。名前だけ知られている類の人物も紙幅に余裕があるのである程度詳しく紹介されている。

  

Posted by Yakov at 17:52Comments(0)

2014年08月26日

その他の公務員・落穂拾い(4)

 今回は記章ネタで。



以前当番バッジを紹介した連邦移民局の袖パッチ。資料を見るとボルドー色の前掛けというかゼッケンというかエプロン上の何かを羽織ってその下は私服…というのが一般的な勤務スタイルなのだが、あるいはパレード制服のようなものもあるのかもしれない。



もう何度か紹介した予審判事(民警に類似した制服を着用し、通常民警各支所で勤務))の職種パッチだが、左の「民警職種章」(通常黒バック)に青い台座のものが存在することを知った。まあPXで買えるもののような気もするが。  

Posted by Yakov at 17:43Comments(0)

2014年08月25日

アクセルバント(4)

 またいつものネタである。



王政ブルガリアのアクセルバント。第二次大戦まで使われていたので時代はよくわからないがシングルペンシルで絹地なことから下級将校あるいは下士官用なのかもしれない。



友達にもらったアルゼンチンのアクセルバント。上質なのでペンシルを変えれば他国のものに改造できそうな気がしてならない。



国旗にもついているのだが、「顔のついた太陽マーク」が何となくおかしい。あんまり軍隊らしくないなあ…。


  

Posted by Yakov at 19:05Comments(0)

2014年08月24日

雑記・実食「旅行者の朝食」

 出張の都合で軽量化した端末が必要になり、7インチのタブレット型PCを買う羽目になって涙が止まらない…老眼だというのに何でジーメンスの携帯みたいなキーボードしか表示されねえんだ!何回画面にタッチしなけりゃならねえんだよ!無間地獄か!(涙)

そんなわけで思いっきり雑な記事である。前に紹介した「いま売られている例の缶詰現代版」を今日食べてみたのだ。スパゲッティに絡めて。



素人料理(ニンニク油で茹でたスパゲティを炒めて缶詰をぶち込んだだけである)の写真なんかあってもなくても同じなので缶詰の中身を。
がっちり固まった脂肪とニカワ分、肉と肉汁がごっそり入った缶詰なのだが、何のことはない、ロシア人の定番「肉の蒸し煮」(トゥションカ)そのものではないか。まああれはベイリーフがぶち込んであるがこれにはあまり香料の部類はなく、「単体で食べると味気ない」だけの事であった。筆者も薄々そう思っていたので「水兵風マカロニ」(マカロニに肉缶を絡めただけ)の簡易兵隊料理にしよう、と考えたわけだが。
塩味だけなので胡椒を足して簡単な料理の材料にすれば非常にまともな素材であったのだ。
・・・故米原万里氏の「とんでもなく不味いと伝え聞いた…」というフレーズが独り歩きしてしまったようだが、「チキンラーメンにお湯掛けただけで食べたらさびしい」的な「心理的な寒々しさ」を含んだフレーズなのだと思う。
やや大人数のグループでちょっと料理っぽいことをする時間があれば非常にありがたいと思う。まあ重いから何個も日本に持ってきやしないけどな。  

Posted by Yakov at 22:19Comments(3)

2014年08月23日

アクセルバント(3)

 またボチボチとこのネタで。



ソ連時代の兵下士官用アクセルバント。特別栄誉部隊は将官用をつけるので「国防相が定めたパレードに参加する一般兵下士官」用ということになる。まあ戦勝記念日や革命記念日に空挺部隊や海軍歩兵が着用した写真がゴロゴロしているので「みんなつけている」と誤解されているかもしれないが。いやデンビル違うし(笑)。



ロシアのvoentorgで買ったものだが化繊にアルミ糸を編み込んだ比較的高級な材質である。ちょっと帝政風だが(帝政型はソ連将官用によく似た構造である)帝政型で肩の後ろから回すほうのペンシル部分が「前側」に縫い付けられているなど「将校用をそのままダブルペンシルにした」様な構造になっている。おそらく現代コサック用なのだと思う。
  

Posted by Yakov at 18:57Comments(6)

2014年08月22日

大戦型礼服(7)

 デジカメがついに寿命でお釈迦になったり出張に向けてモバイルの下見に行ったり(何を買えばいいのか全然わからん)秋葉原やら新宿やらを彷徨う日々が続いている。この暑さでもうくたばりそうなのだが…気を取り直してまた礼服ネタ。うん、再利用なのだ。



服自体はどこかで見たことがあると思うが(おそらく戦後ロット)うちに何年も眠っていたNKVD(オルガン:政治警察タイプ)刺繍記章を活用するために組んでみた。
1943年型だと6つボタンに袖のカットがV字形とか特徴の多い礼服なのだが、40年代の終わりとか戦後しばらくたつと陸軍型裁断のものも登場してくるのでとりあえず問題はないと思う。



尉官用刺繍記章のアップ。何度も言うがこれを活用せずに眠らせておくのはちょっと惜しい。といっても実物ではなく、どマニアが全力を尽くして仕上げた高級コピーなのだが。もし虫が食ったら大抵の専門家も騙せる(騙すために作ったのではないと思うが)レベルで実に美しい。最近出てきた廉価版のコピー(値段はそれなりにするが)とは比べ物にならないのである。
  

Posted by Yakov at 18:43Comments(0)

2014年08月21日

勲章レプリカ(2)

 どうもロシア以外の海外出張が決まりそうでちょっと困っている。更新がわやくちゃになっているが段取りのつけようもなく右往左往する用事が多いのだ。
今回は現代ロシア勲章のレプリカを。



94年制定のジューコフ勲章の後期型バージョン。やはりリボン式の方が着用が楽、という理由なのだと思う。七宝の感じもまあまあである。



90年代ロシア軍人(治安機関含む)の勲章としては事実上最上位(ゲオルギー勲章が実際に受勲されるようになったのは2008年オセチア紛争)であり支給数もかなり多かった「勇気」勲章。実物は銀ムクだが、レプリカになってみると今一つ華に欠ける。  

Posted by Yakov at 17:38Comments(0)

2014年08月19日

雑記・パクロンスカヤ来日(嘘)追記あり

 今回は特に内容のない雑記ネタで。
先日暑い中「海の方のイベント」に徴兵された話は何度か書いたが、ようやくウラジオストックとブラゴヴェシェンスクから来たロシアの若者と会うことができた(帰国前日の送別会だけど)。せっかく何度も引っ張ってきたネタなので…



送別会というかお別れライブ(日本人レイヤーetcとロシア人のパフォーマンス)だったので上着だけ羽織ってもらったのだが、いざ始まってみたら結構暇だったのでシャツとネクタイも着装してもらえばよかった。とりあえず『日本政府のクリミア共和国制裁をかいくぐって来日!』というネタができたので良しとしよう。



(追記)当日はかの「ジェーニャ」が司会してくれたのでジェーニャにも「パクロンスカヤ」を着てもらったのだ。彼女はビザの種類が違うからますます制裁の対象外である(笑)
・・・パーティーの途中で仕事が入って急遽職場に…みたいな写真だけど(<妙にリアル)
ジェーニャ、お疲れ様でした!

  

Posted by Yakov at 21:26Comments(2)

2014年08月18日

アクセルバント(2)

 今日はロシア人のコスプレイベントがあるのだが、意地でも「パクロンスカヤ極秘来日で東京に現る!」の捏造写真を撮ることだけが目的になってる気がする<ウラジヴォストークとの友好はどうなった?
ともあれ夕方出かけるので早めに更新しておくのだ。



この間入手したロシア2008年型特別栄誉部隊中尉制服(1945年式将軍パレード服によく似たデザイン)から外したアクセルバントで形状は確かに「将官・栄誉部隊型」なのだが材質がいかにもしょぼい絹風素材である。素性は確かなのだが、まあ世の中そんなもんである。



ソ連将校型。いわゆる「国防相が適宜定めた特別なパレードにのみ装着」というやつだがデザインはかなり簡略化されている。これは金糸を使っているのだが、現代ロシアでは黄色い化繊のものもよく見かける。

  

Posted by Yakov at 16:02Comments(0)

2014年08月16日

アクセルバント(1)

 昨日ご来場の皆様お疲れ様でした。幸いブースの所在地は風通しがよく灼熱地獄はからは免れ、人気ジャンルではないので(苦笑)人ごみもほとんどできなかったのはある意味幸いで。ただまあこまごまとしたボタンのかけ違いで主役のはずのロシア人男女5人(ウラジオヴォストーク出身)と撤収するまで合流できず…という非常にトホホな展開になってしまった。まあ18日には東京都北区王子で歓迎会があるそうなのでその時には会えると思う(<当たり前)。

これから何回かアクセルバント(飾緒)について紹介していきたい。今までは(旧ブログで少し触れたが)2009年3月27日に映画用帝政ロシアのものを紹介したきりだと思う。



ソ連時代の将官パレード(ただし着用は国防相が定めた式典のみ)及び特別儀仗兵用アクセルバンド。ペンシルは二本で全体は金糸で作られている。この点は将校用(ペンシルが1本)も同様でこの糸をばらして1945年式元帥制服の刺繍材料にしたことがある(<もちろん刺繍は外注)。ほかの階級や簡易版では普通の糸で作られている固定具(ボタンに掛ける糸輪)も金モールで作られているのが特徴である。




ロシアになってからの高級バージョンで織は同一、材質だけが「金メッキしたアルミ」となっていて非常に軽い。



さらに普及版で絹(実際は化繊)で編まれている。着用対象は同じだが、まあ安くても見栄えはそれなりにするのである。

・・・ソ連時代は「帝政ロシアの反動の象徴」のイメージが強かったせいか肩章が復活した43年以降もアクセルバントは忌避され続け、特別儀仗兵と軍楽隊の一部ように復活したのが55年、(特別なパレード用にだが)普通の下士官や将校が着用するようになったのは1971年とかなり遅いのである。



  

Posted by Yakov at 17:52Comments(1)

2014年08月13日

8.15告知

 このブログ的には極めて唐突なのだが、8月15日は「海の方のイベント」に「出る」ことになった。
筆者は夏に弱いので友人知人へのあいさつ回りも「冬のみ」、外人の案内を除けばなるべく行かないようにしていたのだが・・・
今回は松山で日ロ交流事業を進めるべく活動中の「縁PO」さんがウラジヴォストークからロシア人コスプレイヤー5人を招待したその手伝いなのである。多分ロシア人のお世話に忙殺されると思うが多分ずっとブースの中にいる予定。
西館「か24」にお立ち寄りの際はぜひ。



どうせ灼熱地獄確定なので腹いせにパクロンスカヤ(分離独立直後)上着を組んでみた。ウラジオのレイヤーから一人いけにえを選んで着せる予定である。汗を吸ったら?んなことは後で考える。
…ウクライナ法務省ボタンは間に合わず代用なので突っ込み無用でよろしく。

追記。日本政府はパクロンスカヤ本人の日本渡航を禁止したらしいが(渡航禁止の理由はほぼ消滅したのだが)コミケ会場には堂々と来日している…というパラドックスを楽しもうと思う。  

Posted by Yakov at 22:04Comments(2)

2014年08月12日

マニュアル(7)製パン係

 ちょっと更新が滞っているが、いろいろややこしい作業(仕事やらイベントやら)を抱えているのでご容赦いただきたい。今回は筆者の身の回りで流行っている製パンのネタをちょっと。



70年代の自動パン焼き装置のマニュアルである。コネとかいろいろな工程があるので全部紹介はしていられないが…軍の図書館からパクった奴が売りに出したようだがまあ借りパクというより閉鎖された施設から持ってきたのかとは思う。訳あって表紙の紹介は最後に回す。



写真が白く飛んでいて申し訳ないが作業工程の模式図である。一次発酵やら何やら工程数が多く材料の移動も結構多い。



撹拌・捏ね工程。



それにしても落書きが多い。まあ表紙ほどではないが。



準野戦でのパン焼き工程。



サイテーな表紙改造。野戦パン焼き装置が「野戦ビール装置」に落書きで替えられている。まあ穀物には違いないが…真面目にやれ、こら。
  

Posted by Yakov at 17:50Comments(0)

2014年08月10日

書籍ネタ・わがモスクワ

 書籍ネタはリアル知人に売りつけるため…という訳ではなく、当ブログをちょっとしたお文化風に見せるためのネタなのである<どっちにしても下心だ



お馴染みのポスター集なのだが「モスクワがテーマ」というだけのくくりで結構いろいろなジャンルのポスターが楽しめるのだ。



近年大人気の帝政期ポスター。百貨店とかの商業ポスター、公共広告と見どころは多い。



紅茶は定番である。



新生ソビエトの出版・雑誌ネタ。定期購読のすすめなど文化先進都市としてのモスクワイメージだ。



発展する街。



都市労働者がテーマとなることも多い。



街のイベント。モスクワ800年やヴェーデンハーは外せない。



冷戦期。平和の守護者モスクワ、という感じだろうか。



教育、科学、平和の首都…50-60年代の中心テーマだ。



モスクワをテーマにした映画ポスター。ソ連の主だった映画は結構日本に入ってきていたのだ。





  

Posted by Yakov at 18:05Comments(0)

2014年08月09日

野戦記章

 また簡単な一発ネタで失礼。



最新型のロシア連邦軍ワッペン(左:左腕に着用)と部隊マーク(ブルデンコ記念軍中央病院:右腕着用)。フルカラーのものは以前にも紹介したが、МЧС制服によく似たロシア軍新型オフィス服も通常フルカラーのものがつく。
デジタルフローラにフルカラーワッペンがつくことは珍しくないのだが、このサブデュード記章は案外見かけない。軍の広報資料(主に新兵器のお披露目)ではあっさり無記章でデジタルフローラを着用する例が多く、この記章が活用できるのかちょっと不安である。まあデジタルフローラ(持っているけど)着たことはないのだが(苦笑)。  

Posted by Yakov at 19:18Comments(2)

2014年08月08日

帝政レプリカ(14)

 まあ割と当たり前なネタなのだが…。



帝政勲章のレプリカは1990年代半ばくらいから比較的出来のいいものが作られており、モスクワの大型書店『ドーム・クニーギ』の贈答品・コレクターコーナーで結構高値で売られていた。当然マニア業界では卸値で売られているわけだが、最近さらに安く同品質のものが流通してきた。画像はゲオルギー4級と聖アン勲章3級でここらは「帝政幅リボン」も出回っているためマニア的にも便利である。



ウラジミール3級とゲオルギー3級だが、こうした「頸拝受」タイプの勲章は幅広リボン(業界内で流通)をつかって拝受用金具+ゴムひもを連結しないといけない。結局日本製の蝶ネクタイ金具を購入してちまちま縫わないといけないのだ(苦笑)。  

Posted by Yakov at 18:32Comments(0)

2014年08月07日

大戦型礼服(6)

 例の寒いイベントだが、今回は盗難に遭う危険性が激減したので(笑)会場内で買い物ができた点は助かった。
会場で購入した品をちょっと。



お前この服何着目だよ!といわれそうだが制帽とズボン、肩章(すべてばらばらだが)が結構いいものだったのでつい買ってしまった。
服自体は工兵(化学戦を除く)の43年礼服である。肩章はNKVDのものがついていたのだが、正しくは黒線黒縁の工兵肩章がつくのが正しい。



この服は襟と袖が金属のタイプなのだが金属で銀ベース(後方部隊配色)は結構珍しいのだ。



制帽は1955年型だがまあ配色自体は同じなので帽章を取り換えて1954年ごろ…といえばいえないこともない。
  

Posted by Yakov at 17:59Comments(0)

2014年08月06日

紳士のススメ

 相変わらずの猛暑で死にそうである。紹介し忘れたTシャツの画像でお茶を濁したい。



なんといってもクリミアの「紳士的な人」の人気は素晴らしい(@ロシア)。プーチンTシャツ同様「同じ柄はどこでも手に入りそうでそうでもない」、常時置いているところが意外に少ないのである。買い逃すと次に手に入れるのは偶然の女神に期待するしかないのだが。



パクロンスカヤでお馴染み、ロシア規格検事局制服ベースである(パクロンスカヤも大佐に昇進後はこの配色のものを着ている)。
ボーイング機墜落事件もほぼ冤罪が明らかになったようだが(西側マスコミの沈黙はそういうことだ)日本政府は愚かにもパクロンスカヤを来日禁止リストに入れたようだ。まあそもそも本人は日本に来たいとは思ってないだろうが、この辺を敢えて報道しない日本マスコミのカスっぷりといったら。…あ、私は別に「紳士たれ」、とか思ってないのでカスに対する罵声は慎みません。  

Posted by Yakov at 17:59Comments(2)