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Yakov

2016年07月31日

再録457・変な置物(6)帰ってきたチェブラーシュカ




 前回ソ連アニメの話(プロストクワーシャ村シリーズ)を書いていて思い出したがチェブラーシュカグッズがまだ玄関先に放り出してあったではないか…。まあまたも骨休め更新ということで。
 現ロシアでは「歌うチェブラーシュカ」シリーズがこの数年大流行している(製造は中国だったりするが正規版権もの)。当然何個かもらったことがあるのだがロシアでも「日本人はチェブラーシュカが好き」というイメージができてしまったようでこのような柔道着シリーズまで発売されたようだ。…これ自体は結構レア品らしいが。
 ソ連時代の可愛くないぬいぐるみ2種。左のほうはじっくり見ていると怖くて夜トイレにいけなくなりそうである(<カビの生えた言い回し)。右は…なんというか工場生産品であるというのが非常に疑わしいへろへろ具合である。
 水牛か何かの角だろうか?なんだかワシントン条約に引っかかりそうな材料でできたゲーナとチェブラーシュカである。…ロシアというよりアフリカ土産のように見えるが。

この3月末、友人と一緒に「ワニのゲーナの歌」の作詞者ティモフェエフスキー氏ご令嬢が来日する。ぜひこの「水牛ゲーナ」を見せてドン引きさせないと…(<悪趣味)。  

Posted by Yakov at 22:46Comments(0)

2016年07月31日

再録456・通信・電報局(2)




 肝心の郵便局記章が出てこないのだが暫定的に某掲示板から借りて先に進む。現物が出てきたら差し替える予定だが…。
 (現物発見!)
 郵便局の係員章。少なくても80年代の郵便局の内勤女性職員は基本的に私服にこのバッジを着用、という状態だったという。現代ロシアでも私服が基本なのだが「ロシア郵便」の名入りエプロンも結構目にする。さすがに入手は難しい(そもそも欲しくない)が…。
 Foto:From russiamilitaria.ru
同じく73年式ワッペン。紺制服は基本的に「炭鉱技術管理官」(昨年2月15日更新分)と同裁断の3つボタンのようである。電報局(1)で掲載した襟章(のビニールプリント版)がつくのだろうが、下級職員では襟章なしのワッペンのみ…という職員も多かったとか(ロシアの当該掲示板より)。…外勤職員について詳細な資料はないのだが、ソ連のアニメ(ネコのマトロスキンが出てくる奴)の主人公フョージャはキャンバス製の防風コートにベレー帽姿で制服はやはり着用していなかった(資料性に乏しくて申し訳ない)。
 スペツスヴャージと呼ばれる機密電担当者の帽章(ソ連時代)。制帽自体は通信局と同型である。内務省管轄(ロシア時代に独立)のフェルトイェーゲリとはまた別の組織でロシア時代にこれまた独自の制服が制定された。これについてはまた(3)で。

追記:「プロストクワーシャ村シリーズ」でフョ-ジャ(間違い。ぺチキンだった…)が着ているカーキの防風オーバーは官給品に見えなくもない。だが中にはトックリセーターを着こんでおり、被る帽子はベレーの他ウシャンカや水兵帽までさまざま。まあ80年代の外勤局員は私服OKということでよいのではないだろうか(<適当)。  

Posted by Yakov at 22:42Comments(0)

2016年07月31日

再録455・軍医療科(9)





 …そういえば以前こんな項目も立てたっけ…ということで保健・衛生の続き。でも分類上やはり微妙なものも含むのだが。
 帝政期の軍医・衛生科の肩章。ニコライ2世時代の左から候補生、大尉相当、大佐相当のもの。径時変化で縁がオレンジ~茶色と化しているが本来は赤色である。この肩章は通常の将校肩章よりやや幅が狭いが、医療助手・薬剤官などさらに幅の狭い肩章も存在する。また獣医科だと中心のラインが青になる。
機会があればアレクサンドル時代の「斜め銀線の医療肩章」なども一度この目で見てみたいものだが…。
 肩章・制帽用の兵科章。ミドリ十字(<人聞きの悪い呼称)は獣医科のもの、だったと思う。小型の赤十字は肩章用だが右側のやや大型のものを士官制帽のクラウン下部に着用した例も時々見られる。
 看護士胸章。衛生兵ではなくロシア帝国赤十字社のものかと思われる。
 同じく赤十字の下士官相当帽章らしい(さすがに純正制帽はないので兵用につけて撮影)。日露戦争時の資料を見ると赤十字の医官が軍とは全く異なる(肩章システムは少し似ているが)制服を着ていたことがわかるが、総力戦たる第一次大戦ではどうであったのかは不明(軍の野戦服を着ていた可能性も…)。  

Posted by Yakov at 22:40Comments(0)

2016年07月31日

再録454・裁縫用具(2)




 最近ボケてきたので(<ていうか項目多すぎ)重複掲載がないかと思い、過去ログをチェックしていたら…。将軍カバンの中身の回で内容がほとんどわからない画像しか載せていなかったことに気がついた。そんなわけでとりあえず将軍用裁縫キットくらいは載せておこう、と思った次第。まあ今回の写真も大した解像度ではないのだが。
 その将軍用裁縫キット。ステンレスの四角い箱は説明なしではなんだかわからない、と思う。ご覧の通り白、黒、緑の手縫い糸と替えボタンに針2本、というセットだが、糸と針の種類は兵用と大差ないように見える。
 戦前の絹糸を昔買ってきたので載せてみた。レニングラードテキスタイル工場製の上質なもの。こういうマニア向け商品は纏め買いするには高すぎるのが悲しい。…ま、これといって使い道もないのだが。横にあるのはヨーロッパ式の指貫だがどこか違う…カフカススタイルの指貫らしいのだがどう見てもガジェリにしか見えない。チェーンを通すと思しきパーツはあるが、服(か腰ベルト)にでも結び付けろとでもいうのだろうか。…胸に何個もつけていたら面白いとは思うが。
…別にカフカス人を舐めているわけではないので嫁がカフカス出身とかいう読者の方がおられたらくれぐれも穏便に願いたい。
  

Posted by Yakov at 22:37Comments(0)

2016年07月31日

再録453・ティータイムふたたび(海ネタ)





 やたら細かいネタが続いたのでちょっと休憩。実のところ、不具合で細かい写真がうまく出せないためでもある。今回は昔に買ったものの紹介し忘れた陶器など。
 戦前の労農海軍の名入り料理皿。上品な色調でデザインもなかなか凝っている。贈答用か将校食堂の備品かよく判らないのだが…。裏面に軽工業人民委員部・ドゥーレフ工場…らしき銘があるが残念ながら詳細不明。
 同じく戦前プロレタリア名称工場製のティーポット。モチーフはオーロラ号…だと思う。…次の写真と比較して(心眼で)見て欲しい。
 これならどこから見てもオーロラ号、とわかっていただけるだろう。1967年、革命50周年記念のティーカップである。
 ついでにお約束・戦勝記念のティーカップも。非常に大きいサイズだが、紅茶だとこれくらいの量は結構普通に飲んでしまうのである。  

Posted by Yakov at 22:34Comments(0)

2016年07月31日

再録452・保健・衛生(4)





今回は内務省中心に。
 内務省管轄の救急隊帽章。(搬送員の方である)グレーの作業服上下、制帽が存在するのだが現物は未だ目にしたことがない。これはソ連時代の71年式。
 後期型の救急隊制帽章。地方ごとに何種類かの差異があるらしいが…。これはモスクワのもの。
 ロシア時代の救急隊員章。このパッチは医療要員の医療着にもつく、と聞いたが実地で見たことはないのでなんとも。まあ救急車で搬送される経験など持ちたくはないが。
 少々雑多な組み合わせだが…。上左は民警の専門記章と同規格だがなぜか各種資料に出てこない。普通に考えれば救急車要員だが、民警だけに法医学官、という可能性も否定できぬ…。上右は法務局所属の法医学専門家の記章。下は獣医・衛生員の記章だが軍の所属かその他省庁のものか判断がつかない。
   

Posted by Yakov at 22:31Comments(0)

2016年07月31日

再録451・保健・衛生(3)




システムが少しおかしいらしく、前回妙に縮小されてしまった軍大学卒業章の画像が差し替えられない。いつか対処するのでお許しあれ。
 帝政時代の医学校卒業章。薬剤師と獣医のものだが当然レプリカである。銀製の超高級複製(左・薬剤師)も安手の合金製(右・獣医)も写真にしてしまうとろくに区別がつかないのが非常に悲しいが…。この辺の卒業章というのがまた曲者で「医学博士」「薬学修士」医務官・薬剤官でも等級の違う官名ごとに何種類もあるのだ。今回も「総合大学出の医師」の卒業章を買ってきたので後日(獣医科の別バージョンとともに)紹介する、ということで。
 こちらは献血のドナー章を中心に。左下に見える銀製が1936年式、その右の真鍮製が1938年型だがその他に関しては明確な制定年代が不明である。上左の吊り下げ式七宝メダルは遅くても50年代末の製品だが同デザインのアルミ製は80年代一杯使われていたのでなんともややこしい。名誉ドナーと一般のドナーの違いは献血回数と思われるがまだその辺の資料は発掘できていない。後期型の血の一滴を象ったデザインも悪くはないが、それとコウモリを組み合わせた血液銀行のバッジはさすがにやりすぎではなかろうか。
…ドナーバッジといえば、その昔に仲間うちで「どーなるСССР」とふざけた呼び名で呼ばれていたのが懐かしい。…当時を知る人なら大体誰が言い出したのかわかると思う。
 これまた雑多なバッジだが…。上左は保健省コンクールでの優秀看護婦バッジ、その右はロシア社会主義連邦共和国功労医師章、下左は連邦保安局医務部80周年(ものすごい歴史が隠されている気がするが)記念章、右が学生建設隊の衛生指導員。
  

Posted by Yakov at 22:28Comments(0)

2016年07月31日

再録450・保健・衛生(2)




 近頃は戦前~50年代のバッジに関する資料が充実してきて助かるが、十数年前など本当に手探り(半ば運と勘任せ)で集めざるを得なかったものである。…いざ正体が知れ渡ると途端に入手困難になるとはいえ。
 前回の補足を少々。上左は1936年型?と呼ばれるもので、前回の34年型と非常に紛らわしい。中段左は35-41年型の年少者向け民間防衛優秀章、右は1940?年の義勇衛生バッジである。下段は後期型の保健省優等章(一体成型で小型)だがアルミ製のものが1980年代まで現役だった、とも聞く。
 軍医学校の卒業バッジから。上段右は有名なキーロフ軍医アカデミー(60年代以後)のもの。前身は18世紀末に創設されソ連全期間を通じて軍医アカデミーといえばここ、というくらいである。その下は(ソ連時代の)第25期卒業生が特注した「第二の」卒業章である(さすがにレプリカである)。…第一の卒業章は勲章同様勲記つきで授与されるのだ。上段中央は一般大学(レニングラードパヴロフ記念医大)の海軍軍医学科(1940年創設、56年にキーロフアカデミーに合併)の銀製卒業章。左は同様に一般医大の軍医学科(39-56及び65年以後)の銀製卒業章。
一般大学の軍事学科というのは現代でも珍しくなく、(以前書いたが)97年に短期留学したМАДИでも迷彩服を着た軍事学科学生に何回も出くわしたものである(専用の大学名入りパッチを着用していた)。
 これは一般大学。上段左から医大(60年代合金製)、同(80年代アルミ製)、薬科大(60年代合金)、中段左モスクワ獣医アカデミー、右は薬科大学(80年代アルミ製)、下段左は詳細不明だがロシア時代の大学バッジ、右は80年代の医療専門学校。
一般的には金に赤エナメルが医学、金に青エナメルが獣医科、銀に青エナメルが薬科となっているようだが大学名入りのものには必ずしもこの法則に従わないものもあるようで(青地の医大も数多く、獣医大にも赤エナメルの物がある)かなりの悩みどころではある。

…え~と、また閲覧者の皆様を置いてきぼりにしているのだろうか…。
  

Posted by Yakov at 22:26Comments(0)

2016年07月31日

再録449・保健・衛生(1)





 バッジ、記章ネタはどうにも収拾がつかなくなりそうなのだが、ジャンルが明確なここらあたりを少し紹介してみたい。当然ながら軍・民間の境界線上のものが主になるのだが。
 アソアヴィアヒムの優等章。衛生訓練修了者向けである。上段左から34-41年型1級、35-41年型2級、34-41年型年少者用、34年型ヴァリエーション。下段左は戦前型優等章(1934?)、同優等章(1935?)。
 左から30年代の保健人民委員部優等章(1935?次第に単純化されつつ50年代まで存在)、ロシア社会主義連邦赤十字協会員章(1930)、30年代医療労働者連盟章(1928?)。
 ケレンスキー臨時政府以後の医学校卒業章、43年式衛生優秀章(この手のヴァリエーションを纏めた本によると衛生科だけでベース形状に12、エンブレム形状で12通りの差異があるらしい)。
 70-80年代の内務省代中央クリニックとクレムリン第一中央クリニックの職員バッジ。

こんな感じでしばらく続く。  

Posted by Yakov at 22:23Comments(0)

2016年07月31日

再録448・通信・電報局(1)





 今回は通信局を中心に。さすがにネタ不足は否めないので内務・保安機関の管轄であるフェルトイェーゲリ(機密通信)その他も交えつつゆっくりと(例によってすぐに見つからないコレクションも多いのだ)。
 かなり雑な組み合わせだが…。ホワイトメタルのエンブレムは1922及び1924年式野戦郵便の兵科章で黒(のちに黒地ブルーパイピング)の技術兵科襟章につく。右上は戦前(時代不明だが1937年以前)の郵便局帽章(37年式だと中央に通信省マークの入った赤星になる)、左下は1956年の機密通信吏員(技術者用に縁なしの帽章も存在)。
 1948年制定の通信局の襟章。基本的な配色は変わらぬまま80年代まで使用され続ける。
 同年制定のボタン。数多くのバリエーションがあって正直始末に困る。ちなみに1937年型の制帽章は赤星の中央にこのボタン同様(縁取りつきで青地に赤槌鎌)のマークが入る。
 1948年式制帽(帽子自体は60年代ころだが)。パレード用の飾りがつく上級職員用だが、常勤用だと全階級でエナメル帽章のみ、となる。
   

Posted by Yakov at 22:21Comments(0)

2016年07月31日

再録447・武装警備員(8)





 とりあえずこの辺でひと段落。民間警備会社について簡単に触れておこう。もちろん制服は各社で黒系、ブルー系、グリーン系とそれぞれ異なっているわけだが制服メーカーСПЛАВあたりのサイトを除いていただけると「売れ線」がわかっていただけると思う。時々アメリカンポリス風の会社があったりしてある意味面白いがさすがに購入する気は起こらない。…もっとも筆者は現地で軍用系衣服を適当に身につけることが多いので(海軍の黒ジャンパーに陸軍シャツ、とか)ショッピングセンターをブラブラ歩いていると警備員と間違われることが多いようだ。さすがに道を聞かれることは希だが。
 各社のワッペンを適当に。紹介した中でЧОПと略される警備会社は純粋に民間会社ではあるのだが、内務省や保安局の認可を得ているだけあって地下鉄の無料通行証、衣服・装備購入許可証など準治安機関員的な便宜がはかられている。
 最後に内務省直轄のワッペンを。何枚か持っているはずだが例によってすぐに出てこないので雑誌сержантの2003年別冊"Щеврон-9"の誌面から。これでもごく一部、なのだからワッペンコレクターというのは大変である(<他人事のように…)。  

Posted by Yakov at 22:17Comments(0)

2016年07月31日

再録446・武装警備員(7)





 正統派ミリタリーマニアの方々、警備員ネタはもうすぐ終るので我慢していただきたい(でも次回更新がミリタリーとは限らないのだが)。
 前回内務省の統一企業体を紹介したが、ФСБ系の統一企業体も存在する。画像はそこのコントローラー用制服だがどのような職務なのか今ひとつわかりにくい。…そのうち入手先に尋ねておく、ということでよろしく。
…スペッツナズアルファの元職員がいくつかの会社を作っているが、その多くはЧОПと略される民間企業である。公的機関である対テロセンターなどと結構紛らわしいのであるが。
 公共施設の警備員コレクション。ペテルブルク・エルミタージュの警備員とオーロラ号の警備パッチ(海軍博物館の分室でもあるので海軍軍人かもしれないが)。なにしろソ連時代に訪れたきりなので(当時は海軍兵士が警備していた)いまの状況はよく判らない。
 前回の補足で集金員と銀行警備員の職種章を載せておこう。  

Posted by Yakov at 22:14Comments(0)

2016年07月31日

再録445・武装警備員(6)





 現代ネタは結構ややこしい。何しろ90年代からこちら国営企業の民営化だ再国営化だと組織改変の繰り返しなのだ。
 90年代後半に街のвоенторгで偶然見つけたズベルバンク(国営銀行)の警備員制服。そんなもの街で売ってていいのか?と思ったが別に買うのを躊躇する理由もなし。ぱっと見は海軍の新型ブルゾンかと思ったがジッパーの代わりに国立銀行のシンボルマーク付きボタンで着用する。未使用新品だったので記章には少々推定が含まれる(大きな間違いはないと思うが)。
 これは警備員と集金員の係員章。後述するように今では使用されていないので「職員に化けて一攫千金…」にはもはや遅すぎるので念のため。
これら職員用の帽章も見たことがあるが値段が折り合わずにまだ入手していない(まあどのみちコスプレネタには不向きだし…)。
 以前紹介したINTERPOLITEXの会場で配っていた内務省管轄の統一企業体"ОХРАНА"のパンフレットと帽章(フクロウのマーク入り帽章は90年代後半から存在したвохр用)。組織改変で今のような形態になったのは2005年だが、当然内務省の上級職がトップで運営主体が国家であるのには変わりない。ただ重要な国家施設以外の民間企業(準国営企業も含む)の警備業務も受託しているようで、日本の感覚ではどうも理解しがたい位置づけである。
 このパンフレットなどを見ると「お気軽にご依頼ください」みたいなノリでありつつも巻末には結構重装備の装備武器リストが出ていたりして「国営の民間軍事会社」のような(<形容矛盾そのもの)不可思議な雰囲気が漂っている。先に紹介したような大銀行や郵便局などの多くは現在ここの警備システムを導入しているようである。

…もっとも郵便局のオフィス警備は別の警備会社がやっているようで…う~む。よく判らん…。  

Posted by Yakov at 22:12Comments(0)

2016年07月31日

再録444・武装警備員(5)



 ソ連編は大体ここらでひと段落。昨年9月の女性用制服(9)で紹介した2種類のほかに多少追加したい。
 1950年代後半のギムナスチョルカ。ポケットがフラップのみ露出タイプなのだが全体に1935服の代用としてリエナクターがよく使いつぶす服でもある。同時期の軍事建設隊も全く同型の服を使用しているためどちらがどうか区別しがたいのだが。
この服の場合ボタンが軍と同型なので軍事建設隊か?と思ったのだが(モスクワ中央作業資材工場製)タグが非軍用に多いタイプなのでこちらに分類しておく。
同裁断で紺色(ウールや綿が普通だがバイカ地も多い)のものもよく出くわすのだが大抵1934式ГУЛагの兵用服に改造されてしまうようだ。以前32年式鉄道員ボタンが付いたこの手のカーキ服を入手したのだが、ボタンはありがたく別の服に有効利用した(笑)。
 1970年ごろ?のブルゾン型制服。以前紹介したグリーンの女性用服もそうだったがこの頃になってくると陸軍用のボタンを何にでも適当に付けることが多くなる。アエロフロートや鉄道員制帽などを何個か見ていると適当な陸軍用ボタンが付いているのが3分の一くらいの頻度であったりする。

…武装警備下級職員のバックルというのも結構面白いのだが(昔に買い込んだ気がするので)探してみても全然出てこないので発見されたらいつかまた。…現ロシアネタはもう少し続く。  

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2016年07月31日

再録443・プロパガンダ技術(4)





 所用につき簡単に。とりあえずこの手のポスターはこれでひと段落となる。
 オルガリータ(板状の厚紙)や印刷された布を活用した展示例から。将来博物館を開こうと考えている方(<誰?)には参考になるのでは。
…もちろんそれは筆者の夢でもあるが、それには(庭から石油が出るとか)超自然的な幸運が必要となるであろう。
面白いのはポスター固定器具の細々した部品がそれぞれ国家規格番号(гост)まで明記されていること。発注ミスとかの際に誰に責任があるのかが明確になってありがたいことである(?)。
 1985年、ソ連共産党27回大会に向けて企画された展覧会の盛り付け例(<インスタント食品かよ…)。労働英雄や生産性向上の統計にスローガン、西側帝国主義への警戒等々と盛りだくさんな内容をどうまとめどう展示したかを手際よくまとめてある。
ビルの壁面の彩色やらライトアッププラン、屋外看板とほとんど都市計画レベルのアジ・プロ計画が紹介されているのだが、ここまで来ると「宣伝担当者の創意工夫」の域を遥かに超えており、「どこのレベルでどこの誰が決裁するのか?」という部分が気になって仕方ない。この辺はもう大都市の市長・書記レベルへのプレゼンテーションの手引き、なのかもしれない。  

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2016年07月31日

再録442・武装警備員(4)





 今回もまた武装警備員だが、前回同様「他省庁の」変則版も交えつつ紹介する。
 帽章の追加分。左上は68年制定の公共施設警備員(内務省直轄とは別)、その下も同様(下級勤務員用?)、右上は(地色が金色に見えるので)82年型武装警備員(内務省直轄。65年式は土台が銀色))だがその下は…ひょっとすると現ロシアになってからのものかもしれない。
 (2)の最後に掲載した制帽の帽章によく似たデザインの当直バッジ。デザインからして公共施設警備員のものかと思われる。
 左下は68年制定公共施設警備員の上級者用…と資料にあったものだが今ひとつ決め手に欠ける。右下は現在(21世紀)の重要施設警備員(内務省管轄)の帽章。上に見えるのは鉄道省の警備員パッチ。
 ついでに載せておくが同様の鉄道省及び鉄道施設の警備員パッチ。以前にこの手のパッチがついた夏用ブルゾンを掲載したことがあった気がするが。  

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2016年07月31日

再録441・武装警備員(3)





 今回はちょっと古めの写真資料でも。数年前に何気なく購入した古いフォトアルバムなのだが、純粋なソ連軍マニアには何の役にも立たず、世界に15人くらいいるキワモノマニアだけが反応する、という代物。なのでほんの一部だけの紹介にとどめよう。
 タイトルから1940年9月にモスクワで行なわれた「民間航空省の武装警備員運動会」の記録であることがわかる。
 投擲競技。当然ながら民間航空省の職員(及び空軍将校)も来賓で参加しているはずなのだが武装警備員はカーキ色のギムナスチョルカ(治安機関型のボタン露出式)を着てブーツを着用しているので区別できる。警備員も制帽は民間航空省(要するにアエロフロートである)のものを着用しているようだ。(2006年7月更新、民間航空省の項参照)
 元写真はかなり鮮明なので制帽のボタンまではっきりわかるが制服のボタンが何なのかまではわからない(…アエロフロート、軍タイプ、星+交差ライフルのどれなのだろうか)。指揮官の場合、軍と同型のバックルベルトを、下士官は軍タイプ兵用シングルピンバックルベルトを着用している。
ここで面白いのが襟章で、民間航空省では「羽の生えたプロペラ」が階級ピプであるのに対し、武装警備員では「羽の生えたプロペラ」は空軍同様に「兵科章」の扱いであり、階級は現ロシア軍によく似た星章の数で表す、というシステムなのがわかる。

…ことほど左様に警備員の制服は難しい。同時代でも担当部局で相当な差異があることがお判りいただけたのではなかろうか(どうでもよい、とか言われると少し悲しい…)。次回からは再び戦後編を。
  

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2016年07月31日

再録440・武装警備員(2)





 今回は帽子を中心に。実のところ年式については諸説紛々だったりするので後日修正する羽目になるかもしれない。
 帽章と配色は1965年式といわれているタイプだが耳ボタンが68年以降の星+クロスライフルタイプである。正確には前回の紺キーチェリと同じクロスライフル+ターゲットのボタンが付くはず。実は以前塗つばのよいものを購入したのだが、つい魔が差して(笑)バンドの色を紺に染め替え1934年式グーラグ制帽に改造してしまった。
 1968(?)の公共機関警備員制帽。帽章が数種類あるがそれは回を改めて。この例は2ピースの上級者用帽章らしい。
 1978年(?)の省庁重要施設警備員制帽。同年の内務省規定では(現在でもこの分野の武装警備員は内務省直轄である)より単純なアルミ土台の帽章がつくはずだが、これには一世代前の帽章がついている。
 制帽本体は森林保護局の指定工場製である。この帽章が森林警備局の独自の帽章であるのか90年代の後期型なのか実のところよく判らない。ただこの帽章とよく似たデザインの勤務員バッジ(次回紹介)にも「森林保護局」の文字はないので一般用説の方に分がありそうだ。  

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2016年07月31日

再録439・資源・環境保護(1)





これまたコンプリートには程遠いのだが、資源&環境保護関係の役所について。
 漁船の拿捕とかの際に重要な書類チェックを行なうのは国境警備隊員ではなくそこの「民間吏員」である。ロシア時代には独自の制服を着用するようになったらしいが、その服にはこのような記章と係員章がつけられる。これらは後期タイプであるらしい。
 ソ連及びロシアの漁業監視員旧タイプ。一番下はカムチャッカ漁協(?)の88周年というなんとも半端な記念バッジである。
 ロシア資源保護局の袖章、制帽(帽体用)章、係員章。
 これは自然保護庁の肩章、袖章、帽章。
以前(非常事態省に移管された)「小型船舶管理局」の紹介もしたことがあるが、2年ほど前に入手した環境保護局の服装規定を見るとかつては保護局の所属であったらしい。環境保護局所属の頃だと民間商船によく似たデザインの制服を着用し(帽章や袖章は現在と同じだが)、肩章・袖章の縁取りに緑色のパイピングが付く、というのが主な特徴であった。  

Posted by Yakov at 21:57Comments(0)

2016年07月31日

再録438・武装警備員(1)




 本日急な来客で手間取ってしまったが永年の懸案事項であった武装警備員を。人形アニメ・チェブラーシュカで動物園の警備をしていた老人(70年代の段階でモシンナガンを背負っていた)のように軍服まがいの制服を着てはいるもののまったくの別組織である(自室警備員とかではない)。
ソ連の役所や工場の武装警備員は必ずしも同一の制服を身につけていたわけではなく、記章・帽章など同時代でも結構いろいろな種類がある。それもあって結構難儀なジャンルであるわけで正直私のコレクションも完全なものとは程遠い。それでもまあ見当のついたものからボチボチ…という感じで進めて行きたい。
 67年製の指揮官用制服(65年改定型)。紺色と黒の2種類を入手したが製造上のバリエーションなのか見当がつかない。襟章の他肩章ループが着いているのだが、ロシアのマニアも襟章の資料しか見た事がないようで、まさに謎アイテムである。…肩章ループを取ると1932年式鉄道員制服によく似ており、いずれ改造される運命にあるのだが…。
 製造年不明だが60-70年代の製品には間違いなかろう。ポケットが上二つのみ(しかもフラップのみ露出型)、襟章が同時代の陸軍型と言うところが相違点である。
 階級章は35年型の陸軍襟章によく似ているが七宝がなく金属地肌がむき出しである。三角形(下士官)、正方形(尉官)は陸軍用よりふた回り小さいが長方形(上級指揮官)は陸軍用と同寸法。七宝を入れて軍用に化けてしまったものも多いのでは(ロシアのリエナクターならやりそうなことである)。ボタンは65年型だが、後の時代には陸軍風の槌鎌つき星にライフルクロスが加わったボタンに変わっていく。

この項も休み休みの連載になると思う。  

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