ロシア着倒れ食い倒れＲ

　本日も来客につき以下略。とりあえず落穂拾いの続きを。



これは｢心の底から採用されなくてよかったと思う｣シリーズ(笑)の水兵帽。ロンドン軍縮条約後の旧海軍リボンのような･･･(＜ロシアマニア的に非常に伝わりにくい比喩だと思う)短縮ペンネントが着いている。
文字が入っていないところから見て試作早々に却下された感の強い品ではあるが。
何しろこれでは水兵の定番｢ペンネントを口にくわえて奮戦｣が出来ないのだから当たり前である。

･･･ここまで書いておいてなんだが、ひょっとしてロシアの音楽アンサンブルが被るなんちゃって水兵帽(＜ふざけてセーラームーンとよく呼ばれている)･･･という可能性もあるかもしれない。ただし、出所はいつもの軍系施設であるので念のため。



90年代に出た帽章資料本で｢80年代末試作の全兵科共通帽章｣と書かれていたものだが、縁がコイル刺繍で出来ているヴァージョンもあったようだ。見れば見るほど文官帽章臭いデザインなのだが、本当のところはよくわからない。どうやら出所は帽章等の工場らしく、結構な数が出回っているのだが。もちろん実際に着用されている写真は一枚たりとも見たことがない。

今回も特にオチはないのでよろしく。