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Yakov

2010年08月27日

戦略ロケット軍(2)

 前回(1)がえらくざっくりしていたのでもう少し細かいところまで比較していきたい。とりあえず比較対照の88年型から。

戦略ロケット軍(2)

戦略ロケット軍(2)

1988年型(配備は少し遅れる)の1990年ロット(上)と93年ロット(下)。同一規格番号なので裁断こそ同一だが、ロシア時代のものは(明らかに意図的に)より緑色の強い生地に替わっている(正直、バイカのように毛羽立っていてあまり品質はよくない)。この時代(92-93)にはソ連「型」ボタンを使用するのが規定なので旧型ボタンをそのまま使用して問題はないわけだ。
裁断の変化だが、上着に関しては肩章が固定エポレットに変わったこと、ポケットフラップがより直線的になったこと(本体は貼り付け型)、カフス部の裁断とボタンが1個止め(副ボタンの廃止)あたりが主な相違点だろうか。

戦略ロケット軍(2)

比較のために81年型のカフスを載せておく。

戦略ロケット軍(2)

戦略ロケット軍(2)

ついでにズボンの比較を。81年型(上)はワンタックのシンプルなズボンで色と腰の調整タブを別にすれば「ただのチノパン」のように見える。88年型(下)はプリーツがミシンで作りつけられており(アフガンカ夏服のようなアレ)、いちいちアイロンプレスが面倒な筆者にはうれしいズボラ対応(?)デザインである。
股の部分に換気用と思しいボタンホールが(左右2つずつ)あるが、体臭がきつい奴(<婉曲な表現)が同僚だと設計者を恨みたくなるかもしれない(<適当)。

戦略ロケット軍(2)

1999年発行の戦略ロケット軍記念写真集「祖国のロケット(による)盾」の一部。これまで紹介した旧型制服(88年式)とアフガンカ、さらに迷彩服が併用されているのがわかる。
88年型と同裁断の迷彩と思しいものもあるのだが、明らかに別パーツの肩章(礼肩章だったりする)を付けている写真もあったりしてなかなか謎の多い現状のようだ。
PXで時々見かける「シャツ型裁断の将校迷彩服」以外にも「戦略ロケット軍用迷彩服」が存在するのかもしれない。




Posted by Yakov at 17:04│Comments(0)
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