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Yakov

2011年01月05日

財務省・国立銀行(4)小切手帳。

 実のところソ連の銀行組織も西側の銀行組織も大差ない。外貨決済をやっているのだから当たり前なのだが、文革やらポルポトみたいな歴史的(に断絶した)奇形児と(おそらく意図的に)混同したがる向きがあるのは実に頭が痛い。
で、ソ連時代の小切手帳だが・・・。

財務省・国立銀行(4)小切手帳。

財務省・国立銀行(4)小切手帳。

財務省・国立銀行(4)小切手帳。

小切手帳自体は特に珍しくないと思うが、実はこれ、ソ連解体の時期を挟んでいるため「ペン書きで」カザフスタン国立銀行の小切手帳に切り替えられているのだ。新規発行だと印刷が大変だ、ということなのか、下手に切り替えると偽物・詐欺が横行するためか「切り替えで無効」という最悪の事態を避けるためかよくわからないが、手書き変更だとその担保となる信頼性はどこにあるのか日本人には皆目見当がつかない(ちなみに「制限つき」の記載が消されているが、利用者が勝手に消してても判らない気がする)。
・・・きちんとした銀行システムを組んでいても、こんな大変動の時期ではどうにもならないのがよくわかると思う(手書きでよしとしよう、というのはお国柄だと思うが)。
こんな中で巨万の富を築いたオリガルヒの一匹についこの間有罪判決が出たが、「まだまだ生ぬるい」というのが正直な気持ちである。

財務省・国立銀行(4)小切手帳。

気を取り直してついでにバッジネタも。上はソ連対外貿易銀行のバッジ。ソ連人の海外出張用チェックにもここのシンボルマークが描かれている。
下の左側は国営保険会社、右はソ連中央銀行の記念バッジだと思う。




Posted by Yakov at 16:52│Comments(2)
この記事へのコメント
ゴスバンク良いですよねー。
最近大家(50歳)と世間話してて、
「そりゃあソ連時代も汚職やロクでもない党書記とか居たよ、けどねやり過ぎる奴はちゃんと処罰されたし、汚職は良くない事だって常識や理想があの頃はあったよ」、と。うん、全く。
この国の部族主義は何とかならんのかしら?

因みに昨晩未明、郊外で原理主義系テロリストの巣が摘発され銃撃戦で警官が3人死亡、ここも日々住み難い国になっています。
Posted by たなかひでき at 2011年01月05日 21:23
>ゴスバンク:面白いものを入手されたら、今度ぜひ画像を見せてくださいませ(笑、ではなくマジ)。

>原理主義:「民の本音を代弁している」んだと称する詐欺師が世界中で跋扈している感じですね。
ここで書いていても他人事のように響いてしまいそうですが、もちろん日本も例外でなく。

彼ら(内訳は色々)の利益と「自由」「民主主義」あるいは「民族・人種」という概念とをむりやり混同させるのが今の主流なんでしょうが、そんなもんと心中はしたくありませんよねえ。
月並みな表現で恐縮ですが、身辺の安全にはくれぐれもお気をつけて。
Posted by YakovYakov at 2011年01月06日 00:16
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