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Yakov

2011年01月21日

紙もの・身上書

 本日残りの書籍25kgが到着(この程度だと整理も楽である)。今回届いた中から、しばらくは主に紙ものを取り上げてみたい。今回は国防省が本部に保管する身上書のブランク(未記入のもの)。以前、旧ブログで記入済みの70年代空軍将校身上書、KGB用個人調書ブランク、内務省調書ブランクなどを紹介したのであまり目新しいネタではないが。

紙もの・身上書

紙もの・身上書

80年代のソ連国防省身上書。ファイル自体は保存書類の名称と個数をメモするだけの簡単なものだが、筆者が入手したものには90年書式のアンケート本体と2000年書式の部隊用略式記録カードがついていた。
ちなみに表紙裏には個人ポートレートや認識票控を入れる小型封筒型ポケットがついている。

紙もの・身上書

アンケートの内容を逐一紹介しても仕方がないのでこの小さな画像一枚で片付けておくが、学歴や軍での教育記録、人事異動の記録、賞罰に混じって「外国における称号、受勲記録」「習得外国語」「政治組織への加入状況」「実戦経験とその経緯」「負傷の有無と経緯」「捕虜経験の有無及びいかなる経緯で捕虜から開放されたか」等々逐一記入欄が設けられており、マニア的に面白い資料であった。

紙もの・身上書

紙もの・身上書

紙もの・身上書

国防「省」と記載されているので戦後46年以降のものなのは間違いないが、デザイン的に50年以前、40年代後半のものと思われる身上書ファイル。これにはアンケート本体は含まれていないのが残念だが、ファイル自体の構造を比べてみるだけでも入手した甲斐はあったと思う。
表紙裏の写真スペースは現物を張り込む形式になっており、裏表紙のポケットも表紙と同じ布張りの頑丈なものがついている。ちなみに50年代後半に認識票が導入されたわけだが、旧式ファイルに認識票を組み込む際は多くの場合、紐でファイルに綴じ込まれていたようだ。




Posted by Yakov at 18:13│Comments(0)
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