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Yakov

2011年03月31日

92-93移行期軍服(1)

 また新しい項目を立ててしまったが、例によって落穂拾いのネタである。ソ連解体後のロシア軍服装規定(CIS軍規定、という名称だが)は微妙な着用規定の変更:主に一部礼装の廃止・簡素化-とともに新型制服(プロトタイプ的なものだが)導入も徐々に始まった時期である。

92-93移行期軍服(1)

92-93移行期軍服(1)

移行期の将官ブルゾン。1988年ブルゾンが94年ブルゾンへ変更される途上のデザインで生地は従来のもの(ロシア軍はより緑がかった生地となる)。そしてポケットプリーツやジッパー導入といった部分はのちの94年型に受け継がれている。
特筆すべき差異としては肩章がエポレット式となっていることで、ここには金属星章を直接ぶち込んだようだ。

92-93移行期軍服(1)

将官の肩章用金属(プラも存在)星章はほぼこの時期だけに存在した(上の二つ。下はサイズ比較用の佐官星である)。ソ連でもロシアでも基本将官は迷彩服だろうがなんだろうが布製刺繍肩章を着用するのはご存知のとおりだ。

92-93移行期軍服(1)

文章だけで説明するのもなんなのでソ連将官コートへの着用方を示す。このようにエポレット+布肩章がこの短い時期を除けば標準なのだ。
さらに、94年前後の一時期、試行錯誤の結果だろうか、エポレットに通すタイプの将校肩章が一定数製造されたこともある。

92-93移行期軍服(1)

細かいことだが、この服には右のような新型将官ボタンが付属している。左はおそらく純正品を紛失したのを旧ソ連将官プラボタンで補ったのだろう。




Posted by Yakov at 18:17│Comments(2)
この記事へのコメント
あ、このエポレットに通す将官肩章(大将)持ってますよ、アカエフ時代の国防相の家から出たのでキルギスでもロシア軍と同じ様な物使ってたんでしょうか?
Posted by フョードル田中 at 2011年04月01日 19:54
多分発想としてはソ連からデザインをそのまま継承してるんじゃないかと思います。迷彩用、サマーコート用が相当作られてましたから(細かく言えば迷彩用肩章の星はカーキの絹糸、コート用は金刺繍ですが)。
ロシア軍肩章はソ連時代より幅が少し狭くなりましたが、キルギス軍はどうなのですか?(ロシアと同じ幅じゃないかと想像しますが)
こういう差異ってやっぱり細かく調べたくなりますよね。
Posted by YakovYakov at 2011年04月02日 02:49
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