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Yakov

2011年07月26日

法務省本局。

 現ロシアの法務系制服は非常に紛らわしい。検事局、予審判事(事実上民警法務部)、法務省管轄の廷吏についてはこれまで何回か紹介してきた。
大雑把に言ってしまえば紺色の制服に緑色のシンボルカラーをあしらった検事局、民警制服の赤い部分がライトブルー(あるいはトルコ石色)に置き換わった予審判事、黒制服に予審判事型のグレー肩章がつく廷吏・・・ということになるが、先日ロシア公務員制服サイトの早見表を見ていたらこれらと独立して「法務省」制服の項があることに気がついた。いわれてみればこの春モスクワで撮影した中に「正体不明」の一枚があったのだ・・・。

法務省本局。

某映画コンサルタントの別荘で見つけた制帽。クラウンのライトブルー生地は90年代税関や現ロシア鉄道の制服とは明らかに異なり、バンドのライトブルーとのコンビネーションは筆者の記憶ファイルにはないものだった。
・・・で、その早見表によるとどうやら「法務省本局」の配色がこれと同じなのである。帽章が軍と同じ、というのは検事局高級職員でもよくあることなので(帽章がオリジナルかどうかは確証がないが)おそらく間違いはないのではなかろうか。制服の類は一度も目にしたことはないのだが、廷吏や検事局と違いTVに映ることがほとんどない部局なのでそろそろ調査をはじめたいと思う。

法務省本局。

法務省の袖章だが、これらは廷吏も使用しているのでなかなか面倒くさい。まあいつか制服が手に入った暁には非常に便利、ともいえるのだが。




Posted by Yakov at 17:56│Comments(0)
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