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Yakov

2008年09月20日

海外支援服

 旧ブログでも頻繁に取り上げた海外派遣ネタとは似て非なる項目である。これまで取り上げたのは大体が国連や駐在武官など「公式」のものだったのだが、今回は「非公式の」海外援助ネタなのである。アメリカのイラン・コントラゲートを例に引くまでもなく、東西両陣営の第三世界への軍事援助の多くはスキャンダルになりかねない非常にデリケートなジャンルである(<ルー大芝のような日本語になって申し訳ない)。
要するに武器の製造番号を消す、ような作業が必要になってくるわけで「特徴のない」軍服が作られたのである。


見る人が見れば材質でソ連製とわかる気もするが、ともかく何の変哲もない無印X品の「熱帯軍服」である。ズボンと上着の生地が違うがこれ以外にも正規の将校海外派遣服にも使われたようなカーキグリーンの上質綿もあったりして援助先の国や階級によって使い分けていたのかもしれない。・・・まあアバウトな国なので「適当に支給」と「使い分けた」可能性は五分五分というところか。
上着はモンゴルあたりの戦闘服にちょっと似ているが裁断は結構違う。

ズボンのほうは1949年から69年規定まで(多少変化しつつ)製造されてきた短靴用熱帯ズボンの裁断に近い。

服にはスタンプなどないのはもちろんだが(48-IIIなどのサイズ表記が布タグでつくのみ)、ボタンも東ドイツや学生ボタン(まあ微妙に違うのだが)を思わせる梨地模様になっている。
ベルトにつけるバックルのご覧の通りつるつるだ。時々のっぺらぼうなボタンの付いたパナーマが出回ることがあるのだが、それもこのような海外援助物資の可能性がある。

これらの服は中南米やアフリカ諸国で着用されている写真を時々見かけるがアップの写真はほとんどないのが残念である。




タグ :海外野戦

この記事へのコメント
おお、モザンビークはFRELIMOの戦闘服ですね(ぉ
この服はモザンビークのイメージが非常に強いです。
同じ服は確かカンボジアのヘンサムリン軍でも使っていたと思います
パナーマとかもモザンビークは勿論カンボジアにも供給されてますしね
Posted by きむちずむ at 2008年09月20日 18:59
おお、一部愛好家の方が(笑)。
写真だと一見正体不明服なのですが、現物見るとソ連製以外の何者でもないですよねえ・・・。
モザンビークのルポルタージュで東ドイツ製のキノコヘルを見たときには「もう少し気を使えよ・・・」と思ったものです。アレはあまりにも特徴ありすぎですよねえ・・・。これで内部の刻印が消してあったりしたら大笑いですが。
>カンボジア:
漂白して洗い晒すといい感じになりそうですね。コスプレに最適・・・って誰が着るんじゃい。
Posted by YakovYakov at 2008年09月20日 19:23
まぁ裁断や生地で支援元が分かってしまうのは結局どこの軍服も同じですよね、
この服も確かにパッと見よくわからない軍服ですけど、
結局袖の絞りの部分がものすごくソ連の軍服のまんまですよね
M69をシャツ型にしてポケットを胸につけたような。
モンゴル軍の物ともまた違う微妙さが可愛いです。

>東独製
まぁレインドロップ迷彩をそのまま支給してたりもしてますしねぇw
もう東独軍装その物を支給しちゃうという太っ腹具合にはなかなか見るものがあります(ぉ

>カンボジア
それは勿論私が(ry
Posted by きむちずむ at 2008年09月20日 21:00
>見れば判る:
まあ「証拠」がなけりゃいいんでしょうね。世の88.5%までは素人ですから(数字適当)。

>レインドロップ:
ロシア人はアバウトだがドイツ人は云々・・・とそれはもう19世紀から言われているのですが東独の「別にいいじゃん」式のデリカシーのなさは・・・デリケートな人々はナチの時代を生き延びられなかったのかもしれません(これまた適当)。

>カンボジア:
リエナクトにふさわしい地形はそこらじゅうにありますね。バナナワニ園とか。
Posted by YakovYakov at 2008年09月20日 21:32
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