2013年04月10日
コサック、みたいな?(9)
今回は「現代コサックショップ」のネタで。
以前リエナクター用のドンコサック制帽を紹介したがファイバー型押しの帝政型つばのそれと違い、これにはラッカー加工をした本革のつばがついている。このタイプはソ連の大佐や将官用としてよく使われてきたものでもあり、(まあ現代ロシア軍の将校も使っているわけだが)高級感があって親しめるものなのだろう。帝政型のフォルムを見慣れているのでスタイルに違和感があるのだがこのタイプを「英国式」と称して好む愛好家は結構いるらしい(<別にドン用の配色からそう呼ばれるわけではない)。
出入りのコサックショップには「右翼つながり」ということだろうか、白軍(これはコルニーロフ軍)のレプリカ制帽も扱っている。帝政型の3か所にパイピングがある制帽はかなり手間がかかるのだが…。
このような方向で簡易化しているとは知らなかった。黒バンドの制帽をミシンで縫い上げてから上に白縁付のカラーバンドを縫い付けているのだ(上部パイピング付近で本体と固定)。
普通に作るとこのように帽子の下端にパイピング布を織り込んで汗止めを後から手縫いする必要が出てくるのだ。
簡易版のアイディアになるほど、と感心した次第である。
以前リエナクター用のドンコサック制帽を紹介したがファイバー型押しの帝政型つばのそれと違い、これにはラッカー加工をした本革のつばがついている。このタイプはソ連の大佐や将官用としてよく使われてきたものでもあり、(まあ現代ロシア軍の将校も使っているわけだが)高級感があって親しめるものなのだろう。帝政型のフォルムを見慣れているのでスタイルに違和感があるのだがこのタイプを「英国式」と称して好む愛好家は結構いるらしい(<別にドン用の配色からそう呼ばれるわけではない)。
出入りのコサックショップには「右翼つながり」ということだろうか、白軍(これはコルニーロフ軍)のレプリカ制帽も扱っている。帝政型の3か所にパイピングがある制帽はかなり手間がかかるのだが…。
このような方向で簡易化しているとは知らなかった。黒バンドの制帽をミシンで縫い上げてから上に白縁付のカラーバンドを縫い付けているのだ(上部パイピング付近で本体と固定)。
普通に作るとこのように帽子の下端にパイピング布を織り込んで汗止めを後から手縫いする必要が出てくるのだ。
簡易版のアイディアになるほど、と感心した次第である。
Posted by Yakov at 18:23│Comments(3)
この記事へのコメント
ちょうどコルニーロフ服が仕上がって、徽章付けてニヤニヤしてると妻にクローンみたいとヴァカにされ。赤い帽子被るとますますそれっぽいかもw 白黒写真でみるとカラ―でみるのとは違いますね。そういや、お分け頂いたベース服のボタンは20年代ぐらいまでの物みたいなんで、ボタンが初付きなら、映画用でも結構古いものですね。
Posted by F・タナカ at 2013年04月11日 02:36
>クローン:サーカスの、ですな。ひどい言いぐさですがちょっと『言い得て妙』という気もw
白黒写真では「赤は暗く映る」といいますがバンドが黒いせいか写真でも結構明るく映ってるんですよね。
>初付き:モスフィルムは(革命軍側に多いですが)帝政期文官ボタンを大量にストックしていたみたいで結構よく使うんですよ。コレクションしておくと後々役に立ちますよ(<悪魔のささやき)
白黒写真では「赤は暗く映る」といいますがバンドが黒いせいか写真でも結構明るく映ってるんですよね。
>初付き:モスフィルムは(革命軍側に多いですが)帝政期文官ボタンを大量にストックしていたみたいで結構よく使うんですよ。コレクションしておくと後々役に立ちますよ(<悪魔のささやき)
Posted by Yakov at 2013年04月11日 19:17
その「よく使う」ってのも3-40年代(チャパーエフとか)の話なんでまあ古い映画用だとは思いますが。
Posted by Yakov at 2013年04月11日 19:19