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Yakov

2008年11月17日

デンビルの逆襲(2)

 ネタを小出しにしているようだが、今回もデンビルで。

デンビルの逆襲(2)

2003-2005セバストポリの文字が見えるが想像以上に手が込んでいる。鷲章や文字に至るまで大部分が金属板を打ち出して作ったお手製なのである。既製のバッジを流用・・・と思われるのは国旗+海軍旗くらいではあるまいか。(現物は郵便で送ったので記憶に頼って書いている)
娑婆ではそれ系の仕事に就いていたのだろうか・・・徴兵で身につけた技術だとしたらある意味見つけものだが。

デンビルの逆襲(2)

そう思ってこれを見ると、いや、むしろ「デンビル用記章なんでも請け負います」という奴がいたのか、という気もしてくる。バリエーションが多いがゆえに、かえってPXの既製品とは思えない。代金(タバコとかの現物経済だったりして)の多寡でシンプルな奴と込み入った奴を作り分けていたら笑える。
どちらも黒海艦隊・セバストポリの産だし・・・。センターの海軍旗バッジは既製品にあるのかもしれないが(ていうか94年式の略帽サイドの国章?)パッチの縁取りなどはどう見ても手製(クオリティーは高いが)であった。

デンビルの逆襲(2)

途中がめくれてしまって「北海艦隊」が妙なスペルに見えるが薄い金属箔(カラーテープ?)を切り抜いて上手に作ったデンビルパッチ。鷲章の真ん中の赤い盾(モスクワ市の紋章)がずれてしまっているがなかなか手が込んでいるだけに「取り扱い注意」な記章である。




Posted by Yakov at 18:06│Comments(2)
この記事へのコメント
ソ連時代の記録映画「勝利の継承者」の中で
彫金や木工にいそしむ兵士たちの映像がありましたね。
Posted by 津久田重吾 at 2008年11月18日 14:23
>彫金や木工:
軍で身につけた技術を有効に使う、というのは軍隊の社会的効用だとは思うのですが、デンビル改造服に使うのはリソースの浪費という気も・・・
まあ我々の趣味自体も浪費そのものなので人様の趣味(<改造服はこう分類してかまわないと思います)に口は挟めませんが(笑)。
Posted by YakovYakov at 2008年11月18日 19:36
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