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Yakov

2008年11月21日

二月から十月(2)

 旧ブログ(夕方までメンテ中らしい)・今年3月9日の項で二月革命ネタをやったのだが、その中でケレンスキー時代の改造記章について少し触れた。その後航空隊の記章が出てきたので紹介。

二月から十月(2)

帝政の航空隊記章と臨時政府型の比較。臨時政府型がついている記章は後の1918年・チェコ軍団と連携した反ボルシェビキのКОМУЧ政権軍・大尉の記章だが、彼らは好んで臨時政府規格の記章を使用しているようだ(まあメンシェビキ・エスエル系だし)。
・・・実物かどうか、などとわかりきったことは聞かないように(笑)。

二月から十月(2)
for cinema

これは映画会社(アドミラルのスタッフではない)にもらった樹脂製の海軍記章。ソ連最初期の帽章を型取ったものだが塗装はほぼ臨時政府型である(星は金色、錨の土台は赤色というのがが臨時政府)。
臨時政府の規格では金糸~銀糸刺繍ということになっていたがほぼこの形状のものも存在したらしい。

二月から十月(2)

再塗装してソ連型1921年式制帽に付けてみるとこうなる。臨時政府制帽も(顎ひもが金糸コードなのを除けば)似たような形状であった。
翻って映画「アドミラル」では戦後のソ連制帽章(刺繍)の赤星を金星に取り替えただけで誤魔化しておりマニアの嘲笑を買っていたのだが、帰国して資料を調べたら1991年発行の資料本の誤記(というか写真を代用したらしい)に基づく間違いと判った。
映画スタッフは(その本の)他の間違いである階級章には気がついたものの帽章の間違いには気付かなかったらしい。・・・マニアのつっ込みに晒される映画スタッフというのも大変であることよ(<あまり同情していない)・・・。



タグ :記章映画

Posted by Yakov at 17:37│Comments(0)
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