QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人
プロフィール
Yakov

2008年12月17日

野戦食器(2)

 なんといってもこのネタは地味な上に民需と軍用品がごっちゃになって(資料性も低いし)申し訳ないが、半ばリエナクト案内のような項目としてご理解いただくといいかもしれない。

野戦食器(2)

これまた軍民兼用のような琺瑯カップだが、容量や形態が実に様々である。製造年が未記載のものが多いが、50年代までは確実に生産されていたと思われる。しかしまあなんというか毒々しい緑色のエナメル(ロシア語では琺瑯もエナメル塗装も七宝も同じ言葉なのだが)である。絵の具で言えばまさにビリジアンそのもの・・・。

野戦食器(2)

左の空き缶利用のカップは前線食器の定番である。軍用缶切りもないことはないのだが、通常兵隊は(ポケットナイフで)乱暴に缶を開ける場合が多いので飲み口の端末処理には気を使わないといけない。
この例では帽章を半田付けしてあるが、さすがにこれは復員土産の小細工なのだと思う。
右側は現代のアルミカップに友人が(勝手に)細工したもの。友人連中はよくこういうことをするのだが、戦前の年号とか入れられるのは正直嬉しくない。一度帰りの飛行機に乗る際、税関で「こりゃ戦前のものか?制限品目だぞ」といわれたことがあるのだ。2週間前に文字彫られただけなのに・・・。尤もしばらく使うと真っ黒に酸化してしまうロシア製カップ(水道水が硬水なせいだろうか?)にも問題があると思う。



タグ :小物食器

Posted by Yakov at 17:09│Comments(2)
この記事へのコメント
こちらでは初めまして(?)

生活再現には欠かせない食器シリーズは非常に助かりますです
空缶コップ素敵ですね。某イベントで再現してみたいですw
ハンドルはどの様に固定されているのでしょうか?
Posted by ЖУРАВЛИ at 2008年12月18日 02:50
どうもどうも。戦後ソ連・ロシア軍に共通のものが多いので記事書くのは楽なんですが反面、厳密に年代判定するのはちょっと苦しいです。
>空き缶;
写真のものは大量の半田で(正確にはロウ付けなんでしょうけど)止めてありますが、リベットで強引に止めたものもうちにあります。
Posted by YakovYakov at 2008年12月18日 05:38
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。