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Yakov

2008年12月19日

バスタイム。

 食器ネタに入れるのはさすがにまずい・・・と思ってこの表題にしたが、また琺瑯製品ネタである。先日知人が元砲兵将校の手記(大戦時)を紹介してくれていたのだが、もちろんソ連軍でもドラム缶風呂やら簡易蒸し風呂やらを可能な限り使っていたわけで、これらはむしろ室内洗面用具、というべきだろうが。

バスタイム。

バスタイム。

例によって毒々しい緑色である。この色のせいで(食虫植物の)ウツボカズラみたいに見えるが何のこともない水差しと洗面器である。はるばるロシアから高い送料をかけて郵送するのは実に馬鹿馬鹿しかったが、まあマニアだから仕方がない(笑)。だが、(兵隊がバーニャに持ち込む)でかいブリキ盥を買ってこない程度の理性は持ち合わせているのだ。
工場刻印は左側のリィシエヴァ金属工場を別にして不明のものが多いのだが、こういうモノグラムは当時のデザインセンスがうかがえて実に面白い。

バスタイム。

バスタイム。

・・・ブリキ盥は買わなくてもこういうものはつい買ってきてしまう(琺瑯マニア、という自覚はないのだが)。
もっともバケツにはとても大事な利用法があるのだ。10年前に住んでいた学生寮(モスクワ五輪の頃の速成建築)が真冬にはいくら目張りをしても暖房が余り利かず、机に座っていると足元が寒くて仕方がなかった。それで水を張ったバケツに簡易湯沸かし器(コイル状に曲がったヒーターである)を投げ込んで室内暖房+加湿器とした・・・という昔話である。さすがに(日本の)自宅ではそんな目的に使いはしないが。
・・・今ではあの学生寮も少しはましになっているのだと思いたい。

それにしてもこの工場マークはそのまんま過ぎはしないか。塗料飛び散ってるし。



Posted by Yakov at 17:54│Comments(0)
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