QRコード
QRCODE
アクセスカウンタ
読者登録
メールアドレスを入力して登録する事で、このブログの新着エントリーをメールでお届けいたします。解除は→こちら
現在の読者数 11人
プロフィール
Yakov

2009年06月30日

懐かし生活用品(3)飲料

 今回のネタは「懐かしい」というにはかなーり同意を得にくい気もするが、ソ連時代・瓶入り飲料のラベルを取り上げたい。
現代ロシアでは(酒類はともかく)街で見かけるソフトドリンクの大半がPETボトル入りとなって久しいのだが、今でも探せば何とか500mlガラス瓶入り飲料水(デュショス(梨味飲料)やレモネードくらいなら)見つけることは出来るだろう。
それでもスーパーの棚からはだんだん駆逐されてきたようで、いずれはアゼルバイジャン製品を探す他なくなってしまうかもしれない。現に(ソ連時代にあれほど氾濫していた)330ml瓶はほとんどアンティークの域に入ってしまったのだ。
これはもちろんソ連の資源回収が(クーポンではなく)キャッシュバック式だったおかげで、ガラス瓶は何日も放置されてなどおらず、(現代でも)なんだかんだで回収されてしまうためであった。今回紹介するラベルにも「容器代除きXXカペイカ」とか「内容XXカペイカ容器XXカペイカ」とか明記してあったりする。

懐かし生活用品(3)飲料

全部は説明しないことはお許しいただくとして・・・。古いマニアなら「ソ連といえばペプシコーラ」で判っていただけると思う。70年代(<うろ覚え)ペプシコがアメリカ市場でソ連ウォッカの独占販売権を得た引き換えにソ連市場を独占させてもらったのがその理由で、ソ連国内で唯一飲めるコーラのメーカーがペプシだったのだ(コカコーラはソ連最末期にようやく輸入された)。
ラベルには「冷やして飲もう」と書いてあったりするが、それでもソ連のレストランや公式イベントではぬるくて気の抜けた(初めに全部開栓してしまうからである)ペプシとボルジョミ水(画像左下)・・・というのが定番であったのだ。残念ながら画像のボルジョミ水ラベルはソ連解体後の製品だが・・・(ってどうでもいいスか・・・)。

懐かし生活用品(3)飲料

右上のFESTAはどこか外国製品のパテント品だろうか(フェスティバルにちなんだ名前・・・とわざわざラベルに書いてある)。58年の世界青年友好祭のようなマークが書いてあるので社会主義圏のものだとは思うが。初めの画像のSerinoのようによく知らないパテント品が結構あるのでややこしい。
ウォッカ・モスコフスカヤや熊印(?)クワスのような純粋ロシア産のほうがやはり趣きがあってよい。
上から2列目左、瓶の首に貼るラベルがデュショスのラベルだが、初めの画像の梨飲料はこれとは別物である。この画像にはコカコーラとファンタが写っているがこれらも80年代最後期の生産品だ。

懐かし生活用品(3)飲料

デュショスのほか、タルフーン(原色緑色をした炭酸飲料)、ブラチノ(レモネードの一種)、ここにはないがバイカル(コーラの色をした薬草飲料)は今尚ロシアで生き残っている定番銘柄である。野苺系飲料「モルス」に炭酸を加えたような天然飲料もそうだが、ファンタやミリンダ、シュウェップスに負けずにこれからも残っていて欲しいものである。

・・・今回はほとんど「中身」の話に終始してしまったが、そもそも文章では味が説明できるわけもなく・・・いやはやまことに申し訳ない。









Posted by Yakov at 18:05│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。