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Yakov

2016年07月30日

再録172・夏帽(3)

 パナマや略帽など取り上げるべき帽子は多いが、また今回もフラーシュカ中心に続ける。

再録172・夏帽(3)

夏用の制帽ではないが、裁断を比較するため1941年導入の野戦帽を紹介しておく。写真のものは米国製生地で作られたレンドリース品だが、もちろんカーキ~暗緑のありとあらゆる生地で作られたもの(まあ普通はウールだが)が存在している。この頃は同色(普通は同生地)のパイピングが必ず付くのだが、戦後タイプの野戦帽(鍔がファイバー)にはわざわざ別材質(色はほぼ同じ)のパイピングが付くものが主流になる。

再録172・夏帽(3)

43年式の陸軍幼年学校制帽(これは戦後生産品だが)で生成りのカバーが付いている。69年式でも幼年学校夏服・夏帽は生成り生地以外(白、というのも存在するのかもしれないが)私は見たことがない。

再録172・夏帽(3)

再録172・夏帽(3)

戦前の民需品。裏に軽工業人民委員部のスタンプがあるが、大きく「モード」と書いてあるのが笑える。まあ当時の流行であったのは間違いなく、映画や記録写真でもコルホーズ員などが愛用していたのが知られている。パイピングがないのも戦前のモードなのだが、戦後のこの類にはたいていパイピングが付くのが面白い(後述)。
(2007/2/6)



Posted by Yakov at 21:13│Comments(0)
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