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Yakov

2016年07月30日

再録179・国境警備隊1943年式

再録179・国境警備隊1943年式

43年式の国境警備隊キーチェリは昔から入手困難品とされてきたが、ここ数年は幸運に恵まれて気安く記章を取り替えて楽しめるくらい(の数が)揃ってきた。手前の服についている肩章は43年型制定当初に生産されたタイプでボタン周りが丸くかまぼこ型になっているところが面白い。写真では白く飛んでしまっているが、肩章は黄色の絹地で航空技術の大型エンブレムがついている。これが少し後になると後ろの服のように六角形の金糸織に替わっていくのだが。写真を撮るのを忘れたが主計士官・軍政官などは白/銀地の肩章を使用する。

再録179・国境警備隊1943年式

国境警備隊パレード服。以前НКВД43年式の項で紹介した国内軍の色違いのようなものだが、尉官用の記章サンプルとして今回も掲載しておく。多少虫食いがあるのが残念だが、今のご時世、美品などにこだわった日には何千ドルむしりとられるかわかったものではない。

再録179・国境警備隊1943年式

士官候補生の肩章を付けたНКВД共通の立ち襟ギムナスチョルカ。この例では貼り付けポケットにプリーツのないシンプルなものだが当然ながら各種のバリエーションがある(ちなみに一般兵用ではポケット無しのタイプもかなり長く使用されていた)。服の上に並べた野戦肩章だが、43年規定の士官肩章は緑縁に緑のラインであるはずなのであるが、緑縁に茶色ラインの主計・軍政肩章というのも存在したようである。この写真では一般兵科士官用のように五角形をしているが、このようなバリエーションも当時の写真などで多々確認できるのであった・・・。ことほど左様に考証というのは難しい。

再録179・国境警備隊1943年式

制帽を少々提示しておく。右端の兵用制帽はトップが綿製で、鉢巻にはウール製と綿(時に起毛綿)製のものとがある。残りはいずれも士官用だが、航空科・航空技術では左端のような記章がつけられていた(さすがにこの記章はマニアによるレプリカだが)。
ちなみに将官用は、といえば顎紐が金糸織、ボタン・帽章が将官用といった細部以外に内装(汗止め)がサイズ調整のひも付き本革製、という違いがあるのも他の兵科同様である(面倒なので改造する気はない)。
(2007/2/13)



Posted by Yakov at 21:54│Comments(0)
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