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Yakov

2008年11月14日

第一次大戦リエナクト

・・・全国4人の一次戦ファンの方(いや、世界的には数千人規模で存在すると思うが)には残念なお知らせであるが、この10月末に行なわれるはずだった国際イベント1916は開催2週間前に中止となった。
国際金融危機でスポンサーが資金提供を渋ったためらしいが(スポンサーはいくつもあるので別にガスプロムのせいではないと思う)はるばるチェコとかから訪露予定だった海外組には困ったことである(私的にはイベントが連続すると仕事にならないので悪いことばかりでもないが)。
でもって最近大規模に製作され始めたレプリカの話でも。もっとも写真を撮る前に梱包してしまったものが大部分なので画像は少ないのだが・・・。






裁断が複雑で手間がかかるため後回しにされていたロシア将校用キーチェリだが、ついに大量生産に踏み切るようだ。写真のサンプルはまだ90年代に製作されたものだがエンドウ豆色のウール生地を大量購入したメーカー(現代ロシアの装備品で有名な大手メーカーSSOである)が注文生産を始めようとしている。写真は騎兵用(袖の裁断が特徴)で騎兵用の青ズボンまで製作される予定である(もちろん歩兵将校も)。
・・・実は友人のリエナクター連中が何人もここに転職、店舗の裏の事務所に行くと(工房もそうだが)知り合いばかりという現状なのである。ナイロン装備ばかりのSSOの工房で革細工やウール服の仕立てが行なわれているさまは違和感バリバリなのだが・・・。

写真は撮り忘れたが将校革ベルトセット(手作りで碇型金具まで再現)の見本も入手したが、サンプルなのでここにミスがあるんだ・・・と言い訳された部分もどこが間違いなのかわからないレベルで、10年も(乱暴に)野外で扱い続ければ本物で通りそうな出来であった。

これは某骨董店がベラルーシへ外注に出した近衛連隊用背嚢。サイズがわかりにくいが結構でかい。
一般歩兵用の1882背嚢とか乾パン袋にとどまらずこういう細かいものも作っているのには驚く。
弾薬盒や剣吊り、帯革まで全部違うので業者としてはビジネスチャンスなのだろうが(笑)。
それにしても古いコート生地(白っぽいあれである)を入手して作った帝政外套がどう見ても日露戦争タイプだったのには笑った。買っておくと別の目的に役立つかもしれない(重くて高いのだが)。


これはリエナクター用ではなく映画会社が放出したフレンチ服。放出品は比較的安く手に入るので嬉しい反面、似たような映画が製作され続けているうちは放出されないので期待しすぎてはいけない。  

Posted by Yakov at 18:41Comments(6)