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Yakov

2008年12月16日

野戦食器(1)

 某所でソ連軍生活再現・・・と(局所的に)盛り上がっているのでその辺のネタをしばらくやってみたい。といっても飯盒とかは旧ブログで散々やったので(少しくらいは再録するかもしれないが)本当の小物が中心になると思う。ソ連時代の物なので、民需も軍用もごっちゃに使用されており表題をどうするか困ったのだが・・・。



戦後もしばらく経つと違うのだろうが、戦前・戦中に徴兵された兵士は自前のマグカップとスプーンをもって徴兵局に集まるのが普通であった。そんなわけでほとんどありとあらゆる種類のカップが見られるわけで、戦跡を発掘する遺骨収集グループの記録写真にはアルミや錫製、さらには絵入りの琺瑯カップなどもよく写っている。ここにあげた多くは戦後の民間用だが上段右、下段左は戦前の製造刻印が入っている。ご覧の通りサイズもバラバラで、普通に見られる250だの400ccだのばかりではないのだ。中には外国製水筒のカップを改造したようなものすら見られる。通称ナルコムの100g(特配ウォトカ100cc)が入るだけの容量がないとどうにもならないが(笑)。





こういう錫製・鋳造カップも味があってよい(文字通りおかしな味がしそうだが)。OGPU収容所監督局・白海バルト運河食堂備品と刻印されているのは出来過ぎな気がするが(実際、刻印の技術を持っていてこういう小細工をやりそうな知り合いは山ほどいるのだ)少なくても本体を見る限り、戦後の生産品ではなさそうだ。  
タグ :小物食器

Posted by Yakov at 17:07Comments(0)