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Yakov

2009年02月28日

一次戦リエナクト(3)

 いろいろ疲れているので淡々と更新するのだ。





当然バックルなどの金物も大量に複製されている。写真の一般用以外にも親衛艦隊用その他を買ってきたのだが、ボタンも含め金色、銀色、兵科別と物凄い品揃えである・・・。
右側の小型のバックルは1882年規定のオリジナル。裏の金具など結構構造に差があるのがわかる。



騎兵用の弾薬盒。親衛部隊用に白革のものを作ったり、とにかく何でもある・・・という感じだ。



リエナクト会場でベラルーシのバイヤーが売っていた現用コサックベルト。金具は銀ではないが結構重くていい感じである。最近流行のグッズとあって、あまり安くはなかったが・・・。
今作りのコサック服や民族服に混じってなぜか大戦実物の水筒が(現用水筒と同じ値段で)売られていたりして、マニアのお祭り気分(と物欲)を大いに盛り上げていた(笑)。  

Posted by Yakov at 17:12Comments(0)

2009年02月27日

一次戦リエナクト(2)

・・・といってもロシア製レプリカの続き。昨年春のリエナクトで使用した装備品なのだが日本に届くまで幾年月・・・買ったときの記憶ははるか彼方である。



乾パン(スハールカ)袋と呼ばれている雑嚢。ソ連型ガスマスクケースが(中身を出されて)雑嚢として使われた・・・というのは帝政期の伝統を生かした、といえるかもしれない。
蛇足だが帝政期のガスマスクは金属のコンテナ入りなのでマスクをこの袋に入れる、ということはなかった。





予備弾入れ。革製の箱型弾薬盒に追加して携帯した。フラップのボタンのほかに麻紐で締める様になっている。
やや小型で一つボタンのバリエーションもあるのだが、それもループ式ボタンホールと蓋のボタンホールを併用する・・・という変に込み入った構造だ。



以前紹介した1882年背嚢は非常に凝った構造であったがこの1915リュックは実に単純である。それでも第二次大戦直前に再び導入されたソ連製簡易リュックはこれよりさらに簡略化されていたのだが。

・・・もちろんまだ続く。  

Posted by Yakov at 19:43Comments(0)

2009年02月26日

続・民警(4)

前回に続き落穂拾いで。





合皮製のマップケースだが、非常に簡単なつくりである。ソ連下士官用も士官用に比べ簡略化されていたものだが、この画像のものは民警以外の人間が持っているところを見たことはない。
各種記念日の前後は犬を連れた(もちろん犬抜きの場合も多いが)民警候補生や下級巡査が数名、このようなカバンとガスマスクだけをつけてパトロールをしているのが普通である。以前地下鉄の中でこのカバンを開けているところに出くわしたが、中は結構スカスカで、内容品目リストを白い紙に印刷したものが蓋の下に貼ってあった。



唐突だが民警将官の常勤肩章など。配色やデザインからして陸軍将官のコート肩章によく似てはいるのだが、幅が明白に狭いのがわかる(比較対照がキューバ軍将軍というのがアレだが)。金色のパレード肩章もそうだが、「黙ってればわからなそう」なパーツの入手は結構難しいのだ。

民警ネタはもう少し続く。
  
タグ :装備品記章

Posted by Yakov at 17:25Comments(0)

2009年02月25日

続・民警(3)

 どこの国でもそうなのだろうが、警察装備というのはPXでもどこでもそう簡単に手に入るものではない。大体は身分証を見せないと売ってもらえないし、店員と顔見知りになって多少融通が利く場合でもワイシャツとかキャップどまりにとどめておかないと店員の立場が危なくなりかねないのだが、旧型装備を元職員の身内から買う・・・ということなら話は別である(記章はマニア間で入手したほうが楽だが)。ま、おかげで要りもしないものを義理で買わされることもある。



ソ連時代の女性用フェルト帽。つばなしのスタイルも存在したが、このように微妙な成型でひさしを設けて金組み紐の顎紐を取り付けたものもある。





現ロシアの女性民警ワンピース。ロシアの女性ワンピースはソ連型とは襟が異なっているのだが、軍と民警ではその新型襟同士で差異がある。以前旧ブログで紹介した軍用ワンピースの襟と比べていただきたい。  
タグ :民警女性用

Posted by Yakov at 17:29Comments(0)

2009年02月24日

通信・電話局(2)

 だいぶ間が開いてしまった。かなり時系列がバラバラで申し訳ないのだがそれ系の小物を少々紹介する。



1937年の通信人民委員部帽章。40年以降の将軍帽章によく似た戦後ものに比べはるかに入手困難なのだが、かなり安価に購入した。実は七宝の落ちた発掘品に器用な奴が七宝を入れ直した奴なのだ。モスクワにこの手の七宝欠け記章が出回るには理由があって、移転した鉄道省工場跡からプレス不良品がよく出土する、ということが大きい。ま、この辺は項を改めて。
・・・それにしても、先に紹介した通信人民委員部コートを活用する目処が立ってきて実に嬉しい。



左の電波塔型の優秀賞は戦前に銀製とブロンズ製が制定され、真鍮>トムバック>アルミと材質を変えながら引き継がれてきたデザインである。これは60年代くらいのものだろうか・・・ちなみにロシア三色旗をあしらったロシアバージョンもある。
右の方は通信省内の「社会主義競争」優秀者章。アルミ製で安っぽいものだが結構入手難のものなのだ。



郵便輸送袋。海外エアメールの規格で作られている。時代は70年代くらいだろうか。もっとも98年ごろでもソ連規格の用紙を使っていたロシア郵便なので製作・制定と使用期間には大きな隔たりがあると思う。



何個も持っているのにまた買ってしまった郵便袋。ポケット付きというのが面白い。
・・・修理して普段から持ち歩いてしまいそうな自分が怖い。



  

Posted by Yakov at 17:38Comments(0)

2009年02月23日

デンビルの逆襲(6)

 野外イベントで消耗したので(実は事後処理の掃除と整理で死にそうなのだ)お気軽デンビルネタで。



国境警備の改造肩章は実にバリエーションが豊富だが、こんな風にシルエットまでいじられると、ひょっとして東欧諸国のものなのか?とさえ思わされてしまう。もちろんリノリウム材(?)のような堅板をぶちこんで立体地形模型のように成り果てているのだ。生地はシャツ用にもかかわらず変な緑色なのだが・・・。



参考写真。こんな風にソ連時代にもあった生地ではあるようだが(60年代はともかく)80年代ビニール文字タイプでこのような生地を使っている例はあまり見たことがない。



PXで売っている類の既製記章だが、さすがに規定違反で「准尉に鉄拳制裁」のデザインなのでデンビル用に売られているのだろう。アルミ糸の金糸刺繍でとてもグレードが高い。

  

Posted by Yakov at 17:42Comments(2)

2009年02月20日

野戦装備・斧

 週末は野外イベントにつき更新は停止。そのイベントにちなんで軍用斧・・・のカバーについて。
森の国であるロシア~東欧においては斧の重要性は決してスコップに劣るものではない。まあ戦後は工兵装備の充実により、斧を携帯している普通の兵隊を見ることはほとんどないのだが。
ちなみに戦時の支給規定に「スコップまたは斧」という記載があり、少なくても一般兵科では斧とスコップを同時に携帯、ということはないようだ。





正直解説することなど何もなく、見れば見るほど普通の斧カバーである(しかも中身はソ連製とはいえ民生用だし)。
これは柄を下に向けて携帯するタイプ。







この二つは柄を上に向けて携帯するタイプだ。その他もう何種類か見たことがあるが・・・。

野戦装備ネタはヴァリエーションを画像で示す以外どうもならないことが多いが、まあご容赦願いたい。  

Posted by Yakov at 17:24Comments(0)

2009年02月19日

79迷彩(2)

 やっと完品が到着したので79初期型の画像を掲載・・・するくらいしか書くこともないのだが。





上着の方は前回に付け加えることもないが、肩章ループが付けられていない標準のタイプだ。
ズボンのマガジンポケットが特徴なのだが左右2本のみ収容ということでさほど便利とも思えない。所詮は予備、ということなのだろう。
これに付属する野戦クラッシュキャップやらベレーも以前紹介したと思う・・・。



それでもこれだけではあんまりなので笑える小物を。PX品では結構有名なメーカーSplavの作った79迷彩ズック靴。さすがに当時の生地ではなく化繊の比率が多い現代生地だが、ソールの規格がソ連時代と同じなのでこの靴で歩き回るとそれらしい足跡がつく(だからどうしたとか言わない様に)。


  

Posted by Yakov at 17:43Comments(0)

2009年02月18日

寝てろ(笑)!(2)

 昨日の続き。時事ネタの方は筆が滑りそうなので軽く流すのである(笑)。





アフガン帰還兵の報道写真で有名な青パジャマ。78年型79年製造・・・とまことに嫌な時期の製品である。綿製で派手な青色をしているが、この生地は海軍熱帯艦上服と同一のもの。
ズボンの裾にも茶色い切り替えがあるのが普通だが、この服には切替のないものがついていた。・・・ズボンを熱帯艦上服(半袖)用に使いまわすことが出来て実に嬉しい(笑)。
昨日紹介した茶色のもの(製造年訂正)の次の世代のようではあるが、茶色系と青系が完全に入れ替わったのかというとそうも言い切れない。カーキの服やら暗緑青色やら雑多な服が混在するカオスなジャンルなのだ・・・。



ついでにこれも。パジャマの上から着るガウンで78年型、81年製造のもの。バイカ生地でできた非常に暖かいものである(現在、筆者実用中)。ヘチマ襟の部分には白生地の替え襟をつけるようになっている(ポケットに入っていたのだ)。

  
タグ :寝具

Posted by Yakov at 17:49Comments(0)

2009年02月17日

寝てろ!(笑)(1)

 ・・・何となく時事ネタの様な気もするが、今回はパジャマを。旧ブログで3~4種類紹介したのだがまだまだ別パターンがあるのだ。





73年型、75年製造の綿製パジャマ。茶色系というのはソ連軍では伝統的な配色な訳だが、そのなかでも趣味のいい部類に入ると思う。ズボンの折り返しも切替で濃い配色であるのだが・・・。

来客につき、また次回に引っ張るのである。

  
タグ :寝具

Posted by Yakov at 17:48Comments(0)

2009年02月16日

なんでも防寒。

 荷物整理はついたようなつかないような状態で家の中はほぼ地獄絵図である。まあもう慣れてしまったが(笑)。今回は正直正体不明な代物を。







防寒カバーであるのはお判りいただけると思う。丸い穴の開いた部分が正面と考えると対物レンズをそこから出して側面で操作、作動確認を行なう代物に見える。開口部には開閉できる蓋付きのものとガラス(透明アクリルだが)張りの2種類が・・・。何かの照準器か映画またはヴィデオカメラのカバーのように思われるのだがいかがだろうか。
2007年の冬、厳寒のロケ現場を覗きに行ったときには民生用カメラには民生用カバー(手作り含む)がついていたわけでこんな代物に出会ったことはない。軍用にしか見えない生地で作られているが、ソ連軍用機材ならそもそも厳寒に対応した製品ぞろいなのではなかろうか???
このフォルムにお心当たりの向きはぜひコメントをいただけると嬉しいのだが。
・・・正直筆者は軍装マニアであって軍事・兵器マニアではないのでしょうがないのだ(<逆切れ気味)。  

Posted by Yakov at 18:11Comments(0)

2009年02月15日

ちょっと一杯・野戦編

 (荷物整理に疲れ果てたので)現実逃避にまた更新。今日もネタ記事である。





 ソ連軍用水筒に入れて売られているウォッカ・・・である。以前アナハチT氏に見せてもらった水筒入りウォッカはカバーなしの剥き身にラベルと独立国家共同体&国税庁の検査リボンが張られていたが、これは箱入りカバーつき、である。
実は中身を友人が飲んでしまったので国税庁リボンがどこに貼ってあったのかよく判らないが(笑)。
木箱のほうはなかなか凝った造りで(弾薬箱のイメージ)シャレが利いている。
ちなみに箱の刻印は「ソ連邦・戦略予備物資・・・注意:使用後は速やかに再充填すること。数量1、容量700ml」というものである。

ま、水筒自体はありふれたものだがこの木箱はコレクションにちょうどいい。ちなみに現在も販売されているかどうかは不明である。  

Posted by Yakov at 19:36Comments(5)

2009年02月14日

連邦保安局(6)

 荷物の整理も多少ついたところで何事もなかったように更新(笑)。キワモノが山ほど入ったので、遠からずまた変な記事が並ぶと思うが。



アルファチームのワッペンといえば必ず出てくるものなのだが、いささかオーバーサイズで服のどこにつければいいのか始末に困るものである(前回のスペツナッズセンターのものはふた回り小さいのだ)。サブデュードのなかにも糸が緑色のものと黒いものがあったり、フルカラーのものにもベース色がロイヤルブルー、赤、臙脂の3種類があったりするからよく判らない。アルファの隊友会が出している書籍にもこの辺のパッチがずらりと載せられているのでまがい物ではないようだが、その書籍には何の説明もないからまたややこしい。・・・勝手に色指定した隊員がいるのだろうか・・・。とここまで書いて、9月28日の分とあまり変わらないことに気がついた。まあ画像を追加した、ということで。



連邦保安局のマークは公式に発表したままのはずだが、微妙に色使いの違うパッチが存在する。左のもの、ワシの背景は赤が多いのだがこれはブルー・・・。???
右側のものくらいデザインが異なっていれば何か意味があると思うが。



左の方はヴィムペルの特殊工作パッチ、右は連邦保安局大学(旧国境警備大学)のもの。まあ見たまんまである。

本日はバタバタしているのでこの辺で。  

Posted by Yakov at 19:42Comments(0)

2009年02月13日

お知らせ

本日は業務連絡のみ。
実は5時過ぎに荷物がまた260kg到着したので悠長に更新とかしている間がないのだ。
・・・明日には何事もなかったように更新するかもしれないが、まあ先のことはわからない。



画像はロシア銀行の野戦支店のパッチ。野外にキャッシュ・デスペンサーを置く、ということはないと思う(笑)。詳しい実情がわかったらまた報告する、ということで。
  

Posted by Yakov at 18:09Comments(0)

2009年02月12日

連邦保安局(5)

 本日春に購入した(笑)荷物が無事通関。数日後に到着するはずなので(いや、しないと困るが)また地獄のバタバタが始まってしまうわけだが・・・。ま、今日のところは地味に記章ネタでも。



国境警備隊の94年式襟章は月桂環の中に盾と交差した自動小銃(左端)・・・というものであった。
連邦保安局の襟章:国家章のついた盾に剣・・・にはロイヤルブルーのペイントがなされていたのだが、今回緑色のペイントがなされたものを発見した。国境警備局が連邦保安局に吸収・移管されたために「緑色の連邦保安省マーク」というのが制定されたのだろうか?国境警備隊のパッチデザインは連邦保安局とは微妙に違うだけに、そうだとしたらかなり安易、だと思うのだが。
・・・でももし工場のミスだったりしたら・・・あり得るだけに慎重にせんとなるまい(笑)。



アルファ及びヴィンペルスペツナズセンターのパッチ。Вはラテン文字のVに相当する。ベータ・スペツナズとかと口にすると世界中の人間から馬鹿にされるので注意されたい。いうまでもなく、いずれもソ連時代から有名な組織である。ベータチームというのも存在しないわけではないが、幹部の訓練機関なので報道写真などにはまず登場しない。某エアガンメーカーのダメ製品、実はここが(訓練用に)使っていたりしたら面白いが(<もちろん嫌味である)。



アルファ協会のパッチ。元アルファ隊員の団体で、民間警備部門も持っている。まあとりあえず連邦保安局の項目で紹介するということで。
  

Posted by Yakov at 17:35Comments(0)

2009年02月11日

鉄道・交通ネタ(4)

 この春購入した荷物の件でちょっとした事務作業が。また少しバタバタすると思う。



各交通機関の検査員。航空検査員のバッジは2つあるが、一つは安全面のチェック、もう一つは「文化面」まあ清掃も含めたサービス全般のチェックを行なうのだと思う。鉄道及び自動車交通のものはいずれも安全検査員である。
・・・労働安全検査員などのバッジも結構あるのだが、そこらはまた項を改めて。



河川艦隊(旅客船)の記念版を友人にもらったのでここで紹介しておく。薄い真鍮版を打ち抜いた本体もそうだが、寄港地の地名を打ち出したプレートがなかなかステキである。
こういうもののデザインセンスはとても好きなのだが、どことなくデンビル細工を見ているような気がしてしかたない。

  

Posted by Yakov at 18:46Comments(4)

2009年02月10日

鉄道・交通ネタ(3)

 今回も地味に続ける。



旧ブログで昨年4月に紹介したものとよく似ているがベラルーシ共和国の市内交通検札員章。カザフ共和国のものはそれほど大きなものではなかったのだが、これはかなり大きいサイズのものである(専門学校卒業章と大きさを比べていただきたい)。
カザフ人はみんな遠目が利くのでサイズが小さい・・・とか偏見丸出しの解釈をしてはイケナイ。



公共自動車交通の胸章。まあ帽章の裏の金具が違うだけ、という気もするが・・・。



何となく以前にも紹介したような気がするが、左が帽章で右下は階級章(袖章)用のエンブレム。右上の消防エンブレムはとりあえず無関係である。



ようやくボタンも数が揃ってきた。まあ制服を入手するのはまだ先のことだと思うが。

次回はちょっと変化球で。  

Posted by Yakov at 17:59Comments(0)

2009年02月09日

鉄道・交通ネタ(2)

 旧ブログでは鉄道ネタと市内交通ネタは大抵分けて項目建てをしていたのだが、落穂拾いじみた項目なのでこの辺まとめて紹介していく。まあお決まりのグダグダ路線である。



以前に紹介したものよりあと、ソ連末期あたりの紙切符。60年代くらいの厚紙切符とは明らかに経費削減型である(まあ世界中そんな流れなのだが)。どうでもいいが、価格表示の0ルーブル50カペイカの下に文字でかなが振ってあるのは、勝手に数字を付け足してしまう奴がいるからなのだろうか。・・・尤も、運賃改正により手書きで書き換えてあるみたいだが(笑)。



90年代初めの市内交通定期券。バスとトロリー共通のものと、これに地下鉄を加えた総合定期件の2種類がある(正確にはそれぞれの通学定期券とかもあるが)。今でもこのシステムは健在だが(非常にお徳である)、月初めの7日か8日で定期券の発売は終ってしまうので旅行者には注意が必要なのだ。



鉄道高級職員の帽章(バンド用と帽体用)および胸章。もちろん自費で付け替える数寄者職員もいるのだろう。鉄道駅近くのvoentorgのお姉ちゃんに、「高いわよ、いいの?」と念を押されたが、まあ必要なのだから仕方がない。この数年、こういう手刺繍の贅沢品が物凄く高騰してしまったのだ・・・。まあ労賃が高いから止むを得ないのだろうが。

ネタを小出しにしてちまちま更新していく。



  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)

2009年02月08日

コメンダント(巡察隊)記章(1)

 9月に掲載した『当番バッジ』の項で少し触れたが、巡察隊の記章の追加を少々。また溜まってきたら紹介するかもしれない。



沿ドニエストル共和国・ティラスポリ市の軍巡察隊のパッチ。目の荒い綿生地にプリントされた構造はこの国の記章にはよく見られるものである。デザインはなかなか不穏当で面白い(笑)。



これはモスクワの軍巡察隊のもの。地下鉄の駅などで休暇の兵隊を呼び止めて締め上げているところを時々見かける。



軍パトロールのパッチ。軍巡察隊は軍内部の規律違反(まあ主に服装規定とか外出許可証の点検とかだが)に限られたものなのだが、治安目的をも含めたパトロール隊、だと思われる。



  

Posted by Yakov at 19:36Comments(0)

2009年02月07日

映画用衣装・海軍編

 またもやほとんど資料的価値のないネタで。映画コンサルタントの友人から押し付けられた小道具の紹介である。



帝政海軍の縞シャツもソ連軍のものも基本的には大差がないはずなのだが・・・しかし帝政海軍の機関員はこのような「目の荒い」縞シャツを着用したらしい。もっとも海軍服装本での該当箇所をまだ見つけていないのでいかなる時期のものかもよく判らない。何の映画のために作ったのか聞いてみたが、「『アドミラル』ではない」としか答えてくれなかった。



帝政期の専門職ワッペン。射撃手とかソ連時代には廃止されたデザインのものを主に買ってきた。まあミシン刺繍であったりしてそれほど出来の良いレプリカではないが、自分で作ることを思えば贅沢はいえない。もちろん縁の円形は当時存在しなかったわけだが、切り取ってしまえばいい話である。
オリジナルのワッペンも一枚持ってはいるのだが、さすがにこれは服につけるのが勿体無い。



時代は一遍に下るのだが、『太陽に灼かれて2』用に作られた大戦中の国境警備隊海上部隊(NKVD所属)のペンネント。実物はほとんど入手不可能なので、こうしてまとまった数を作ってくれるのは実にありがたい。  

Posted by Yakov at 18:48Comments(0)