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Yakov

2009年04月30日

広報(1)

筆者はかなり以前から新聞社のバッジや特派員証(これは旧ブログで紹介したが)、イベントの取材・通訳などの要員バッジを集めている。特に時事ネタではないのだが(笑)この辺また休み休みのんびり紹介していきたい。



まずは有名どころから。上が軍機関紙「赤い星」、左がプラウダ、右は上からイズベスチア、ソヴィエツカヤ・ロシア。ソ連時代のジョークに「プラウダ(真実)はなく、ロシアは売り払われ(売り切れ)トゥルード(労働)は15カペイカ(ただ同然)」というのがあったが、この辺はどこの国も似たようなものだと思う。



プラウダの50周年記念バッジ。市販品ではなく職員への授与品と思われる。



左は71年・モスクワの全ソ軽クロスカントリー大会の取材章。共通の「プレス」バッジでなく、プラウダ専用のバッジがあるというのが面白い。右は上からプラウダの創立記念バッジおよび「中央モスクワ」紙のプレスバッジ。  

Posted by Yakov at 18:38Comments(0)

2009年04月29日

戦勝記念日(1)

 何しろここ10年以上5月9日はモスクワにいるわけで、ブログで戦勝パレードについて触れることもあまりなかった気がする。とはいえ昨年のパレードの話をしても仕方がないので戦勝記念バッジの類を休み休み紹介して行きたい。



戦勝記念日も50回、60回ともなれば(生存者自体減ってきているわけで)かつて出征した軍人、義勇労働参加者はたいてい(地区レベル、モスクワ市、クレムリンなど格は様々だが)公式行事に招待されている。クレムリンの大会宮殿でのレセプションなど大変な名誉で歓迎振りも相当なものであるわけだが、戦勝パレードに参加出来るのはその中でも別格である。これは戦勝50周年のものだがご老人達が徒歩で更新したのかトラックでパレードしたのかはよく覚えていない。
とりあえず参加した現役軍人にも授与されたバッジである。





これは昨年2008年のパレード参加章で、実物の対独戦勝章同様ゲオルギーリボンがついている。当時の服(のレプリカ)で参加した現役兵士には非常によく似合うデザインである。



これまた戦勝50周年の記念バッジだがパレード参加章とは別。レセプション等で授与されたものらしい。  

Posted by Yakov at 17:35Comments(0)

2009年04月28日

番外編・努力は認めるが・・・。

 最近番外編ばかりやっている気がするが、昔買った奇妙な小物を(部屋の隅から)発掘したので紹介する次第。



モシン・ナガン用の7.62X54R実弾改造の「ペン」である。元になった弾は銅被甲の鉛弾頭、薬莢は鉄に銅メッキの戦後型らしいのだが、金色味が強いので一度メッキを剥がして黄色ラッカーで塗装したようにも見える。



ご覧の通り弾頭の削られた部分からは鉛の芯が覗ける。弾頭後部も通常弾頭そのものであることから「万年筆」のような改造はされていないのがわかるだろう。



弾頭から突き出した小さなピンと回転して固定するための薬莢ボトルネックの切り欠きに注目。おそろしい凝りっぷりである。
・・・しかし問題は「ペン先」のインクだまりな訳で・・・。つけペンのインクだまりが大きいと滴がこぼれてえらいことになるのかもしれないが、それにしてもあるかないかのインクだまりの浅さに驚く。
真鍮でこさえたクリップも出来は非常にいいのだが、「つけペン」を胸に挿すか?普通・・・。
とはいっても、筆者は(実用性が皆無とはいえ)こういう明後日の方向に凝った小物は大好きなのでつい買ってしまったのである・・・が、何となく筆者の人生を思わせるような気がしないでもない。
・・・ちょっと悲しくなってきたので本日これまで。  

Posted by Yakov at 19:21Comments(2)

2009年04月27日

医療・衛生(4)日露戦争

・・・といっても大したネタがあるわけではない。日露戦争関係は当時の印刷物を除けばそうそう実物が転がっているわけもないので(ロシア本国の場合)。





とりあえずレプリカの日露戦争記念メダルを。左のロジェストベンスキー艦隊極東遠征記念メダルは「とりあえず作りました」レベルなのだが、右の赤十字メダルは純銀製(プルーフマーク入り)で、黙っていればニューリッチやアメリカ人を騙せそうなレベルである。実際ジュエリーメードが普通に作られていた帝政記章であるのでe-bay辺りでは「実物、遺族の写真つき、即決」とかいって売られていそうである。





この包帯に関しては筆者のコレクションではなく某旧軍コレクターの友人が見せてくれた当時の捕獲品である。筆者所有の第一次戦包帯はただの白ウール生地だったのだが、これは(ソ連軍マニアならお馴染みの)簡易止血パックの当時もの、なのだ。
下の写真(の上部に)に写っている大戦時のパックも基本似たような構造に思える(これが友人のものだということもあるが、仮に自分のコレクションだとしてもさすがに開封できない)。
日露ネタは国内を探す方が実り多い気もするがさすがに手が回らない・・・。もし日露捕獲品でご不用品があればぜひ筆者まで・・・と読者諸氏にお願いしつつ本日これまで。  

Posted by Yakov at 17:40Comments(0)

2009年04月26日

友の会(2)降下記章

 この項目はやりだすときりがないのだが、今回はソ連軍友の会(DOSAAF)版のパラシュート記章について。





アルミニウム製のパラシュート記章だが、デザインは戦前のアソアヴィアヒム空挺訓練章に非常に似ている。まあ戦前は真鍮に七宝、スクリューバックだったわけだが、ともかく民間防衛の一環として、また入隊前訓練としてメジャーであるため(もちろん単純にスポーツとしても人気であった)この手のものはかなり市中に出回っている。





同じくアルミ製の空挺インストラクター章の一級と三級。マスタークラスがあるかどうかは残念ながら未確認である。このデザイン及び等級システムも戦前のアソアヴィアヒム版とよく似ている。
降下一回目から回数表示付きの記章がもらえる軍用タイプと異なり、比較的アバウトな等級分けがされているのがわかる。

・・・戦後すぐの七宝入りの民間防衛型降下章もどこかにあったはずだが例によって・・・。発見できたらいつかまた紹介するということで。  

Posted by Yakov at 20:16Comments(4)

2009年04月25日

医療・衛生(3)

 思いだしたようにこのネタを。今回は再び獣医関係で。



国家獣医監督局の職員バッジ。税関の担当とはまた別である。





獣医優秀勤務メダル。表面の青十字の周りに犬(猫かもしれないが)の足跡があしらわれているのが面白い。  
タグ :記章獣医

Posted by Yakov at 19:24Comments(0)

2009年04月24日

水難救助(1)

 たまにはこういうネタを。





ミリタリーマニア的には活用の難しい水難救助メダル。消防メダル同様、筆者にはピンポイントな代物である。



帝政期からソ連、現ロシアと名称が多少変わっただけで現代まで引き継がれている水難救助協会のパッチ。帝政期の七宝入りの豪華なバッジなど極めて市場価値が高く、筆者の行動範囲には(ネットショップも含め)ほとんど出回っていない。



ソ連時代・ベラルシア共和国の水難救助協会優秀章。まあ水難というのは川でも湖でもありうる話なわけで・・・。懸架部分がソ連軍10年勤続メダルの様な配色になっているが、まあ偶然の一致ということで。



残念ながら上部が欠けているが、同じくソ連・ウクライナ共和国の協会章。こういうものまで集め出すとキリがなさそうだ(<何を今更)。  

Posted by Yakov at 20:17Comments(0)

2009年04月23日

友の会。

 昨日は不測の事態で更新を休んでしまった。
ロシア及びソ連の民警について旅行者サイドからさまざまな評価を耳にされたことと思うが、筆者としては彼らは日本の相当組織の構成員に比較してはるかに評価できる人々だと思う(これは皮肉でもなんでもなくただの真実である)。



少年ソ連民警友の会。「民警の若き友」というのが直訳だが、(ほぼ成人からなる)民警補助員であるドゥルジーニクと違い、ピオネールの一環くらいに思ったほうが実態に近いかもしれない(結構高学年もいるけど)。そういえば以前これ用の「民警風」略帽を紹介したこともあった。



少年交通民警友の会。民警の当番バッジ風に作ってあるのがイカす(<死語かも知れん)。交通安全教室などの宣伝写真もみたことがあるが、妙に格好いい制服(女子用は何故か超ミニスカート)で交通整理訓練をしていたりしてかなりリキの入った団体だったようである。これで罰金徴集訓練とかやってたら最高なのだが(笑)。



これもまあここで紹介してもいいだろう、ソ連軍友の会のバッジである。アソアビアヒムの流れを汲む準軍事組織だが入隊前訓練には非常に重宝した組織で軍のものによく似たパラシュート降下認定章なども作っている(そのうち紹介したい)。戦後しばらくの間だと陸軍海軍に組織が分かれていた。この辺もそのうち・・・。



以前キャップを紹介したが、ロシアの防衛・スポーツ組織ROSTOのパッチ。迷彩服にでも着けるのだろうか。
  

Posted by Yakov at 17:10Comments(0)

2009年04月21日

消防組織(2)

 久しぶりにこのネタでも。



そういえばこのブログではあまりメダル類は紹介していなかった気がするが、「ありふれた」ものはなるべく省くつもりなのでよろしく。もちろんこういうマイナーメダルは嬉々として紹介するのである。
消防メダルというのは軍装マニア的にあまり活用できないジャンルなのだが、筆者のような隙間マニアには実においしい。




前回「旧ブログで旧型優秀章は紹介済み」と書いたが紹介したのはMVDバージョンだったような気がする。このNKVDタイプ(46年以前)もまあ文字が変わっただけではあるのだが・・・。地味な業務の割りには実に凝ったデザインである。



義勇消防隊のバッジだが、ただの記念バッジでも優秀章でもないようで、訓練が終了した資格章のようなものらしい。



旧ブログの民警ネタでも少し触れたが「少年少女XX友の会」の消防版。交通民警友の会などでは警察の制服によく似た特製制服があったのだが、当然消防も・・・。
もっともそんなものを探しているとまた「こいつ変態だから・・・」と言われかねないのが悲しいところである。いくらマニアの語源が「キXガイ」だからといって、変態とは少し違う・・・・・・と思いたい。  
タグ :記章消防

Posted by Yakov at 17:51Comments(0)

2009年04月20日

番外編・4月20日




 筆者の誕生日は偶然ながら某オーストリアの伍長勤務上等兵と同じなのだが、本日もモスクワでは一部の怖い人たち(苦笑)が盛大に4月20日を祝っていることと思う。
よりにもよってなぜロシアにそういう連中がいるのか不思議でしょうがないのは筆者とて同じだが、まあ「いるのだからしょうがない」としか言いようのない話ではある。

ただまあロシアの警察は物凄い装備で「怖い人」を充分「可愛がってあげている」と思うのだが、日本では「プーチンがネオナチと結託している」とか(大手マスコミにより)まことしやかにささやかれる一方、バルト三国(政府)のナチ礼賛はあっさりスルーされているのが実に不思議である。21世紀にSS記念碑作ってるってさすがにどうよ、バルト三国。

・・・そんなわけで本日の画像は戦勝記念碑を象った可動式カレンダー。面倒くさがりの筆者が毎日日付変更するわけがない(笑)。  
タグ :雑記

Posted by Yakov at 17:35Comments(2)

2009年04月19日

医療・衛生(2)

 (自分の治療ではないのだが)ここしばらく病院通いが続いたのでこの項目を再開したい。



とかいいながら病院ではなく学校の「保健室」バッジ。直訳すると衛生分署みたいな感じになるが、常駐しているのが看護婦なのか校医なのかはまだ調べきれていない。ソ連の医師教育システムからして(大都市限定かもしれないが)各学校に「養護教諭」的なものでなく正規の医師が常駐するくらいの人的資源はあったように思う。



モスクワ市の救急隊パッチ。ソ連時代の救急隊員の帽章などを旧ブログに載せたが内務省所轄の時代と違い服装の資料はあまり見かけない。・・・かといって救急車のお世話になるのも気が進まないが。



国家防疫検査局とでも訳すのだろうか。この辺の組織は記章やシンボルマークこそ情報があるが衣服についてはどうにも資料が揃わない。一般職員は白衣か作業服にパッチを縫い付けているだけ・・・のような気もしないでもないが、こうした組織の上級職には豪華な制服が存在する・・・というのがロシアの常識である。何年か嗅ぎまわれば何とかなるような気がしないでもない。

  
タグ :医療記章

Posted by Yakov at 21:29Comments(0)

2009年04月18日

続・イースターエッグ

Христос Воскресъ!

明日はギリシャ正教の復活祭、ということで本日はイースターエッグの画像で流すのである。



赤いビーズ作りの卵だが、冒頭書いた文字の略号ХВが描かれているのが判る。これと緑色のビーズ製のものはボロ市でおばさんが売っていた手作りの品。普通はゆで卵に玉葱の皮などで・・・とこれ以下は旧ブログに去年書いたので端折ってしまおう。台座と下に並んでいる二つの卵は工場生産品だが、玉葱の皮の色である赤茶色が基調・・・というのが庶民的なデザインである。
ま、ちょっと張り込んでファブリジェもどきの豪華な飾り卵を買うのもいいが、分相応なところで妥協する筆者である。

余談だが、7~80年代ソ連ではこういう宗教行事は「望ましくない」とはいえかなり大っぴらに黙認されていたようで、復活祭の菓子「クリーチ」も国営工場製品が単に「ケーキ」という商品名で市場に出ていたそうである(クリスマスが「樅の木祭り」と名前だけ変えて新年に祝われていたようなものだろう)。

「ソ連時代は宗教が・・・」という定番の煽り文句があるが、こういう本音と建前の使い分けとかを見るに(時期によって濃淡はあるとして)、あまり真に受けるのはどうかと思う。なにしろ昔も今もロシア人(中心)の国なのだから。


・・・余談だが、去年の復活祭に書いた脱腸(昨年夏に手術済)であるが、またぞろちょっと違和感が・・・事実なので仕方ないが、「これも復活祭だからか?」・・・とかいらんことをいっていると天罰を喰らってしまうだろうか。  

Posted by Yakov at 18:54Comments(0)

2009年04月17日

鉄道:交通ネタ(9)

 実は親族の健康状態が結構やばいのだが、それでも平気で更新する筆者である。ま、しばらくは簡単な画像ネタばかりになると思う。



沿ドニエプル鉄道の車掌バッジ。旅客列車の各ワゴンごとにつくスタッフで、飛行機のスチュワーデスと同じような仕事をする職員。ちなみに職種名もスチュワーデスとほぼ同じである(その場合はボルト・プロヴォードニク:キャビン誘導員となるが)。モスクワ・レニングラード線くらいの距離でもちゃんとお茶や旅行洗面・軽食セットなどを配ってくれるのだ。



久しぶりに卒業バッジを。ソ連時代、バルト三国のどこかの鉄道技術学校の卒業バッジであるが、こういう「場所・素性」がしっかりわかるバッジも今ではおそろしく入手難になってしまった。  
タグ :鉄道記章

Posted by Yakov at 17:36Comments(3)

2009年04月15日

帰ってきた情操玩具(2)

 今回も一発ネタ。もともと「情操玩具」ネタはこの手の男性向け玩具(<表現に語弊があるが)から始まったわけだが。





以前旧ブログで革命エングレーブ(風)ナガンを紹介したと思うが、革命玩具といえばモーゼルを忘れるわけにはいかないであろう。ちゃんと(?)星マークが入っているのがさすがといえばさすがである。
まあディテールのことをいっても仕方ないがモーゼル以外の何物でもない、という仕上がりである。・・・まあガソリンの注入器に一番似ているが(笑)。細部のパーツがちょっと欠落しているが、金属プラ併用(以前のマキシム重機のように)ではなく全てブリキで出来ているようだ(ちなみにかなり厚くて十分な剛性がある)。ほとんど見えないが銃身上に照星が(かすかに)打ち出されている。
なにしろ金属製である。X線検査で見つけてしまった担当官は結構ビビったと思う。

こういうのを買ってこなければいちいち荷物をY浜税関で開けられなくても済む・・・と思いつつつい買ってしまうのがXXXの性であろう。
  

Posted by Yakov at 17:58Comments(3)

2009年04月14日

帰ってきた情操玩具(1)

 旧ブログで時々取り上げてきたネタだが、凝りもせずまた2~3個ネタを仕入れてきた。以前モスクワの空港で友人に「こいつ変態だから・・・」とフォローされた話を書いたがこういうものを持ってくると日本の税関で「すんません、私、変わった趣味があるもんで・・・ていうか馬鹿」と自己フォロー(?)をしなければならないのが悲しい(まあ真実をありのままに語っているのだが)。





大きさを比較するものがなくて恐縮だが、11.7ミリとかが丸々入りそうな大口径スプリング大砲である。まあ薄いブリキを曲げた砲身に発射能力があるわけもなく、そもそも弾全体を弾き飛ばす玩具を実銃認定されることもあるまい(笑)。・・・万一そんな無茶を言われる時代になったら迷わず亡命するのでどうでもいいが(爆)。
多分プラスチックの弾が付属していたと思われるが砲弾ラックは空になっていた。
なんかものすごく嫌なのだが、防盾を挟んでブリキパーツが照門と照星の形にきちんと切り抜かれており、マジで照準が合わせられるのだ。ま、長いソ連製マッチ棒とかを飛ばすのが(弾を失くしても惜しくないので)一番いいと思う。  
タグ :玩具ネタ

Posted by Yakov at 18:29Comments(0)

2009年04月14日

宇宙飛行士の日

 所用で外出している間に日付が変わってしまったが、4月12日はガガーリンの初飛行を記念した宇宙飛行士の日ということで(どの道遅れてしまったけど)。もっとも先ほど帰宅したばかりで手元にガガーリングッズが見当たらないため(どこかにあると思うが)適当に宇宙グッズを並べておく(<誠意がないことおびただしい)。



旧ブログではあまりに画像が小さく何のことやら・・・だったスプートニク1号の置物。最近某国が打ち上げた(失敗したようだが)アレに絡めたわけではない(正直、世界的にはニュース以前だしなあ・・・)。
この頃には姿勢制御装置などはまだ備えられておらず、アンテナが前を向いていたやら後ろ向きだったやらはたまた回転していたやら実はわからない・・・と最近知った。まあアンテナは後ろ向きになっていた方がカッコいいのでつっ込まないでやって欲しい。





洋銀製の高級品とアルミ鋳造の廉価版と違いはあれど、宇宙マークの食器というのはソ連では定番であった。コップホルダーとかこれに類するグッズは多々あるが、(デザイン的な必然性とかは無視して)「ナウなヤングにバカウケ」なデザインということで素直に受け取っていこうではないか(笑)。  
タグ :時事ネタ

Posted by Yakov at 01:05Comments(0)

2009年04月12日

商業系(3)

 よく考えたらあまりvoentorgネタをやっていなかったような気がする。もちろん戦前から存在するわけだが当時の服装その他は残念ながら全く判らない。88年、モスクワの軍事百貨店(92年段階では営業していたがその後今に至るまで17年間改装中である。96年くらいまでは小さなキオスクのみ営業していた)に行った以降の知識が全てである。



voentorg共通のバッジ。実際のところモスクワの百貨店でもない(軍基地内の)売店などでは私服または上に白衣(またはエプロン)を羽織っただけの売り子が多かったようだが。



voentorgは正式に軍の機関であるためGUT(軍商業本局)のモノグラムを中央にあしらったいかにも国防省、なデザインである。軍事百貨店でも玄関ホール周りの職員のみが制服(将校パレード服に似たブルーグリーンのスーツ)を着用し、各売り場の担当はその他のデパートでも見られるような「店員作業ワンピース」を着ていたような記憶がある。そういえば90~91年ごろ出版されたモード学園発行の「モスクワ不思議の都」にも在りし日の軍事百貨店の写真があったはずである(<うちのどこかに埋もれているはず)。



前回紹介し忘れたモスクワのレーニン百貨店(レーニングッズしか売っていない・・・わけはない)の職員バッジも載せておこう。  
タグ :記章軍売店

Posted by Yakov at 20:36Comments(0)

2009年04月11日

マガジンポーチ(1)

 このブログをごらんの皆様のこと、AKMやらAK74やらのスタンダードなものはご自宅に何個か転がっておられると思う。そんなわけで当たり前のものはあっさり飛ばしていくのである。







AK47のマガジンが5本横に入るショルダータイプのものだが、これまではほとんどチェコやハンガリーなど東欧製の物しか入ってこなかった。このブロカーダ工場55年製のものを見るとオリジナルデザインはソ連で行なわれていたことがわかる。・・・実際のところ東欧製のものを代用してもわからないレベルだと思うが。





ショルダースリングのついたPPSh41ポーチ(55年製)。このタイプのものは(日本のミリタリー業界の場合)中国製ばかり目につくが、これまたソ連がオリジナルであることがわかる。ちなみにRPD用ポーチとは厚みが違うので(弾薬自体違うので当たり前である)勘違いしているわけではない(普通RPD用には備品ポケットがつくし)。
大戦時の規定では(選任の短機関銃手は)3個も71連マガジンを携帯することになっていたのだが、布製Yサスペンダーを活用して重量を分散するためポーチ本体にはベルト通し以外は何もついていなかった。後にゴム引きウェブサスペンダーが導入されるまでのつなぎ装備のようなものだろうか。
  

Posted by Yakov at 18:13Comments(0)

2009年04月10日

消防組織(1)

 これまた旧ブログでさんざん紹介したのであるが、義勇消防隊の小物を中心にいくつか紹介しようと思う。正規の消防隊(軍事組織化消防とでも訳すのだろうか)はつい最近非常事態省に移管されるまでは内務省軍の所属であった。(戦後は)ほとんど内務省軍同様の制服を使っていた消防隊に対し、義勇消防隊(まあ消防団である)の被服は全く異なるものであった(服本体はまだ入手できていないが)。制帽は以前紹介したので紺系統の制服であるのはご存知だと思う。



義勇消防隊の階級章。戦前の襟章に着いていた「青い七宝の5角形」を引き継いだデザインでさらに星をあしらったなかなか洒落たデザインである。こうして買い溜めておかないといざという時に困るのだ(笑)。



なんというか適当に並べてしまって申し訳ないが・・・。一番上は連邦でなく共和国の消防帽章だが正直どこのものかわからない。バルト三国のどこかだと思うが・・・。その下は以前にも紹介した義勇消防隊の帽章。その下はモルダビア共和国(この数日は反乱未遂で大変なところである)の優秀章、一番下は義勇消防隊優秀章である。



左下は正規の消防隊優秀章の戦後型。戦前~スターリン時代の派手なバッジは以前紹介したと思う。
背景にあるのは・・・火事のときはこちらに電話を・・・という掲示プレートである。



  
タグ :消防記章

Posted by Yakov at 17:51Comments(0)

2009年04月09日

ソ連最後期型(1)

 とりあえず(1)としてみたがたまたま手に入ったものに絡めたほぼ番外編である。





画像のものは93年ロットのため「現ロシア軍」に近い緑がかった生地で出来ているのだが、服自体はソ連最後期に導入されたものである。もっともソ連軍ではなく消防隊(内務省軍管轄)の下級職員に支給された例しか知らないのだが。連邦解体のごたごたの中で新制服を導入した新ロシア軍ではあるが、制服の基本はソ連時代に設計されていた・・・というのもある程度実情に近いわけだ(そういえば、ショフィールド迷彩をソ連最終型といっても大丈夫な気がする)。ちなみにソ連消防隊での使用状況だが、兵の写真しか見たことがないので階級章がどうなっていたかは不明である。ロシア軍(最初期)に導入された分には差込ロシア肩章を付けた例もあるのだが。
・・・アップでもよく見えないがボタンはソ連型デザインでやや緑がかったプラスチック製(92年型)である。当然初期にはソ連の茶色いプラ、または金ボタンが付いていたはずだ。



ちなみに裏地はこんな感じである。半ば作業服に近いものだとはいえ、ともかく(いろいろ)ひどい時期であったのは明らかであろう。  

Posted by Yakov at 17:49Comments(0)