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Yakov

2009年07月10日

デンビルの逆襲(9)

 また地道に小ネタで更新。



まあどこから取ったか丸判りだと思うが兵科ワッペンの星を切り抜いたものである。台座ごと抜いているのでそのすき間に金属星を入れた、とかではなくどこかに単独で貼り付けたのだと思うが・・・あまりに独創的過ぎて服のどこに貼ったのか見当もつかない。こういうのを胸や袖にちりばめた服は(ロシアのコメディー番組)「マスキー・ショー」に出てきそうである。

さらに余談だが90年代初めに関西某所で「世界のクラシックカー名車展示」というのがあり、スターリンの愛車だったという戦後版ZISも並んでいた。
その後部座席にソ連制帽がさも「スターリンの帽子でござい」みたいに飾ってあったのだが、その実「80年代の将校礼装帽の帽体に尉官階級章の星を左右3個ずつ足した」というおそろしい代物だったのを覚えている。
・・・ま、業者に騙されたんでしょうなあ。こういうのを見ると車自体の信憑性もシオシオのパー(<死語)になってしまう(笑)。



薄汚くて恐縮だが輸送科の兵科ワッペンの下地に臙脂の生地を貼り付け、黄色いビニールには金色の塗料を載せた・・・という努力の割にイマイチ目立たない改造品である。



友人の息子が去年の秋まで黒海艦隊にいたのだが、その本人が(被って)帰ってきたデンビル水兵帽。「江戸っ子は裏地に凝る」とかよくいうがモスクヴィッチも裏地に凝るのかもしれない(<適当)。
何だかカーテンかクッションをかっぱらって作ったような材質だが・・・。
帽子本体は外見上(帽章を変えたくらいで)普通だったので「結構おとなしい改造だねえ」と親父に言ったら息子の「デンビル記念写真」を見せてくれた。

・・・ズボンに白いロンパス入ってるがな・・・。まあ軍の美的伝統に忠実なのはよいことである(?)

  

Posted by Yakov at 17:16Comments(2)

2009年07月09日

旅行用品(4)

 本日も簡単に。



前回同様の民間用コンパスだが、地図用のテンプレートや拡大鏡もついている「オリエンテーリング用」という感じである。これ以外に前回のコンパスを大型にしたようなタイプ(オレンジ色と黒のプラスチック製)とか結構種類があった。このタイプもPXで買ったのだが、まあありとあらゆるものが売っているのである。





これも旅行用といっていいのだろうか、携帯用のチェスセット。ケースはベークライト製で、ソ連らしく宇宙がモチーフの(チェスとはあまり関係ない)楽しい絵柄になっている。
中身はよくあるピン式のタイプだ。駒が足りているか確認するため適当に配置してあるが、チェスを嗜まれる読者諸氏から「並び方が出鱈目」と指摘されそうな気がする。そう、出鱈目である。申し訳ない。

ちなみにソ連ではチェスはなぜかスポーツに分類されている。  
タグ :小物

Posted by Yakov at 17:59Comments(2)

2009年07月08日

旅行用品(3)

 本日もバタバタしていたので簡単に。



単1電池が3本入る大型懐中電灯と単1・2本使用の警備用懐中電灯。どうということもないのだが大型には焦点距離を変えるスライド式タブ、警備用には不用意に点灯しないためのストッパー(赤い透明プラ製パーツ)がついている。警備用の電池蓋には「予審判事」の兵科章のような刻印があり、製品名はちょっと前に話題になった映画の題名と同じНочной дозор(ナイト・ウォッチ)となっていた。ま、結構直球である。





ツーリスト2と名づけられた70~80年代の旅行用コンパスだが、当時の軍用コンパス(帝政期に原型が作られた旧式)より使い勝手がよいためアフガニスタン駐留軍は好んで購入、使用したものである。
・・・他の列強もすでに二次大戦にはこのレベルの物を使っていたわけだが・・・。





  

Posted by Yakov at 18:19Comments(0)

2009年07月07日

デンビルの逆襲(8)

 今回も「これはあんまり」なデンビルグッズを購入してきたのだが、それ以外に「買わなくても見ただけでお腹一杯」な写真を撮ってきたので今回はその画像紹介。ちなみに、「我慢できずに買ってしまった」ものも少し混じっていると思う。



以前「七宝の入った兵用バックル」について書いたと思うが、これはそこまでいっていない「赤の透明ペイントを入れた簡易版」のバックル。イマイチ仕上げが上手くいっていないがインパクトは認めざるを得ない(笑)。



ДПЛК:対潜艦船師団の略称をペンネントに書き込んだ水兵帽。アルミ箔を型押しして作ったような飾り文字とド派手な帽章がステキである。ちなみにとあるPXで"既製品のデンビル水兵帽章”を発見した。結構高いのでやはり自作する奴のほうが多いのだろうが。



これまた呆れた飾りっぷりだが、帝政期に流行った復員記念のペンネント(白い絹製とかも存在した)にも鷲やらカモメやらをずらっと並べた満艦飾タイプがあったので「伝統回帰」としては定番なのかもしれない。帰り道に風で飛ばされたりしたら泣くに泣けない気もするが。


  

Posted by Yakov at 19:13Comments(0)

2009年07月06日

贈答品(笑)

 この辺、やり始めるときりがないので番外編的に。



Voentorgで売っているただの缶バッジなのだが、ネタが軍人に特化したものが結構あるのだ。
画像は「国一番のメディク(衛生員にも軍医にも贈答可能だと思う)」と「狡猾な准尉」、なのだがどちらも賞賛と皮肉の混じったような微妙な表現である。特に「狡猾」の方は「よく出来た」、とか「うまいことやる」という意味で「クール」に近いような褒め言葉でもあればサボりを上手く見つける恐怖の対象でもあるわけで・・・。部下からの贈答品ではなく、同僚とか家族・友人とかが買って行くのだと思う。
・・・これ以外に「Настояший полковник(これぞ本物の大佐)」とか「国一番の法務士官」とか各兵科シリーズがあったり、例のジョークパスのような有様であった。

毎度毎度込み合う店なのであまり迷っていられなかったのだが、今度はじっくり選びに行きたいものだ。



この手の帽子は以前にも紹介したが、贈答品としてはTシャツと並んでガチなネタである。内務省スペツナッズである「ヴィチャージ」も「FSB」も隊員(自分で買うものではないと思うが)の自宅にはゴロゴロ転がっているはずである。

・・・しかし黄色って・・・。FSBスポーツクラブの黒キャップは以前紹介したが、普段こんな帽子を被るのはいただけない(いろんな意味で)。
  

Posted by Yakov at 20:07Comments(2)

2009年07月05日

旅行用品(2)

 ようやくミリショーもバザーも終わり、少し落ち着いたところで軽いネタを。





以前購入した旅行セットだが、小型トランクの底にしのばせるために化粧用具その他をがっちり固定する「モジュール」のようなものだ。旧ブログで紹介した「将官出張セットのように洗顔ブラシ、洋服ブラシ、安全剃刀、石鹸、化粧水や香水の収納瓶をまとめたものだが、これには何故かフルサイズ(単1使用)の懐中電灯が固定されていた。何しろ洗面具でトランクの大半を占有しかねないのだ。昔の小型角型電灯でもセットした方がいいように思うが・・・。
それにしてもこれだけを単品に売りに出す奴も売りに出す奴だが、買うほうも買うほうだ・・・という気がしなくもない。結局筆者はこの板を安全に郵送するため、わざわざ別の紙製トランクを買ったのであった。
  

Posted by Yakov at 21:55Comments(0)

2009年07月04日

番外編・お笑いウォッカ

 明日開催されるミリショー用の荷物がまだまとまっておらず正直大変なのだが、とりあえず小ネタを投下したい。



この土日(今日、明日である)世田谷区経堂で行なわれるユーラシアバザーにて購入したウォッカ「ベロモルカナル」。
当ブログではもはやお馴染みのパピロス・・・のパッケージをあしらった「お笑い」「ネタ」としか思えない銘柄なのだがバザー担当者は「素で売れそうだと思って」仕入れたそうだ。ライ麦パンの香り・・・というますます舐めとんのか、という売り口上だがそこまで言われては買わざるを得ないだろう(<え?)。

・・・売り口上?・・・そう、輸入代理店「アルコジャパン」(紛らわしい名前である<失礼)により日本でも正規に買えるのである。ちなみに筆者は1500円で購入した。



ベラモルネタのついでにこの春買ってきた「ソ連製」20年ものタバコの画像でも。中身入りだが吸っても大丈夫かどうかは知らない。買ってきたのはアストラやディモーク(煙の小指形)をはじめ軍隊でも定番の安タバコばかりなのだが、茶色い印刷バージョンのベラモルが存在したことを今回初めて知った。・・・偶々青インクがなかったので茶色インクを使った、とかの理由ではないと思う、多分。  

Posted by Yakov at 19:14Comments(0)

2009年07月03日

また下着。

 毎度のことだがこのネタが続くと来訪者がマジで激減する。だがまあ今回は単発なのでご安心あれ。





ソ連時代の民間用パンツ(男性用)。友人がこれを見て「そうそう、軍隊で将校がよくこういうのを履いていたよ。裾をまくってビキニパンツみたいに履くのが「通」なんだ・・・」としみじみ語っていたが、そんな話を聞いたからといって筆者は野外イベントでパンツ一丁になったりはしない(笑)。
それにしてもあまりといえばあまりな色と柄である。新宿辺りの怪しい衣料品店を探すとこういうのがありそうだが。

ちなみに、とあるロシアのサイトで「実物SS迷彩で作ったソ連製水泳パンツ」の画像を見たことがある。



戦後50年代のトレーニングパンツ。尻ポケットがついたタイプだが、1940年製のパンツ(友人が持っているのだ)と寸分たがわぬ構造であった。


続きは荷物到着後にでも。
  

Posted by Yakov at 18:15Comments(2)

2009年07月02日

押し売りイラスト。

 本日(この春購入した)書籍が(約半数だけ)到着した。翻訳やらなにやらで忙しいため、この前また押し付けられたイラストの紹介でお茶を濁す。









旧ブログでも紹介したがズベズダ社プラモの箱絵やOsprey出版の軍装本イラストで知られるイラストレーター、アンドレイ・カラシチュークの原画である。日本製エアガン(西部劇の・・・である)を頼まれ、何丁か郵送したのだが、その代金を絵でよこした・・・といういつものパターンだったわけだ。突っぱねれば突っぱねられたのだが原画は確かにいい絵なので・・・ううう。オークションに出すしかないかも知れぬ。





画家本人はそれなりにプロ意識の高い男で(当たり前だが)「タラワ1943」の箱絵を描いたときにはメールをよこして日本軍の装備品について尋ね、何回か書き直しをしたこともある(まあ筆者は日本軍のことなどまるでわからんので友人に見てもらったのだが)。
しかしこういう箱絵を頼まれた時、正直質問が来なくてよかった、と思う。実際ロシアのサムライマニアの方が筆者より詳しいのは間違いないだろう。

・・・本日これまで。
  

Posted by Yakov at 18:35Comments(0)

2009年07月01日

これは酷い・・・。

 そろそろミリショーやらユーラシアバザーの準備で忙しくなってきた。
今回はなんと分類してよいのか、心底罰当たりなものを一点だけ紹介する。



....Будь проклят сепаратист!

知り合いのアンティークショップに並んでいたチェチェン分離主義者の勲章。
お判りのように第二次大戦時制定のの大祖国戦争勲章(多分1985年に大量支給されたものの2級だろう)をつぶして(表面を丸々削り取って)改造したものである。かなりずさんな出来であることからさすがに91~94年の独立時ではなく戦時生産品と思われるが、こりゃあ「全ての連合軍戦死者に謝れ!」と本気で怒らなければならないだろう・・・。

さすがにこれは(心情的に)買って来れなかったので画像一枚だけでお許し願いたい。ちなみに裏面の支給番号も全て削り取られていた。  

Posted by Yakov at 18:13Comments(2)