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Yakov

2009年10月08日

鉄道・交通ネタ(12)

 そろそろモスクワ行きが近づいてきたのだが、荷物は今日も届かず。
それでも細かな用事だけは山積しているため、今日もお手軽ネタで。



現ロシア鉄道の下級職員用制帽。正式には下級~中級職員はケピ型制帽のみ着用・・・となっているのだがこのような制帽を見るとやはり制帽をあつらえている職員がいる、と考えるべきなのだろう。
ここで「下級職員用」と判断したのはプラつばの構造からで、現ロシア軍制帽からの類推である。
現ロシアでは94年以降、准士官以上の制帽つばが特殊ラッカーコーティングした革つば(旧ソ連後期の大佐以上用と同様)であるのに対し、兵下士官では(ソ連と異なり)何の凹凸もない極めて単純な板状のプラつばに統一されている、のだ。
・・・珍妙な顎ひもがどうも気になるのだが、ベラルーシやウクライナのものとは明らかに違う。まあそのうち資料が出てくる、と思って気長に待つしかないだろう(笑)。



大佐相当官以上の制帽はご覧のように本革製の汗止めにサイズ調整の紐が通してある(まあソ連将官制帽をご存知であれば当たり前の作りだが)。ただし制帽バンドが(黒ベルベットから)ただの黒ウールに変わっているのが現代ロシアらしいというかなんというか。
これまた90年代以降の規則では「上級~高級職員の制帽は"伝統的スタイル"のものとする」となっているのでソ連規格のままでもいいようなものなのだが、経費削減なのか何なのか変なところをいじられたものがあるようだ。
・・・そんな制帽に(現地の感覚では)超高価な刺繍旧型帽章を取り付けてみたが、これはこれで似合っているような気がしなくもない。

またしても資料性が希薄な記事にて失礼。  

Posted by Yakov at 17:30Comments(4)