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Yakov

2009年12月03日

続・山岳装備(2)

 予定していた小熊のミーシャネタは後回しにして(笑)、(1)でコメントをいただいた現用ロシア山岳服(?)の話題でも。



コメント欄でご紹介いただいた「黄色味の強いフローラ」というのは多分これのことだと思う。
全体的にダボッとした服で2ポケ、(空挺2ポケ服と違い)どことなくマブタのような佇まいだが、微妙に丈が長い服なのである。この服の特徴を掘り下げる前に先ず、なぜ「黄色味が強い」のかというと・・・。



何のことはない、元の色は普通の(緑気が強い)生地が風雨に晒されて黄色っぽくなっただけなのである。ただ通常の使用条件では、ここまで褪色しないのも事実であろう(復員後も使い続けでもしなければ)。



空挺用2ポケではたくし込むべき裾(しかも空挺2ポケの裾には調節紐など不要だ)も黄色く変色している。マブタ「風」の着用がされていたのは間違いない。
ま、着こなしはともかく、全体的には(細部も含め)マブタにはあまり似ていないのだが。



背中のボックスプリーツもアフガンカ以降のロシア標準型(マブタとは異なる)だが、腰の絞り紐がそのまま裾に移ったようなつくりだ。



ズボンも特徴的で腿のポケットが省かれており、(パラシュートコード切断用)ナイフポケットのような特殊なものはついていない。

・・・中古が手に入ったおかげで(日焼けのために袖や胸のワッペン跡がよくわかる)どうやら山岳部隊系の特殊な服らしいと見当がついたが、新品で持っていたら普通のフローラと勘違いし、あっさり見落としていたかもしれない(もともと筆者は現ロシア装備に疎いし)。
いろいろチェックしてみると、過酷な環境で使用される山岳系の服と考えてもそれほど見当違いではなさそうだ。
ただ、フード付きのゴルカとの使い分け(?)もしくは支給切替についての情報を一切持っていないので、気の利いたまとめが出来ないのが残念・・・っていつものことか(<開き直り)。

今回はなんとも重箱の隅をつつくような展開で申し訳ない。


  

Posted by Yakov at 17:51Comments(2)