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Yakov

2010年02月18日

調理師。

 コックだと誤解されるのでこの表題に(<考えすぎ)。正直大したネタもないのでGOST規格を中心に。









ざっと国家規格冊子のイラストを並べてみた。軍関係の某施設から入手したものだがこれ自体は特に「軍用」に限ったものではない。軍以外でも国営レストランの厨房では大体この手の服を着用したのだろう。厨房以外のウェイターや衛生管理者などはまたそれぞれの状況に合わせたものを使用したと思うが(軍の食事管理責任者は前合わせの白衣に白ピロートカが普通)。



面白いのは最後に「お勧め例」イラストが載っている点だ。ゴルバチョフ後期には「協同組合経営の食堂」などがどんどん出来てきて、国家規格外の服装が広まってきたことも関係ありそうだ。デザインは変えても基本的な部分はこの規格に準じて欲しい、という意味かもしれない。・・・ナウなヤングはあっさり外国製の服に飛びついたような気もするが。

*追記:書き忘れたがGOSTの発行年は88、施行は89~90年くらいになるのだろうか。



この服は製造年不明だが、貝ボタンがついていたりするのでそれなりに古いものだと思う。ソ連の記録写真でも結構様々な服が見られるのだが、このようなヘチマ襟は結構珍しいタイプのようだ。  

Posted by Yakov at 17:24Comments(0)