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Yakov

2010年04月26日

謎ベストの元(笑)。

 ひょっとして旧ブログで紹介したかもしれないが今や忘却の彼方。ともかく倉庫を整理したらこれが出てきたもので、ついでに紹介してみる。





ソ連の軍広報写真によく出てきたので古手のソ連軍マニアには珍しくもないものなのだが・・・。
架橋工兵(ポントゥーン担当の兵)が着る工兵用救命胴衣である。肩には肩章を模した縫い取りがあったりして彼らはほとんど「これが制服」のように着込んでおり、前はホックで締め具合が調整できるようになっている。



内側には収納ポケットが左右の前身ごろに3つずつ、背面に4つついており(<無駄な情報)ここにフロートを入れるわけだ。無茶苦茶かさばって重いのでロシアから送る時に外してしまったのだが、妙に重い綿をビニールでパックした形態であった。向こうに置いてきたのは(なぜか)白い粉がふいてたりして気持ち悪かったせいもある(苦笑)。

・・・なぜこのようなものをわざわざ取り上げたかというと、アフガン戦で兵士が勝手に作った戦地メイド装備ベストのベースは大抵これであったためなのだ。古くなったRD54などを分解してリュック本体とポケット、付属パック類をこのベストに適当に縫い付けると「便利なベスト」の完成、というわけだ。フロートを抜いたあとの内ポケットも当然活用されたものと思われる。

これ以外にも将校がコートの下に着る毛皮ライナーも使われたと思うが、夏の暑さや汚れた時の始末を考えるとやはり工兵ベストがベスト(<駄洒落ではない)なのだろう。

・・・筆者も時々「戦地メイドシリーズ」を自作しようかと悪い虫が騒ぐのだが、ベストもRD54も別に有り余っているわけでもなし、幸か不幸かまだ実行に移さずにいる(笑)。  

Posted by Yakov at 17:26Comments(0)