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Yakov

2010年07月13日

軍食堂の秘密。

 羊頭狗肉を旨とする当ブログでは思わせぶりなタイトルの時ほどネタ涸れ一発ネタだったりする。基地に掲示されているポスターで秘密も何もあったものではないが、外国人には知られていないネタ、ということでワン・プリーズ(<ひとつよろしく@米原万里)。



ロシア軍基地食堂に掲示されている兵用食堂の運用規則。材料ノルマや標準配食量のほか、食事内容について軍医のチェック、当直将校の査察、上級将校の一人は立会い試食をすべし・・・等々とかなり細かく記載されている。
また、93年印刷のものなので、制服がほぼソ連時代のままなのがわかる。
この時期には兵用食事の横流しなどが問題になっていたわけで、横目で見てむかついていた兵士も多かったのではなかろうか。規定上はかなり豊かな食生活なのだが・・・。



同じく海軍版。基本的には似たようなものだが(食事ノルマは未記載)下のほうに明らかに待遇の異なる「将校食堂」(船舶要員)イラストが載っているのが興味深い。



特に解説も不要だろう。野菜調理法の図解。



同じく魚。標準的な捌き方のほか、ヒラメやら棘の多い魚やら特殊例が別建てになっている。



同じく食肉。規定通りに食卓に供されているかは神のみぞ知る・・・。



各種ソースの分類、基礎調理法。さすがはヨーロッパの国(<英国除く)、料理ごとに実に豊富なソースが規定されている。ウスターソースかケチャップばかりジャバジャバぶっ掛けておしまい!なアングロサクソン(&その属国)とは違うのである。



オーブンとその他加熱器の基本。軍用ゆで卵器、シャシュリク台など面白い図解が見える。

・・・もちろん細かい規定はハンドブックになっているので、こういう掲示用ポスターはむしろ「装飾」の一部なのだと思う。コックが調理中にいきなりポスターで手順を確認しだしたりしたら食事するほうは不安でたまらない(笑)。
  

Posted by Yakov at 17:27Comments(0)