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Yakov

2010年08月03日

交通ネタ(18)

 今回は紙もの中心に。
現在モスクワでは空港の増改築と機能変更が相次いでいて国内便・国際便とも出着ターミナル変更、移動交通機関選択など非常にややこしい。それに引っ掛けたわけでもないが、かつてのモスクワ交通事情を温故知新で。





40年代末発行のアエロフロート国内線の路線案内。回を改めて紹介するがこの時期はアエロ会社の制服変更が短い間に何回もあり、マニア的には非常に面白い時期である(政治的には戦後の大粛清もかぶってくるが)。
長距離飛行が普通になったソ連後期には俗に言う「隣の共和国(首都)に飛ぶには一度モスクワに行った方が早い」一極集中が進んでくるのだが、この頃はまだ飛行機の航続距離の問題もあり、乗り換え乗換えでいくつかのハブ空港が活用されていたのがわかる。



豪華なカラー印刷は長期間再利用されるので挟み込みでモノクロ(インクは青いけど)時刻表が入っている。これは1949年4-10月のモスクワ発着便のもの。当時はフヌコヴォ、リュベルツィ、ブィコヴォ、オスタフィエヴォの4空港が利用されており、地下鉄の路線がまだ未発達だった時期なのでバス移動が推奨されていた。
・・・注意書きに、「軍への緊急招集の場合は追加料金で鉄道切符から変更可能」とあるのがまた「冷戦真っ只中」という感じである。





時代は下って1976年のモスクワ各空港案内。この頃はもうシェレメーチェヴォ(第2空港はまだないが)ができており、これとブィコヴォ、フヌコヴォ、ドモジェドヴォでやはり4つの空港が利用されていた。
裏面の交通路線図を見ると、ЦСКАスタジアムに程近いエア・ターミナルも活用されていたのがよくわかる。  

Posted by Yakov at 17:35Comments(0)