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Yakov

2010年08月11日

夏の軍装(2)

 世間のしがらみ・・・も明日早朝の成田見送りでお役御免なのだが、今日一日は疲労の極みでこの時間+簡易更新で失礼。



昨年12月に無記章の服を紹介したかもしれないが、今回また同裁断で大佐階級章つきの上下を手に入れた。「涼しげな色」はしているが生地は厚く、着ていると地獄のように熱を持つ「熱帯地着用不可」なロシア・ソ連の典型的な夏服だ。肩章は白無地に赤線をミシン取り付け・・・と自作には結構難易度の高いものがデフォルトとなっている。



多分旧ブログで紹介したソ連軍将官の白ダブル服(熱帯地の駐在武官常勤服)に合わせられそうな将官制帽を入手した。まあこの一世代前なら70年代民警夏用白制帽の帽章とボタン、顎紐を取り替えて誤魔化せそうだったのだが(笑)。  

Posted by Yakov at 22:26Comments(2)

2010年08月10日

交通ネタ(20)

 世間のしがらみで2,3日忙しくなるので本日は早めに更新しておく(普段こんなことはしないのだが)。





まずは紙ものから。1951年のモスクワからモスクワ‐ヴォルガ運河で海に出る遊覧船案内。筆者が記念日に利用したモスクワ市内クルーズとは桁違いの21時間30分たっぷり使った豪華コースだ。
特等~4等の5段階で値段も最大4倍くらいの差があるが、一番安い席で42ルーブル40とあまりお気軽に行けるものではない。
そういえば裏面に国営保険会社の旅行保険の広告が入っているのがちょっと面白い。・・・たびたび旅客が行方不明になってたりして(<趣味の悪い冗談)。



ひょんな偶然から手に入れたペナント。労働組合のものだが、海運船員と河川艦隊、一緒の組合に加入していた・・・ということをこれで知った。まあ考えてみれば(昔で言う「産別」だから)別に不思議ではないのだが。



民間商船(モルフロートの方)中級管理職の帽章だがコイル刺繍が全然別のものになっている。バイヤーによると船員自身が海外で予約した特注品らしい(バルト三国か東~西独あたり?)。  

Posted by Yakov at 14:43Comments(0)

2010年08月09日

五輪小物。

 ミリショーが終わっても雑用でバタバタしている。ああ体力が・・・。
それでもなぜか体力が資本の五輪ネタなのだ。



50年代からあるようなデザインだがモスクワ五輪記念のコップ敷きとスプーン&ナイフ(多分フォークは以前入手している)。
メルヒョール(真鍮に似た合金)に銀メッキのレトロデザインである。



必ずしも五輪に限ったものではないが、国際スポーツ大会でウェア(レスリング用ランニングとか)の胸部に縫い付ける国家章。
戦中・終戦直後の構成共和国11個時代のもので、かなり手の込んだ絹地刺繍なのだ。



モスクワ五輪の飾り皿。友人が近所の人からもらった品でなかなか気に入っているのだが今回輸送中にちょっと欠けてしまい修理跡が残ってしまった。

・・・ロシア郵便の一日も早い再国営化を願ってやまない。
  

Posted by Yakov at 17:31Comments(0)

2010年08月09日

民警補助員(3)

 日付が変わってしまったがミリショーも無事終了、凍えそうな(メンタル面含む)状況から気を紛らわすため邪悪な宴会で痛飲をしてしまった。そんなわけでまた簡単に。



ソ連民警補助員の10年勤務章と思う。さすがに60年代で「補助員制度」が10年目ということはありそうにない(笑)。



これまた変則的な腕章。革命直後のモスクワ市民警補助員腕章も複雑な階級システムを反映した特殊なものだったが、配色的にこれと少し似ていた(ただしモスクワの紋章:馬に乗った聖ゲオルギーが着いていた)。  

Posted by Yakov at 00:24Comments(0)

2010年08月07日

交通ネタ(19)

 本日も地獄のように寒々しいミリショーから無事帰還した。明日は凍死せぬよう注意しないと・・・とネガティブな前置きから始まる雑記ネタである。





民営化後のロシア鉄道の型押し入り皮製ケース。珍妙な形状(とにかく細長い)からノベルティーグッズとかではなく「運行表」とかをしまう業務用ケースなのだと思う。



ソ連時代の鉄道客車(木製)から剥ぎ取られたと思しき金属製(ブリキ)国章。売る方も売る方、買う方も買う方だとは思うが、あればあったでやっぱり買うと思う、マニアなら(<明らかに他人を巻き込もうとしている)。



残念ながらソ連時代のものではないが鉄道の・・・以下同文。  

Posted by Yakov at 22:30Comments(2)

2010年08月06日

電化製品(5)

 本日はミリショー搬入作業のため以下略。そんなこんなで簡単に「受信系」を。



(4)の続きで小型4石トランジスターラジオ「ユーノスチ」。これが「若さ」か・・・とかじじいヲタボケをかましている場合ではないのだがついやってしまう。申し訳ない。
ラジカセが普及する前は若者のキャンプや小旅行の友といえば小型ラジオであった。ナウなヤング(以下略)。







80年代の白黒テレビ「レコルド」(ロシア語発音的にはレコルトだが便宜上)のインスト。配線図とかきちんと表記されているのはソ連製標準だが、裏に(多分無償)修理用のチケットが手押し印鑑つきで付属している。コンセントをまめに抜かないと火を噴く、と散々言われ続けたソ連製テレビだが、とりあえず「まめな修理が必要」ということは当局も承知していたようだ。
ま、放送システムがPAL-SECAMなわけで、さすがにソ連製テレビを実用したいとは思わないのだがもし「ガワ」だけ手に入るならちょっと欲しい(笑)。  

Posted by Yakov at 19:45Comments(0)

2010年08月05日

夏の軍装(1)

 ・・・戦地の写真を紹介して「パンツ一枚でも軍装だ・・・」とか強弁するネタではないのでご安心あれ。普段よりはまじめな軍装ネタだと思う、多分。



ベージュ色のパナマだが、日光で日焼けして褪色した・・・とかではなく生地も非常に薄手な特別製である(ポプリン様の綿混紡)。画像では適当に陸軍用の記章を付けているがベンチレートホール縁が糸かがりであることから60年代製と推定され、66年制定(以後順次微細改定)のソ連海軍沿岸防護夏服の一部と思われる。
・・・昨年12月26日更新分の薄手熱帯用ズボンの画像を参照願いたい。



5~60年代の陸軍熱帯用半袖は以前にも紹介したと思うが、これは肩章が面白い。工場での製造段階で上級軍曹の黄色い階級が縫いこまれているのだが裏のサブデュード生地には階級ラインがない。あとで自分で足すのだろうか・・・?

  

Posted by Yakov at 16:39Comments(0)

2010年08月04日

馬具(2)

 今回は「馬ネタ混合」、という感じでほぼ雑記風になってしまうが・・・。







軍馬の鞍に取り付ける小型カバンの戦前型。2つ連結されているのが本来の形だが、なぜか切り離された形で出てくることが多い。大戦初期の混乱期、物資不足で出来合いの装備を改造、配備した・・・という可能性もありそうだ。その頃には労働者民兵、義勇兵に有象無象の保管兵器(多くは外国製の捕獲品など)が配布されたので「偶然」何かのマガジンにサイズが合致したのかも。



以前にも旧ブログで紹介したかもしれないが、軍馬の鞍下に敷く礼装用シート(日本語ではアオリというらしいが)。ソ連時代・クレムリンガードの騎兵部隊が使用していたものも同型で、現代の大統領警護隊や騎馬警官はほぼ同デザインで赤星のみ双頭の鷲に変わっている。

  

Posted by Yakov at 17:06Comments(0)

2010年08月03日

交通ネタ(18)

 今回は紙もの中心に。
現在モスクワでは空港の増改築と機能変更が相次いでいて国内便・国際便とも出着ターミナル変更、移動交通機関選択など非常にややこしい。それに引っ掛けたわけでもないが、かつてのモスクワ交通事情を温故知新で。





40年代末発行のアエロフロート国内線の路線案内。回を改めて紹介するがこの時期はアエロ会社の制服変更が短い間に何回もあり、マニア的には非常に面白い時期である(政治的には戦後の大粛清もかぶってくるが)。
長距離飛行が普通になったソ連後期には俗に言う「隣の共和国(首都)に飛ぶには一度モスクワに行った方が早い」一極集中が進んでくるのだが、この頃はまだ飛行機の航続距離の問題もあり、乗り換え乗換えでいくつかのハブ空港が活用されていたのがわかる。



豪華なカラー印刷は長期間再利用されるので挟み込みでモノクロ(インクは青いけど)時刻表が入っている。これは1949年4-10月のモスクワ発着便のもの。当時はフヌコヴォ、リュベルツィ、ブィコヴォ、オスタフィエヴォの4空港が利用されており、地下鉄の路線がまだ未発達だった時期なのでバス移動が推奨されていた。
・・・注意書きに、「軍への緊急招集の場合は追加料金で鉄道切符から変更可能」とあるのがまた「冷戦真っ只中」という感じである。





時代は下って1976年のモスクワ各空港案内。この頃はもうシェレメーチェヴォ(第2空港はまだないが)ができており、これとブィコヴォ、フヌコヴォ、ドモジェドヴォでやはり4つの空港が利用されていた。
裏面の交通路線図を見ると、ЦСКАスタジアムに程近いエア・ターミナルも活用されていたのがよくわかる。  

Posted by Yakov at 17:35Comments(0)

2010年08月02日

電化製品(4)

 今回はラジオを。





オリンピック402の色違い2種。80年ごろの製品なので材質はプラスチック(ABS系)。茶色いからといってさすがにベークライト製ではない(笑)。
ごく普通のラジオなのだが、(偶然)現代民警のモトローラポーチに何とか入るサイズなので洒落でぶち込んでみると面白い。9v角電池で作動するのでとりあえず「実用品」といえると思う。



ズベズドーチカ(星の指小形)。商品名は「お星様」とかそういう感じだろうか。真っ赤な成型色がナウなヤングにバカうけ・・・という感じだ(<このフレーズはもう10回以上使っている気がする)。
同じく9v角電池使用。

「受信系」はまだ続く。


  

Posted by Yakov at 17:38Comments(2)

2010年08月01日

商業系(10)

 バタバタしているので簡単なバッジネタ+紙もので。







妙に画像が小さいが、現物も4X6cmくらいの豆本なのだ(国立出版局47年発行)。「消費者覚書」という題名で表紙は厚紙、中身は薄手の中質紙で結構なページ数がある。
内容的には「読書週間」的なスローガンや広告的なものとともにモスクワの専門書店の住所が載っており、医学書ならここ、ポスターや美術書の専門店や切手コレクターのためのコレクションショップなどかなり充実した「広告冊子」なのだ。
・・・正直、現代版が欲しいところである(笑)。



左上は以前にも紹介したような食料品店のヴァリエーション。その下は国営百貨店(第一?)と思うが細かい同定はできていない。右はウクライナ共和国通産省のウクライナ保養地商務局のバッジ。いちいち商店の所轄が違う、というのがまた面白い。



左上はモスクワ生地販売店のもの。当然のように商業総局と仰々しい名前が書いてある。その下はモスクワ家庭電気製品販売所。右上は販売総局モスクワ州委員会のバッジ。
その下は・・・。мтурсрと店名?が書いてあるが、残念ながら「洋品店」であろうこと以外はよくわからない。言語からしてウクライナかベラルーシのものらしいが・・・。

  

Posted by Yakov at 18:25Comments(0)