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Yakov

2010年09月20日

熱帯服(6)

 旧ブログで散々紹介した海外派遣用(国連や駐在武官)の制服だが、ちょっと補足を。





アフガンカによく似た裁断だが生地はソ連・ロシアが90年代前半まで使っていたものと同一である。最初のうちはいよいよアフガンカのコピーが出回ってきたか、と思ったのだが在中央アジア某共和国の知人から「リップストップ生地のアフガンカを海外派遣ロシア軍が使用しているらしい」と聞いてネット検索してみたところ・・・。向こうのフォーラムで早速画像を発見した。それはこれよりやや白っぽいリップストップ生地でボタンが現用英軍式の二穴紐止めタイプ(正式名不明につき仮称で失礼)なことを除けば(概ね)アフガンカではないか・・・。
そんなことからこの服もその一世代前の(2000年代初頭)海外派遣服だという可能性が出てきた。今度また現地で情報を仕入れて来ようと思う。
アフガンカとの主な違いはエポレットにスリッポン型供生地階級章がつくこと、ズボンの下端にブーツ用ストラップが一切ないことくらいだろうか。



ついでに熱帯用女性ワンピース制服も。1992年タイプで襟の裁断がロシア軍(男性)ブルゾンに似た形状になっている。これが94年制服では上襟より返し部分の幅が広いロシア女性制服独特の襟に変わっていくのだ。  

Posted by Yakov at 16:36Comments(6)