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Yakov

2011年02月08日

公式贈答品。

 この辺は表題に苦労して仕方ないが・・・。今回は軍と保安機関のものを少々。



いつもの「とある国防省施設」でもらってきた外国軍系訪問使節団に配られたソ連軍の記章セット。もちろん不用品なのでもらったわけで、筆者がそんなステータスで訪問したわけではない(笑)。
これ以外にも何種類かあったが、基本的に余剰物資を適当にまとめたものなので「兵用技術等級バッジ」などは七宝が入った初期ロット(この写真ではマスタークラスと1級)、エナメル塗装の後期ロット(同2級3級)がペアで配られたりしたようだ。





同じく兵下士官用の袖パッチ詰め合わせ。なぜか海軍歩兵用のみ初期の刺繍ロットが封入されていた。台紙裏面、英文表記のところだけ撮影したが、パッチで隠れて見えない部分はロシア語表記でパッチの種別が解説されている。・・・ちなみに英露表記を対照してみると対応関係が結構間違っているのがご愛嬌(編集段階でずれたらしい)。



FSB寄贈の記念ヴィムペル(ペナント)。当ブログにコメントをいただいた某氏のブログにも同じものが載っていたが、長辺が1メートル以上と無茶苦茶大きく、おまけに毛足の長い絨毯のような材質で重さも馬鹿にならない・・・。
これは以前紹介した「自家用塹壕の家」の主人のものだったのだが、その家でついうっかり「すごいねえ」と感心していたら(欲しいとは一言も言っていない)同行した友人が「気を利かせて」貰ってくれたのである・・・(ッテソンナツモリマッタクナタッタノニ…送料ドウスリャイインダヨ…)。ロシアではめったなことをいわない方がいいのかもしれない。  

Posted by Yakov at 16:56Comments(0)

2011年02月07日

通信・電話局(7)

 今回はようやく入手した郵便・電話局の制服ネタでも。





70年代くらいの女性用内勤制服。襟章はついていなかったのだが最下級職員は襟章を省いていたのか退職後取り去ったのかはよくわからない。サイズが極めて小さかったのだが、食糧事情の悪かった世代の小柄なお婆ちゃんの着ていた制服と考えるのが自然だろう。小柄な女の子が着ていた(icon06)・・・などと妄想を膨らますには筆者、あまりにもじじいなのである(嘘)。



以前借り物画像を紹介しただけだったので袖章のアップも載せておこう。複数のウール生地を組み合わせているのでちょっと剥離してしまっている。





番号が印字された電報用の小型合皮カバン。ただの番号入りのカバンにしか見えないのだが、ボロ市で売っていた主人の品揃えが「郵便箱からはがしたソ連国章」とか「郵便局警備員記章」、「職員表彰状」など関係グッズばかりだったのでまあ信じておこうと思う。  

Posted by Yakov at 17:01Comments(2)

2011年02月06日

スポーツウェア(3)

 本日はミリタリー以外の「趣味のイベント」にて以下略。また邪悪な改造素材を買い込んでしまったので後が大変である(苦笑)。
今回は勤務用のスポーツウェアか贈答品か判然としないものを。





胸にくっきりとソ連軍の表示があるトレーニングシャツ。91年秋、エストニア製という非常に微妙な時期のTシャツだ。ソ連軍のトレーニングウェアは半年前に紹介したのだが、ソ連では海外の視察団に妙な贈答品を配る習慣があるので「兵隊用」か「軍内部の競技会用」、「贈答品」か正直不明なところがある。



製造は86年、ロシア地域の工場で作られたソ連軍意匠のトレーニングシャツ。昔同じシンボルマークのベースボールキャップを紹介したと思う。

・・・写真を撮り忘れたので後日改めて紹介するが、ソ連軍の帽章やボタンを解説つき(英露対訳)の台紙に貼り付けた「装飾用パーツ詰め合わせ」のような使節団お土産も今回購入した。
贈答品特集はまた近々再開しようと思う。  

Posted by Yakov at 23:13Comments(0)

2011年02月05日

修理工具

・・・こんな題名なので、もしや武器系のネタ?と思われた皆様には申し訳ない。
以前から軍服の修理教本の類を買い溜めてきたのだが、それに関連した(無茶苦茶重い)アレをつい買ってしまったのだ。



ブーツ修理用の金床と工具セットである。太い丸木に分厚い鉄板がついた金床も重いのだが・・・。



1962年製の軍用工具キット。中身は無論、金物の塊である。送料も馬鹿にならないのだがフルセットというのはやはり魅力なので・・・。靴の修理スキルを身につけようというつもりは今のところないのだが、先のことは分からない。





1953年版のソ連軍被服修理マニュアルだが、前半はすべて靴修理の項で占められているのだ。とりあえずマニュアルにある工具はコンプリートしたので釘や接着資材、蝋引き糸などを買い揃えれば(理論上)大抵の靴修理は出来るはずだ(ちなみに未使用のソールや滑り止めも買いだめてある)。

まあ今のところは単なる「コレクション」ということで(笑)。  

Posted by Yakov at 16:31Comments(3)

2011年02月04日

再びピオニール(5)

 今回も制服ネタで。



軍もの専門のキオスクに埋もれていたピオニール制服。サマーウールのような無漂白生地で出来ており、4~50年代のものらしい。襟が外された跡があるが、女児用学童制服(ワンピース型)とか軍用パジャマの襟にあるような綿製の替え襟を縫い付けても別に不都合はなさそうだ(いや、自分で着るわけではなく「コンプリート状態」にするのが性なのだ)。
袖のパッチの上にあるループには赤星型の階級章がつく。80年代の透明プラ製階級章(ボタンのように縫い付けるタイプ)は持っているのだが、この時代の赤星はどのような材質だったのだろうか・・・。



この辺はいちいちバリエーションを挙げていくときりがないのだが、ピオニール用ピロートカの別パターン。上は(4)で紹介したピオニールキャンプ指導員服とそろいのもので下は割りとよく見られるタイプだ。
ちなみに、ソ連製ジーンズと同じデニム生地の略帽もかなりメジャーである。  

Posted by Yakov at 16:56Comments(0)

2011年02月03日

再び靴ネタ(13)

 今回もソ連の短靴をいくつか買い込んだのだが、いつもの軍基地ルート以外でまた特殊なものを見つけたのでボチボチと紹介していこう。





靴自体は50年代以降トルケスタン軍管区で使われ続けている熱帯短靴に準じているのだが(靴底から見て80年代製)インソールが「シークレット・ブーツ」的な上げ底ハイヒールになっているのが謎。工業規格品なのか器用な職人に外注したのか実に微妙な仕上がりであった。



86年製の編み上げだが、上質の型押し革といい、硬質スポンジ底といい高級将校用のような出来である。これと同型の底は内張りに毛皮が張られた70年代の俗称「将官用冬ブーツ」位でしか見たことがない。ちなみにそのブーツはクローム革製だ(大昔に旧ブログで紹介)。
80年ころにはジッパー式の型押し本革将官冬ブーツというのが常用されるようになるが、その3シーズン用、あるいは大佐クラスの特製品かもしれない。  

Posted by Yakov at 18:15Comments(0)

2011年02月02日

続・近隣国(28)

 今回もちょっと変わった友好国ネタを。





友好国というかほぼロシア内共和国というか・・・グルジアから独立したアブハジアのМЧС:非常事態省のパッチ。カザフスタンの非常事態省記章も持っているが、CIS内は基本意匠が同じなので似たような印象を受ける・・・というか、それにしてもこれはあまりに似すぎている。・・・そういえばアブハジアはCISに加盟したのか?それとも「ロシア」と考えるべきなのか?



左は同じくアブハジアの帽章で、クラウンの方につけるものらしい。バンドにはおそらくロシアに似た楕円形の帽章がつくと思うが、それはまだ入手できていない。三色旗ではないので色分けはどのようになるのだろうか・・・。
右はウズベクの帽章だと思うが詳細は不明。



アブハジアの親衛部隊章・・・といわれればしっくり来るデザインだがなぜ「ベテラン」の文字が入っているのかよくわからない。同じようなデザインの「現役用」があるのだろうか??  

Posted by Yakov at 17:38Comments(0)

2011年02月01日

度量衡(2)

 (1)から一年も経ってしまったが、また測定器・秤のネタである。



家庭用の5kg用上皿秤。メーデー記念の意匠になっているが、特に贈答品とかではなさそうである。製造年も不明だが戦前のものだろうとは思う。



皿の横にあるネジを調整して0点を合わせる形式だが何かしら皿を載せないと0gには合わせられないようだ。例の国防省皿が重さ的にちょうどいいのだが破損が怖い。適当な金属皿を持って来ようと思う(・・・って使うのかよ)。



見れば見るほど質実剛健、細部など軍艦の備品のような佇まいである。惜しむらくは「家庭用」というところで・・・。軍基地や市場で見かける例の大型秤が手に入るのはいつになるだろうか・・・(<しつこい)。  

Posted by Yakov at 16:54Comments(0)