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Yakov

2011年09月05日

服飾小物・ネクタイピン

 ソ連のタイピンというと真鍮製で星とストライプをあしらったもの(1975年式)を思い浮かべる方が大多数だろうが、ソ連から現ロシアの「公務員」用グッズが溜まってきたのでまた淡々と紹介していく。



一番上がソ連の初期型ネクタイピン。規定集に詳細なイラストが登場するのは74年版からだが60年代末にはもう存在していたようだ。旧ブログでも書いたが、一部高級将校は貴石の類を正式ピンもしくは市販のタイピンにはめ込んだ「半私物」を愛用していた。
真ん中は75年式タイピンにロシア戦車兵兵科章をロウ付けしてあるのだが、この兵科章自体既製品ではなく工房に外注したものなので「個人的改造品」とは少し異なるようだ(部隊単位で発注か?)。
下は現ロシアの初期によく(PXで)売られていた「モールド抹消」タイプ。まあ手間も費用もたいしてかからないのだが、別に気にせずそのままソ連軍用を使い続けた将校も多かった。



上から軍建設部隊、内務省(民警型)、税金警察のタイピン。このようなシンボルマーク入りのものが階級問わず現ロシアの主流である。



「公務員」系の主だったもの(無論これ以外にも大量にある)。上からスペツスヴャージ(機密文書吏)、法務局(廷吏含む)、国家環境保護局、技術査察官新型、ロシア鉄道、技術査察官旧型(ソ連型に近い)。ロシア制服マニアになってしまうとこういう小物をいちいち買い揃えたくなるのが地獄である(特に着用が義務付けられているわけではないが普及率が結構高いのだ)。



これも正式採用品ではないのだろうが、今PXで売れ筋(特に将官級)の金メッキタイピン。兵科章~国家章入りのものはある意味全階級共通なので無理繰り高級感を追求するとこういうものが欲しくなるのだろう。そういう筆者も見たら欲しくなった(笑)。  

Posted by Yakov at 17:12Comments(2)